挿入式超音波流量計 ULSONA(ウルソナ)
・センサー本体は、オールステンレス製(シャフト径Φ42)で、ボール式補修弁、サドル分水栓(Φ50)より設置可能です。
・不断水でゼロ校正、着脱が簡易に行えます。
・メンテナンス用のバイパス管が不要で、設置コストの低減に寄与します。
・計測範囲:流速0.003mm/sec~20m/sec 計測精度±0.5RD(流速0.5m/s以上)
・両方向(正負)計測可能(標準)で、コントローラーにエコーグラフ表示機能を搭載してあり、超音波の強弱を確認可能で、安定的な計測をさらに充実させています。
- 超高分可能 低流速感知:0.003m/s!
- 高精度 流量精度±0.5%RD(流速0.5m/sec以上)!
- 既設補修弁に設置可能!
- 通水したまま「ゼロ点校正」が可能!
- 流速計測範囲:0.003m/sec~20m/secで夜間最小流量の継続監視等、配水小ブロック管理など漏水防止対策の推進をサポート致します。
- オールステンレス製(センサー部)、接水部はSUS316製で可搬式でも御好評いただいています。
- DF型給水栓付急速空気弁の空気弁の代わりに、本流量計を組付けることにより「給水栓付流量計」としての使用が可能です。
- 対応パイプ口径 80A~1000A
設置イメージ図
独自の計測アルゴリズムにより一段と高精度化されたウルソナDTシリーズ
- 不断水で設置!
- 計測範囲:流速0.003m/sec~20m/sec
- 精度:±0.5%forRD 流速0.5m/sec以上
- 通水状態でゼロ校正可能!
- 正・負標準計測(瞬時流量、積算流量共)
- 適用パイプサイズ ULSONA DT-1Φ75~Φ300 DT-2Φ350~Φ450 DT-3Φ500~Φ2000
- 標準仕様 流量計本体 材質オールステンレス製SUS316(挿入部)、SUS304(その他) 計測範囲:流速0.003m/sec~20m/sec 精度:±0.5%RD(読み値) 対象口径:75A~2000A 設置型式:フランジ、サドル分水栓50、口金町野65A 挿入ロッド長:御指定 (300mm~2000mmの範囲) ケーブル:専用ケーブル10m標準及びコネクタ付 重量:約10Kgロッド長による 測定流体:水、超純粋他 防水性能:IP68 動作温度:0~55° オプション:エア抜き弁等 コントローラ 型式:壁掛け型ABS樹脂又はアルミダイキャストW270xH170xD60 表示部:7インチカラータッチパネル 波形表示 操作:タッチパネル方式 設定:演算、断面積、流量補正、時定数、不感帯設定 自動調整機能:ゼロ点調整(オートチューニング) 伝送出力:4-20mA、積算、アラーム データ保存:microSDカード(2Gb標準)付 電源:DC24V(DC9-DC26V 電池駆動可) 消費電力:約10W以下 重量:約1.6Kg 防水性能:IP65相当 動作温度:-5~55° オプション:電動挿入機ウィンチ(高圧用)、バッテリー、キャリーケース(ポータブル用)
特徴1 設置コストがかからない
- 既存の補修弁(サドル分水栓、口金町野)に取付ける場合、断水や工事も不要で簡単に設置できるのが最大の特徴です。
特徴2 調整・校正の容易さ
- 設置されたウルソナDTの調整・校正はすべて自動化されています。
- 面倒な調整や校正作業もユーザーがコントローラのタッチパネルを操作するだけです。
特徴3 最新の超音波テクノロジーで高精度
- 最新のテクノロジーによりトランジットタイム計測精度は飛躍的に向上。流速分解能が0.003m/secという業界最高レベルの分解能を持ち、微小流量まで正確に測定することができます。
特徴4 設定
- 測定に必要なパラメータの設定は指示部のLCD画面を通して対話式で簡単設定。
特徴5 温度測定機能
- ウルソナDTは水温計測機能も有しています。
- ±1℃の精度で常時温度監視も可能です。(標準機能)
特徴6 充実した入出力
- パルス:正方向流量パルス、負方向流量パルス、エラー出力
- アナログ:流量(4-20mA) 流体温度(DC 1-5V)
- データ保存:microSDカード(CSV型式)
- コンピューター通信:Modbus 監視システムに直結できます。
特徴7 バックアップ機能
- ウルソナDT-2又はウルソナDT-3の場合、センサーに異常があっても残りのセンサーで計測を継続できます。
カタログPDF
価格表
ULSONA取付手順
設置前
- 輸送時の木枠梱包を解体、外観等、目視チェック。
- コントローラとセンサーのラベル型番をチェック
- センサー設置の20分~30分前に、コントローラをバッテリーに繋いでおく(可能な場合)。
- センサーシャフトに挿入位置をマーキング。
設置
- センサー検出端をアタッチメントに収納したまま所定設置場所(フランジ又はサドル)に移動。
設置位置にセンサーを運ぶ - センサーを設置場所に移動したら、次亜液でセンサー挿入部を消毒。
※次亜液(希釈目安0.5ppm~0.8ppm)
センサー消毒 - センサー取付前に、「補修弁又はサドル分水栓」=以下、「元弁」という。「元弁」の全閉確認とパッキンがセットされているかを確認後にセンサーを取付。
※フランジの場合、M16ボルト=トルクレンチ60Nmで締める。(カチッと音が鳴るまで)
※サドル分水栓の場合、ネジを手で固くなるまで回し、最後に専用レンチでしっかり締め込む。
センサー取付 - センサー取付後、(設置作業中の)センサー飛出し防止用バンドを巻く(アタッチメント又はフランジのアイボルトとセンサー上部コネクションボックスハンドルに巻く)。
センサーにバンドを巻く - 「元弁」を開き、漏水の有無の確認と、封水フランジ(又はコック操作)のボルト(4本)を緩めてエアー抜きを行い、エアー抜きが終われば、封水フランジボルト(4本)を締めて「元弁」を全閉する。
エアー抜き - センサーアタッチメントに水を充填した状態で、エイジングを約30分行う。
エイジング - エイジング中にセンサーをコントローラに接続し、センサー異常がないか確認。
AB緑(エコーチェック) - コントローラに必要情報を入力し、エイジング終了後、静的チューニングを行う。
チューニング - 「元弁」を全閉状態から全開にし、封水フランジボルト(4本)をシャフトを上下できる程度に緩め、センサーシャフトを徐々に挿入し、予めマーキングしたシャフト位置が封水グランドまで到達したら、水の流れ方向と配管(配管が目視できない場合はフランジボルト位置とハンドルが平行か)とコネクションボックスバンドルが平行になっているか確認し、封水フランジボルト(4本)を締める。
計測位置にセンサーセット - 計測位置にセンサーが設置できたら、センサー固定金具(シャフト抜出し防止処置)を取り付けて、センサーの設置完了。
固定金具取付
※試運転の際、専用ケーブルを通線する電線管の口径を出来るだけ余裕のある物に選定頂くことを要指示。(通線管が90度曲がり等あれば、管口径がタイトの場合、通線できない恐れがあります)