【目 次】

  1. 遠隔監視システム 挿入超音波流量計ULSONA
  2. PDFカタログダウンロード
  3. 既設インフラを活用した「不断水工法」。断水リスクと付帯コストを最小化
  4. クラウド遠隔監視システム 機能・仕様要目
  5. ULSONA UTY 残塩計付流量計

 

次世代へ繋ぐ、持続可能な水インフラの構築。「計測」と「クラウド」の融合

水道は、日々の暮らしと生命を支える最も重要なライフラインです。しかし、人口減少や熟練技術者の不足により、その維持管理は転換期を迎えています。
私たちは「計る、守る、くらしの明日」という理念のもと、現場の堅牢なセンシング技術と、最新の「ULSONAクラウド」を融合させました。
地下のインフラ情報をデジタルデータとして可視化し、時間や場所の制約を超えて未来へ繋ぐ。限られたリソースで最大限の保全効果を生み出し、人々が暮らす明日の街へ、安全な水を安定供給し続ける体制づくりに貢献します。

夕暮れの街並みを背景に、ノートパソコンを開いた女性技術者が微笑んでいるイラスト。配管設備から伸びた光のデータストリームが、上空のクラウドアイコンを経由してパソコンへと繋がり、アナログとデジタルの融合を表現している。キャッチコピーは「繋がる、明日へ。」。
ビジョン(目指す未来)実現手段(ULSONAクラウド)
「計る」高精度センシング
過酷な現場環境でも、正確な流量データを絶えず取得します。
「守る」クラウド遠隔監視
どこにいても異常を即座に検知。迅速な対応でライフラインを守ります。
「繋ぐ」持続可能なインフラ
データを蓄積・継承し、次世代へ安全な水インフラを繋ぎます。

超音波の力で、水の未来をスマートに。電気のない場所でも動く水管理モニター「ULSONA」

ULSONA流量計の特徴概要
・稼働中の配管に直接超音波センサーを挿入する超音波式流量計。外部環境に左右されない独自アルゴリズムで、微小な漏水も正確に捉えます。
・接水部は耐久性に優れたオールステンレス製(SUS316)。過酷な現場環境でも長期間、安定した計測を維持します。
・最大の特長は「不断水」での設置。「サドル付き分水栓・フランジ(Φ75/Φ100)・口金町野65A」の3パターンに対応し、断水工事にかかる莫大なコストと手間を削減します。
・面倒なパラメータ設定や校正は自動化。専門知識がなくてもボタンひとつで操作でき、現場の省人化に貢献します。
・流量・流速に加え、水道法改正で重要視される「水温・水圧・残留塩素濃度」の多点同時計測に対応。クラウド監視への拡張も容易です。

超音波で流量を測る「ULSONA」の紹介画像。太陽光発電と蓄電による完全オフグリッド運用を表現。
特徴どんな機能?うれしいメリット
完全オフグリッド電気のない場所でもそのまま動く面倒な電線の工事が必要ありません
クリーンエネルギー太陽の光で電気をつくる電気代がかからず、環境にも優しいシステムです
安定稼働バッテリーに電気をためておける天気が悪い日や夜でも、休まずしっかり動き続けます
地球にやさしい自然の力を活かしたエコ設計CO2(使用中)を出さないため、自然豊かな場所への設置に最適です

住民サービスを維持したまま導入可能。不断水設置で実現する、低コストな遠隔監視体制

現場巡視の削減と人手不足対策に貢献するULSONA流量計。その最大の特長は、断水による住民への広報や、大規模なバイパス工事が一切不要な「不断水(ホット・タップ)での後付け設置」です。
既設の配管設備をそのまま活用できるため、導入コスト(CAPEX)を大幅に抑制。限られた予算内でクラウド監視システムを構築し、毎日の計測業務を確実かつスマートに効率化します。

稼働中の水道管に、水を止めることなく専用機材でULSONAセンサーを取り付けている工事風景。「住民生活への影響ゼロ」と「低コスト導入」を両立する不断水工法の施工イメージ。

遠隔監視システム 挿入超音波流量計ULSONA

過酷な地下ピットから広がる強靭な監視網。完全防水モデルが支える漏水対策

管路網の有収率向上には、環境の厳しい地下施設を含めた網羅的な監視網の構築が急務です。オールステンレス製でIP68の防水性能を持つ「ULSONA LT」は、水没リスクのあるマンホール内や既存の補修弁・サドル付分水栓へ安全に設置できます。
地下の悪環境下でも高精度データを「ULSONA CLOUD」へ確実かつリアルタイムに送信。大規模な改修工事を不要とし、費用対効果の高い漏水監視体制の早期確立に貢献します。

水が溜まったマンホール内部でも稼働し続ける、オールステンレス製のULSONA LT流量計。IP68の完全防水性能を示した設置イメージ。

5つの重要指標をリアルタイム監視。初期投資を抑えた高機能IoTシステム

項目仕様・特長
計測項目瞬時流量、瞬時流速、正積算流量、負積算流量、水温(標準) の5項目を同時計測(※オプション水圧、残留塩素濃度)。
サンプリング間隔最短1分間隔から設定可能。急激な流量変動も逃さず記録します。
データ保存クラウドサーバー + 本体内蔵microSD の二重保存(冗長化)でデータ消失を防止。
データ出力計測データは汎用的な CSV形式 でダウンロード可能。帳票作成を効率化します。
監視・通知機能リアルタイムグラフ表示、マップ表示(GPS)、警報メール通知機能 を標準搭載。
通信方式LTE-M(携帯回線) または LPWA(LoRa無線) から選択可能。
電源供給内蔵リチウム電池、外部電源

瞬時流量・瞬時流速に加え、正・負それぞれの積算流量、そして水温。維持管理に必要なこれら5つのデータを、リアルタイムで遠隔監視できるIoTソリューションです。
「機能は妥協せず、初期投資(イニシャルコスト)は可能な限り抑えたい」という自治体様・事業者様の切実なご要望に応えるべく開発された、費用対効果に優れた確信のシステムです。

不断水高精度計測とリアルタイム遠隔監視の統合|ULSONAシステム

有収率向上(漏水対策)には、広範な管路網の常時監視が不可欠です。本システムは、挿入式超音波流量計「ULSONA-DT」と「クラウド遠隔監視」を統合し、既存インフラを活用した効率的な管理体制を構築します。
既設の「ボール式消火栓」や「サドル付分水栓」等に不断水でセンサーを設置し、取得した高精度データ(流量・水温等)をクラウドへ直送。専用回線やサーバー構築を必要とせず、お手持ちのデバイスで即座に一元管理を開始できます。

不断水で始めるDX推進 リアルタイム遠隔監視の統合|ULSONAシステム構成図
構成要素特長・役割
計測部 (ULSONA-DT)不断水・高精度計測
既設配管(サドル、消火栓、補修弁)に後付け設置。瞬時・積算流量、流速、水温を±0.5%の高精度で計測します。
監視部 (ULSONA CLOUD)リアルタイム遠隔監視
携帯キャリア回線を使用し、PC・スマホでデータ閲覧が可能。GPSによる位置情報管理や、CSVデータ出力にも対応します。
導入効果有収率向上期待・コスト削減
既存設備へのアドオン設置により、工事費と工期を圧縮。広域監視による早期漏水発見を強力にサポートします。

マルチデバイス対応・一元管理型クラウドプラットフォームの機能要目

専用の受信設備や監視モニターは不要です。インターネット環境とブラウザがあれば、庁舎のパソコンや現場のタブレットなど、あらゆる端末からセキュアにアクセス可能です。
システムには、実務に直結する機能を標準搭載しています。トレンド分析や報告書作成を支援する「CSVデータ出力」、管路資産の正確な位置を把握する「GPSマッピング」、そしてインフラに依存しない「広域携帯キャリア通信」。これらにより、場所と時間を選ばない効率的な維持管理体制を構築します。

機能項目仕様・特長
マルチデバイス対応スマートフォン、タブレット、PCなど、インターネット接続環境があれば端末を問わず閲覧可能。
通信方式携帯キャリア回線を使用。LTE-M(携帯回線) または LPWA(LoRa無線) から選択可能。
リアルタイム監視収集したデータをデバイス画面上で即座に確認。異常を遅延なく把握できます。
クラウド保存データはクラウドへ自動保存。カレンダーで期間を指定し、過去データ(1年以内)を呼び出せます。
CSVデータ出力収集データを汎用的なCSV形式でダウンロード。帳票作成や詳細解析に活用できます。
GPS位置情報GPSモジュールを搭載。地図(GIS)上で正確な設置位置を確認・管理できます。

効率的な維持管理を実現する、多機能クラウドプラットフォーム

ULSONAクラウドシステムは、インフラ管理の実務に即した多彩な機能を標準搭載しています。
専用の受信機やサーバー構築は不要。セキュアな携帯キャリア回線を通じ、庁舎のパソコンや現場のタブレットからリアルタイムに状況を把握できます。
蓄積されたデータは「CSV形式」での出力や、カレンダー機能による履歴参照が可能。さらに、GPSによる位置情報管理機能や、夜間最小流量(0.003m/sec~)の監視による漏水対策支援など、持続可能な水道事業運営に必要な機能を網羅しています。

項目仕様・導入効果
マルチデバイス対応インターネット環境があれば、PC・スマートフォン・タブレット等、端末を問わず閲覧可能です。
通信環境(携帯回線)携帯キャリア回線を使用。LTE-M(携帯回線) または LPWA(LoRa無線) から選択可能。
リアルタイム監視収集データをデバイス画面上で即座に確認。流量・水温・流速等の異常を遅延なく把握できます。
CSVデータ活用収集データを汎用的なCSV形式でダウンロード。帳票作成や詳細なトレンド解析に活用できます。
GPS位置管理GPSモジュールを標準搭載。地図(GIS)上で管路施設の正確な設置位置を確認・管理できます。
初期投資の抑制既設配管への後付け設置とサーバーレス運用により、インフラ整備コストと工期を最小限に抑えます。
漏水対策(微少流量)0.003m/secからの広範囲計測により、夜間最小流量(微少な漏水)の継続監視に最適です。
メンテナンス性センサー部は取り外し・移設が容易。スクリーニング調査等、柔軟な運用が可能です。

次世代へ、安全な水を繋ぐ。確実な監視体制で守る「当たり前の日常」

蛇口をひねれば、いつでもきれいで美味しい水が出る。この当たり前の日常を守り抜くことが、私たちの使命です。
人口減少や施設の老朽化が進む中、ULSONAクラウドシステムは、24時間365日の常時監視により、安定給水の維持を強力にサポートします。
現場の負担を軽減し、熟練の技術をデジタルで補完することで、今ある豊かな水環境を次の世代へ確実に継承する。それが、地域社会に対する私たちの約束です。

グラスに入った透明な水を手にして笑顔を見せる女性と女の子の画像。緻密な水質管理が市民の安全で豊かな暮らしを支えていることを表現している。

PDFカタログダウンロード

ULSONAクラウド

ULSONA DT

ULSONA LT

不断水設置

漏水調査

ULSONA流量計のご紹介

残留塩素濃度計付ULSONA流量計

ULSONA UTY残留塩素濃度計付流量計の両面カタログの表面です。
ULSONA UTY残留塩素濃度計の両面カタログの表面です。

流量計の更新

限られたスペースを有効活用。既設インフラに適合する柔軟な設置設計

水道管網の重要監視拠点となるマンホールや埋設ボックス内は、配管や補器類が密集し、設置スペースが極めて限定的なケースが大半です。
ULSONA流量計は、センサーの小型化と自在な取付設計により、これらの物理的制約をクリアします。大規模な改良工事を行うことなく、既設の空間と設備を最大限に活かした「スマートな設置」を実現し、インフラ監視網の構築をサポートします。

狭いマンホール内部で、既存の配管やバルブの隙間を縫うように設置されたULSONA流量計。限られた空間を無駄なく活用している設置完了写真。

既存の埋設ボックス(内径Φ600)に適合|浅埋設現場での確実な設置寸法

水道管網への流量計設置において、大規模な掘削や新たな弁室の築造は大きなコストと工期の増大を招きます。
サドル付分水栓タイプの「ULSONA流量計」は、管天(管の上端)からの突出高さをわずか約380mmに抑えた極めてコンパクトな設計です。これにより、浅層埋設管や既存の狭小な空間・筐体にもそのまま設置が可能となり、導入にかかるトータルコストと工期を大幅に縮減。予算を抑えつつ、効率的な管網監視網の構築を支援します

サドル付分水栓タイプのULSONA流量計。管天から約380mmに収まる省スペース設計で土木工事費の削減に貢献。
水道DX化・クラウド監視網の迅速な構築を可能にする、Φ50サドル付分水栓へのULSONA流量計設置(不断水施工)プロセス。

設置方法:Φ50サドル付き分水栓

1.サドル付分水栓の上部キャップを外す
   キャップを反時計回りに回して外します。
2.ULSONA流量計のアタッチメントを取り付ける
   アタッチメントをキャップの代わりに時計回りに回して取り付けます。
3.サドル分水栓のボール弁をゆるやかに開く
   水がアタッチメント内にゆっくりと流れるように開きます。
4.アタッチメント内の水を確認
   アタッチメント内に水が十分に入っていることを確認します。
5.ボール弁を閉めて空気を抜く
   水漏れがないことを確認してから、ボール弁を閉めてアタッチメント内
   の空気を抜きます。
6.15分~30分待つ
   センサーと水温が調整されるまで待ちます(エイジング)。
7.ボール弁を全開にしてセンサーを取り付ける
   ボール弁を全開にして、センサーをアタッチメントにしっかりと
   取り付けます。
注意事項
   ・水漏れがないことを確認しながら作業を進めてください。
   ・エイジング中は、流量計を動かしたり、振動を与えたりしないで
    ください。

既存の補修弁を有効活用|フランジ接合による確実な不断水施工プロセス

既設の空気弁などを撤去し、下部に残る既存の補修弁(Φ75またはΦ100)をそのまま流量計の設置基盤として活用するプロセスです。
JISフランジ規格(7.5K又は10K)に適合した専用アタッチメントをボルトで強固に固定するため、水圧に対する極めて高い安全性と止水性を確保します。補修弁の操作のみで設置が完了するため、大がかりなバイパス工事や本管の断水調整は一切不要。周辺住民への給水に影響を与えることなく、法令で求められる日々の安定したデータ管理体制を迅速に構築します。

既存の補修弁から上へ約260mmに収まる「ULSONA流量計 フランジタイプ」。省スペースで土木工事費削減に貢献する図解。
水道DX化・クラウド監視網の拡張を可能にする、補修弁(フランジ式)へのULSONA流量計設置プロセスと専用アタッチメント。

設置方法:フランジ(Φ75・Φ100)

1.ウルソナ流量計のアタッチメントに専用特殊フランジを取り付ける
   専用特殊フランジをアタッチメント下部にねじ込み、しっかりと
   固定します。
2.補修弁フランジにアタッチメントを固定する
   アタッチメントと補修弁フランジをボルトナット(M16m又はM20)で固定します。
3.補修弁のボール弁をゆっくり開く
   水がアタッチメント内にゆっくりと流れるように開きます。
4.アタッチメント内の水を確認
   アタッチメント内に水が十分に入っていることを確認します。
5.アタッチメント内の空気を抜く
   補修弁のボール弁を少し開いた状態で、アタッチメント上部の
   グランドボルト(4本)を緩めて空気を抜きます。
6.15分~30分待つ
   センサーと水温が調整されるまで待ちます(エイジング)。
7.センサーを挿入
   補修弁のボール弁を全開にし、計測位置までセンサーを挿入。センサー挿入後
   アタッチメント封水グランドボルト(4本)をしっかり締めます。
注意事項
   ・水漏れがないことを確認しながら作業を進めてください。
   ・エイジング中は、流量計を動かしたり、振動を与えたりしないで
    ください。

既存のボール式消火栓を有効活用|65A町野口金へのワンタッチ不断水施工

広域な水道網のDX化(クラウド遠隔監視)を迅速に進めるため、ULSONAは驚くほどシンプルな設置プロセスを実現しました。
既存のΦ75ボール式消火栓(65A町野口金)に対し、センサーを上から「カチッ」と差し込むだけ。文字通り「ワンタッチ」で、現場の消火栓が最新のクラウド監視ポイントへと変貌します。特殊工具も事前の配管加工も不要なため、漏水調査や有収率管理のデジタルネットワークを圧倒的なスピードで拡張できます。

既存の口金接続部から約300mmに収まる「ULSONA流量計 口金町野タイプ」。ワンタッチ接続と省スペース設計を図解。
水道DX化・クラウド監視網の拡張を可能にする、ボール式消火栓(65A町野口金)へのULSONA流量計設置プロセス。ワンタッチで完了する施工手順。
特長・メリット詳細・仕様
1. 省スペース設計丸型(内径Φ600)角型(350×450mm)等の狭小弁筐内に収まるコンパクト設計を実現。大規模な土木工事を回避し、既存ストックを有効活用できます。
2. インフラ機能の維持既設の消火栓や空気弁の位置に設置する場合でも、専用の「機能付加短管」を併用することで機能を維持。地域の防災・安全性を損なうことなく導入可能です。
3. トータルコスト抑制補修弁機能を内蔵した「MN型」を選択することで、バルブ等の部材点数を削減。現場環境に応じたカスタマイズにより、導入コスト(CAPEX)と施工手間を最小化します。

既設インフラ機能を損なわない、柔軟な設置設計とコスト縮減策

設置スペースの制約や既設インフラとの兼ね合いなど、現場特有の課題をエンジニアリングで解決します。

狭い角型ボックス(350×450mm)内にきれいに収まったULSONA流量計と、消火栓機能を維持したまま設置された配管の断面図。省スペース性と機能維持を説明した技術資料。

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お問い合わせについて
価格等のお問い合わせを含め、当サイト内のすべての御問合せは、上記の電話番号またはメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。
電話でのお問い合わせ: 平日 月曜AM9時~金曜17時まで
メールでのお問い合わせ: 365日いつでも受付
皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。

既設インフラを活用した「不断水工法」。断水リスクと付帯コストを最小化

インフラ管理における最大の課題である「断水調整」を不要にします。ULSONAは、供用中の水道管を止めることなく設置可能な「不断水」に対応。
また、サドル付分水栓や消火栓など、既設の3つの接続インターフェースに適合するため、バイパス管敷設や配管切断といった高額な付帯工事を削減。住民サービスを維持したまま、低コストかつ迅速な導入を実現します。

導入メリット詳細・効果
断水工事が不要「不断水」で設置可能。地域住民への断水周知ビラ配布や、濁り水等のクレーム対応業務が一切発生しません。
付帯コストの大幅削減サドル(50A)、フランジ(Φ75)、消火栓(65A) の3種の既設設備にそのまま取付可能。大規模な切断・バイパス工事費をカットします。
工期の短縮既設口を利用するため、掘削等の土木作業を最小限に抑制。現場作業員の負担軽減と、スピーディーな施工完了を実現します。
既設の分水栓や消火栓を活用し、不断水で設置可能なULSONA流量計

水道法改正に対応する合理的更新策。既設資産を流用し、更新コストを大幅圧縮

有収率向上や漏水対策に向けた継続的な流量監視が求められる中、全ての流量計を高額な取引証明用(検定品)で更新することは財政的な負担となります。
ULSONA流量計は、内部管理用(制御・監視用)として十分な精度を持ちながら、既設の信号線(DC4-20mA等)や電源設備をそのまま流用可能です。配管や電気設備の大規模な改修を伴わない「不断水・既設流用」のリプレースにより、工期短縮と予算の適正化を両立します。

項目従来工法(全交換)ULSONA(既設流用)
断水の必要性必要(バイパス管ない場合等)不要(不断水施工)
配管工事配管切断・フランジ溶接が必要不要(既設サドル等を使用)
電気工事電源盤改修が必要な場合あり不要(既設線をそのまま接続)
コスト・工期高額・長期間大幅に圧縮可能
不断水設置と既設配線の流用によるULSONA流量計の更新メリットを説明する漫画

水道事業DXの第一歩。既設インフラを活用した「即効性のあるクラウド監視」

導入の障壁ULSONAによる解決策(DX効果)
工事の規模最小限の付帯工事
既設のサドル分水栓等を利用し、大規模な配管更新を回避。
運用への影響不断水・即時運用
断水調整の手間をゼロにし、設置後すぐにデータ収集を開始。
既存資産レガシー資産の有効活用
既設の電源線や信号配線をそのまま流用し、ネットワーク環境を構築。

漏水調査の効率化やスマート水道の実現には、リアルタイムデータの取得(クラウド監視)への移行が急務です。しかし、大規模な通信網整備や配管更新は大きな障壁となります。
ULSONA流量計は、サドル付分水栓などの既設資産に「不断水」で後付け設置が可能。さらに、既設の電源・信号線を流用することで、付帯工事を最小限に抑制します。複雑な現場事情を抱える施設においても、低コストかつ迅速に高度な計測環境を構築し、現場のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を強力にサポートします。

従来の流量計更新における課題。断水による給水停止、コストと工期の増加、利用者への影響を図解。
ULSONA流量計による更新課題の解決策。サドル付分水栓などを活用した不断水作業と、継続給水による導入メリットを図解。

既設インフラを最大限に活用。合理的かつ経済的な流量監視システムの構築

水道法改正に伴う計測義務化に対し、ULSONA流量計は「計量法非承認品(挿入式)」ならではの柔軟性と経済性で応えます。
導入は、現場環境に合わせた機器選定から設置まで、わずか3ステップで完了。特に、既設のアナログ信号線(DC4-20mA等)や電源設備を改修なしで流用できる高い互換性は、更新予算を大幅に圧縮する現実的な選択肢です。信頼性の高いハードウェア構成で、持続可能なインフラ管理を支援します。

導入ステップ・要素特長・メリット(既設活用)
1. 信号出力の互換性アナログ(DC4-20mA / DC1-5V) & パルス出力
既設の計装盤やテレメータ装置の配線をそのまま流用可能。盤の改修コストを抑制します。
2. 多様な電源対応AC/DCマルチ電源(AC100V~240V / DC24V / DC100V)
常設タイプは現場の電源電圧に合わせて対応。電源がない場所向けに「専用バッテリー駆動」も選択可能です。
3. 不断水アタッチメントサドル付分水栓 / 消火栓 / 補修弁
豊富な取付金具により、断水することなく主要管路へのセンサー設置が可能です。
DX化を支援するULSONA流量計の信号・電源互換性と、不断水設置による設置完了イメージ

大手キャリア回線を活用した、高信頼性・低コストな広域監視網の構築

日本地図の上に、ソフトバンクとKDDIの電波塔アイコンが立ち並び、日本全土をカバーしているイメージ図。「工事不要」「即時つながる」というメリットを強調したインフォグラフィック。

広域なクラウド監視システムを構築する際、通信インフラの新規整備はコストと工期の大きな課題となります。
ULSONAシステムは、データ伝送に実績ある「ソフトバンク・KDDIの携帯キャリア通信網」を標準採用。独自のアンテナ設置や専用回線敷設といった土木工事が一切不要なため、導入にかかる初期費用(CAPEX)と構築期間を大幅に縮減します。
日本の広範なエリアをカバーする強靭な商用インフラを活用し、最短1分間隔の高頻度データをクラウドへダイレクト送信。途切れることのない安定した監視体制と、次世代型の漏水調査インフラを提供します。

項目特長・導入メリット
通信キャリアソフトバンク・KDDI回線を標準利用。日本全国の広範なエリアで安定した通信が可能です。
工事不要独自のアンテナ設置や専用回線の引き込み工事は不要。機器設置のみで即座に運用開始できます。
データ送信頻度最短1分間隔での高頻度送信に対応。管路の急激な変化もリアルタイムに捉えます。
広域監視能力GPS位置情報と連動し、点在する管路施設をクラウド上で一元管理。漏水調査の効率を飛躍的に高めます。

大手キャリア回線による安定通信と、実務を支える5つの管理機能

地下インフラの適正管理には、安定した通信環境と高度なデータ処理能力が不可欠です。ULSONAシステムは、実績ある携帯キャリア回線(ソフトバンク・KDDI)を標準採用し、データを確実かつ安全にクラウドへ伝送します。
一元管理されたデータは、異常を即座に検知する「リアルタイム監視」や、中長期的な傾向分析に役立つ「長期間保存」など、実務に直結する5つの主要機能により活用されます。また、日報や報告書作成を効率化する「CSV出力」を備え、インフラ維持管理業務のDX化を強力に推進します。

機能・特長仕様・導入メリット
1. 通信インフラソフトバンク・KDDI回線を利用。広域エリアで途切れない安定した通信環境を提供します。
2. リアルタイム監視現場のデータを即座に可視化。異常発生時の迅速な初動対応を可能にします。
3. 高頻度データ収集最短1分間隔での計測に対応。細かな流量変動を捉え、高解像度な状況把握を実現します。
4. データ保存・出力長期間のクラウド保存に加え、CSVファイルでのダウンロードが可能。報告書作成を効率化します。
5. GPS位置管理地図(GIS)上で正確な設置位置を表示。点在する管路施設の特定と管理を容易にします。
日本地図上のソフトバンク・KDDI通信網イメージと、クラウド管理画面(グラフ・地図・CSVアイコン)が連携しているシステム構成図。

24時間365日、場所を選ばない監視体制の構築。マルチデバイス対応による迅速な危機管理

管路の異常に対し迅速な初動対応(First Action)をとるためには、監視データへのアクセシビリティ確保が重要です。「ULSONAクラウド」はマルチデバイスに完全対応。庁舎内のパソコンはもちろん、現場に出向いている担当者のスマートフォンやタブレットからも、リアルタイムで同一の監視画面を確認できます。
これにより、「現場にいながら過去データを参照する」「アラーム受信時に外出先から即座に状況を把握する」といった機動的な運用が可能となり、特定の場所や端末に縛られない柔軟な監視体制が、業務効率の向上と確実なインフラ管理を支援します。

利用シーン・端末活用メリット・運用効果
庁舎・管理室 (PC)詳細分析・全体把握
画面で管網全体の状況を俯瞰。CSVデータをダウンロードし、詳細な傾向分析や報告書作成を行います。
現場・外出先 (スマホ/タブレット)機動的運用・初動対応
アラーム通知を受け、即座に状況を確認。現場にいながら過去データの推移を参照し、的確な判断を下せます。
情報共有 (同期)リアルタイム同期
事務所と現場で「同じ画面」を共有できるため、電話等での指示出しや状況報告がスムーズに行えます。
クラウドサーバーを中心に、PC、スマホ、タブレットが放射状に繋がり、データが同期されているネットワーク図。

確実なデータ連携を実現するシステム構成|取得から監視までのフロー

強靭なインフラ管理には、現場の計測機器から管理者の端末に至るまで、遅滞のない確実なデータ連携が求められます。本図は、ULSONAシステムの全体的な構成フローを示しています。
水源(管路)に設置された「ULSONAセンサー」が取得した高精度なデータは、まず「ULSONAクラウド」へと安全に集約・蓄積されます。その後、安定した「携帯回線」および「インターネット接続」を経由し、遠隔地にいる管理者様の「デバイス(PC、スマートフォン、タブレット)」へとリアルタイムに配信。この一貫したシステム構成により、情報伝達のタイムラグを防ぎ、迅速な初動対応を可能にします。

フロー段階役割・処理内容
1. 計測(現場)ULSONAセンサー
管路に設置されたセンサーが、流量・流速・水温等を高精度に計測します。
2. 伝送(通信)携帯キャリア回線
取得データを暗号化し、安定したキャリア網を通じてクラウドへ送信します。
3. 集約(クラウド)ULSONAクラウド
データを安全に蓄積・データベース化。異常判定や履歴管理を行います。
4. 監視(管理者)マルチデバイス
インターネット経由でPC・スマホ等に配信。リアルタイムで状況を表示します。
センサー、通信塔、クラウドアイコン、デバイスが一本の線で繋がれたテクニカルなフローチャート図。データの流れ(パイプライン)を可視化したもの。

ランニングコストゼロを実現。地域密着型の自営無線ネットワーク「LPWA」

特定の管轄エリアや施設周辺のスマート化に特化した、次世代IoT通信技術「LPWA(LoRa)」を採用しています。
最大の特徴は、携帯キャリア回線を使用しない「自営網」である点です。これにより、月額通信費を「ゼロ」に抑制し、長期的なランニングコストを大幅に削減します。
また、極めて少ない電力でのデータ送信が可能なため、外部電源の確保が難しい地下環境でも長期間の稼働を実現。見通しの良い直線距離で約10kmをカバーする広範な通信エリアを持ち、管轄地域内に効率的なローカルIoTインフラを構築します。

特長・メリット詳細・導入効果
通信コスト月額費用ゼロ(無料)
自前の基地局(ゲートウェイ)を設置するため、毎月のキャリア通信料が発生しません。
通信エリア一定距離伝送(約10km)
見通しの良い環境下で半径約10kmをカバー。広大な処理場や管轄エリアを一括管理できます。
省電力性超低消費電力
電池駆動での長期稼働が可能。電源工事が困難なマンホール内や山間部に最適です。
ネットワーク自律型(キャリアフリー)
災害時などキャリア回線が混雑・途絶した場合でも、独自の通信網を維持できます。
施設の中央に親機(ゲートウェイ)を設置し、周囲10kmにある複数のマンホール(子機)からデータが集まってくるイメージ図。「通信費0円」「半径10km」のアイコン。

通信費ゼロの自営網構築。特定小電力無線「LoRa」による効率的監視

浄水場やポンプ場周辺など、特定の管轄エリア(見通し約10km圏内)の集中監視において、最も費用対効果を発揮するのが「LoRa(ローラ)」通信規格です。
最大の特徴は、特定小電力無線帯域を利用するため無線局免許が不要であり、かつ携帯キャリア回線のような「月額通信費」が一切発生しない点です。
自前のネットワークを構築することでランニングコストを最小化しつつ、省電力設計により電源工事なしでの長期バッテリー運用が可能。限られた予算内で、最短1分間隔の高密度なデータ収集を実現する、持続可能な監視インフラを構築します。

項目特長・導入メリット
通信コスト月額費用ゼロ(無料)
自前の設備で通信するため、毎月のキャリア通信料は不要です。
免許・申請無線局免許不要
「特定小電力無線帯域」を利用するため、面倒な免許申請や資格は一切不要です。
設置・運用電源工事不要・省電力
バッテリーでの長期駆動が可能。電源確保が難しい場所でも設置できます。
データ収集高頻度(最短1分)
通信費を気にせず、詳細なデータを高頻度で収集・監視できます。
浄水場に設置した親機(ゲートウェイ)に対し、周囲数キロメートルのマンホールからデータが集まるイメージ図。「通信費0円」「免許不要」のアイコン。

インフラ未整備エリアをカバーする自営無線網。LoRa通信によるデータ収集フロー

スマートインフラの構築は、通信環境の整った都市部だけに留まりません。本図が示すように、豊かな自然環境や広大な敷地においても、LoRa無線を活用することで自立したローカルIoTネットワークを構築可能です。
末端の水源に設置された「ULSONAセンサー」から、「LoRa無線」を介して管理棟の「データ受信・監視システム」まで、商用キャリア網を介さないシームレスなデータ伝送を実現。電源や通信インフラが制約となるオフグリッド環境下での高度なDX化を推進し、日本全国あらゆる場所のインフラデータを可視化します。

用語・機能解説・メリット
LoRa (ローラ) とはLPWA (Low Power Wide Area) 技術の一つ。IoT機器向けに特化した「省電力・長距離通信」を実現する無線規格です。
システム構成センサー → LoRa無線 → 受信機
商用回線を介さず、直接データを飛ばすシンプルな構成です。
免許不要特定小電力無線帯域を利用するため、無線局の免許申請や資格は一切不要。誰でもすぐに独自のネットワークを構築できます。
導入メリットオフグリッド対応
特定地域などで、インフラに依存せず自立した監視網を作れます。
山間部の水源(センサー)から、麓の管理棟(受信機)へ向けて、LoRaの電波が山を越えて飛んでいるイメージ図。「キャリア網不要」「直接通信」の流れを示したシステム構成図。

健全な事業運営と強靭なインフラ構築へ。ULSONA導入がもたらす6つの波及効果

管路の老朽化対策と財政の健全化は、現代のインフラ管理における最重要課題です。ULSONAシステムの導入は、単なる漏水検知にとどまらず、事業運営全体に対し多角的な波及効果をもたらします。
確実な異常検知を起点として、コスト縮減や業務効率化といった経済的メリットを創出。さらに、蓄積データの利活用による予防保全への転換や、資源保全を通じたSDGsへの貢献など、次世代を見据えた持続可能な水道事業運営を強力に支援します。

効果の柱(導入メリット)具体的な成果・貢献内容
1. 早期・確実な特定微小流速検知により、潜在的な漏水を拡大前に発見。被害を最小限に抑えます。
2. 経済的メリット通信費・作業コストの削減により、管理予算を最適化。財政健全化に寄与します。
3. 維持管理の効率化遠隔一元管理で、現場巡回の負担と人的ミスを軽減。少人数での効率的な運営を実現します。
4. データ活用蓄積データに基づいた、精緻な維持管理計画(アセットマネジメント)の策定が可能になります。
5. 安心感の向上24時間監視体制による迅速対応が、地域住民への信頼性向上に繋がります。
6. 資源保全・環境貢献水資源の浪費防止を通じ、SDGs(目標6・11)達成および環境保全へ貢献します。
ULSONA流量計の漏水検知で期待される6つの効果。「漏水箇所の早期・確実な特定」「経済的メリット」「維持管理の効率化」「データ活用」「安心感の向上」「資源保全と環境貢献」の各項目を解説した図。

クラウド遠隔監視システム 機能・仕様要目

ULSONA流量計と連携し、効率的なデータ管理を実現するクラウドシステムの仕様です。携帯キャリア回線を利用するため、専用サーバーや通信工事は不要。初期投資を抑えつつ、高度な遠隔監視体制を構築できます。

クラウド遠隔監視に対応したULSONA流量計のシステム構成図。受発信器や計装盤の配置イメージ。
ULSONAクラウド遠隔監視システムの機能一覧表。監視項目(流量・水温・塩素等)、データ送信頻度(最短1分)、アラームメール、GPS機能などの仕様が記載されたスペックシート。
項目仕様・特長
通信方式携帯キャリア回線を使用。場所や配線の制約がなく、どこでも接続可能です。
データ収集周期最短1分間隔で設定可能。急激な流量変動も逃さず記録します。
監視項目瞬時流量、瞬時流速、正・負積算流量、水温
※オプション:圧力、残留塩素濃度(東亜DKK製センサー対応)
警報通知異常検知機能(アラーム)。設定値を超えた際、担当者へ即座にメールで通知します。
データ管理クラウド自動保存。期間指定による閲覧および、CSVファイルでのダウンロードが可能。
対応デバイススマートフォン、タブレット、パソコン(マルチデバイス対応)。
位置情報発信機にGPSを内蔵。地図(GIS)上で正確な設置位置を確認・管理できます。
設置推奨環境アンテナ感度表示(3段階)において、アンテナ2本以上が表示される場所を推奨。
導入・運用メリット既設配管への後付け設置が可能。夜間最小流量の監視による漏水対策に貢献します。


挿入式超音波流量計 センサー主要諸元

トランジットタイム方式を採用し、±0.5%RDの高精度計測を実現。接液部には高耐食性SUS316を使用し、過酷な環境下での長期耐久性を確保しました。水道法改正に伴う厳格な流量管理に対応する、信頼性の高いセンサー仕様です。

水没リスクのある環境でもIP68とSUS304で高精度計測(±0.5% RD)を維持するULSONA 流量計のセンサー仕様
項目仕様・内容
測定原理トランジットタイム方式(伝搬時間差測定法)
対象口径80A ~ 2000A (幅広い配管径に対応)
測定流体清水、純水、工業用水
計測範囲(流速)0 ~ ±20.000 m/sec (逆流計測対応)
流速分解能0.003 m/sec
測定精度±0.5% RD (流速0.5m/sec以上において)
主要材質オールステンレス製
・接液部:SUS316
・その他:SUS304
防水性能IP68 (完全防水)
温度計測機能水温計測機能内蔵(精度 ±1℃)
設置方法Φ50サドル付分水栓、フランジ(Φ75, Φ100)、口金65A(町野式・消火栓等)
挿入ロッド長300mm ~ 4000mm の範囲で指定可能
ケーブル専用ケーブル 10m(標準) 付属・防水コネクタ仕様
動作温度範囲0 ~ 55℃
重量約 10kg (ロッド長により変動)
オプション空気弁(Φ25 ~ Φ75)

挿入式超音波流量計 ULSONA LT 主要諸元

費用対効果と耐久性を追求した「LT」モデル。トランジットタイム方式による確実な計測精度(±0.8%RD)と、IP68の完全防水性能を両立しました。中口径(80A~350A)の配管網における面的な監視体制構築に最適な仕様です。

水没リスクのある環境でもIP68とSUS304で高精度計測(±0.5% RD)を維持するULSONA LTのセンサー仕様
項目仕様・内容
測定原理トランジットタイム方式(伝搬時間差測定法)
対象口径80A ~ 350A (中口径配管に特化)
測定流体清水、純水、工業用水
計測範囲(流速)0.003 ~ ±20.000 m/sec (微少流量から計測可能)
測定精度±0.8% RD (読み値に対して)
主要材質オールステンレス製
・筐体および主要部:SUS304
防水性能IP68 (完全防水)
温度計測機能水温計測機能内蔵(精度 ±1℃)
設置方法Φ50サドル付分水栓、フランジ(Φ75, Φ100)、口金65A(町野式・消火栓等)
挿入ロッド長300mm ~ 4000mm の範囲で指定可能
ケーブル専用ケーブル 10m(標準) 付属・防水コネクタ仕様
動作温度範囲0 ~ 55℃
重量約 10kg (ロッド長により変動)
オプション空気弁(Φ25 ~ Φ75)
不断水で設置可能な挿入式超音波流量計ULSONAのクラウド接続可能なイメージPR画像です。

「最適」な水管理を、ULSONAクラウドで実現。低コスト・多項目一元管理システム

専用線や光ケーブル敷設などの高額なインフラ投資は不要です。ULSONAクラウド流量計は、安価な携帯電話回線(LTE-M)を活用し、既存設備への後付け設置のみで高度な遠隔監視体制を構築します。
流量・流速に加え、水温・水圧・残留塩素濃度などの多項目をリアルタイムで同時計測。24時間365日、パソコンやスマートフォンから現場の状況を即座に把握し、異常検知時の迅速な初動対応を可能にします。ライフサイクルコストの低減と、スマートウォーターグリッドの最適化に貢献する次世代の水管理プラットフォームです。

ULSONA流量計とクラウドシステムが携帯回線で繋がり、PCやスマホで一元管理される全体構成図。「低コスト導入」「他項目同時計測」などのメリットと共に、オフィスや現場で活用するスタッフの姿を描いたシステム概要ビジュアル。
機能項目仕様・特長
マルチデバイス対応スマートフォン、タブレット、パソコンなど、ブラウザ搭載の汎用デバイスで閲覧可能。
広域通信(携帯回線 KDDI ソフトバンク)LTE-Mの携帯キャリア回線を使用。Wi-Fi環境がない場所でも安定して繋がります。
リアルタイム監視収集した流量・水圧データを、デバイス画面上で遅延なく確認できます。
データ履歴・検索クラウドへの自動保存に加え、コントローラ内蔵のmicroSDカードにも常時バックアップを行う「ダブル保存体制」を採用。万が一の通信障害時でも計測データの欠損(ロスト)を確実に防ぎ、カレンダー指定による過去データの呼び出しやトレンド分析の信頼性を担保します。
CSVダウンロード収集データを汎用的な「CSV形式」で出力。日報作成や詳細解析に活用できます。
GPS位置情報GPSモジュールを標準搭載。地図上で正確な設置位置(緯度経度)を特定・管理できます。

多機能・高信頼性を実現する、ULSONAクラウドシステムの主要諸元

現場のニーズに応える多彩な計測機能と、安定した運用を支える通信・電源オプションを完備しています。

不断水で設置可能な挿入式超音波流量計ULSONA-DT遠隔監視システムの紹介画像の裏面です。
流量、流速、正積算流量、負積算流量、水温を遠隔監視でIoT。
リアルタイムにパソコン、スマ—トフォン、タブレットなどからいつでも、どこでも遠隔監視可能が可能です。
PDFカタログ

既設流量計の更新課題を解決。バイパス操作不要の「不断水・増設工法」

長期供用された短管型電磁流量計の更新には、大きなリスクが伴います。「バイパス管がないため断水ができない」、あるいは「バイパス弁が老朽化しており、操作すると赤水(錆)が発生する」といったケースです。
ULSONA-DTは、既設流量計を撤去せず、近傍の配管に「サドル付分水栓(7.5K対応)」を用いて不断水で新たに設置する工法を提案します。これにより、既設バルブの操作による濁水発生リスクを完全に回避。
また、既設の「空気弁」や「消火栓」を補修弁に置き換えて設置する方法にも対応しており、現場状況に応じた柔軟な更新が可能です。さらにオプションのクラウドシステムを導入することで、流量に加え「管内圧力」の監視も実現します。

更新時の課題ULSONAによる解決策
バイパス管がない「不断水設置」
断水することなく、サドル分水栓や補修弁を用いて設置可能です。
赤水リスク(老朽弁)「既設放置・新設」
古いバルブを操作せず、新しい位置にセンサーを設置するため、錆や濁水の流出を防ぎます。
設置規格・制約「管径Φ75~Φ2000まで対応」
Φ50サドル付分水栓、フランジ(Φ75, Φ100)、口金65A(町野式・消火栓等)
遠隔監視機能「流量 + 水圧監視+残留塩素濃度」
クラウド連携により、瞬時・積算流量、流速、水温に加え、管内圧力残塩もリアルタイムで監視可能です。

水道DXを加速させるマルチセンシング・ソリューションです。
残留塩素・水圧・流量の同時監視「ULSONA-DT UTY」

従来の流量計測に加え、安全な水の供給に不可欠な「残留塩素濃度」の計測機能を搭載した新モデル「ULSONA-DT UTY」をラインナップに加えました。
本モデルにオプションの「クラウド遠隔監視システム」を導入することで、残留塩素濃度、管内圧力、水温、そして瞬時・積算流量といった重要パラメーターをリアルタイムに一元管理可能。
パソコンやスマートフォンから、管末の塩素濃度低下や水圧変動を即座に把握できるため、水質事故の未然防止と、より高度な維持管理体制の構築を実現します。

ULSONA本体に、新たな残留塩素センサーが接続されている製品図。タブレット画面には「流量」「水圧」「残留塩素」の3つのグラフが並んで表示されている。
監視項目管理上のメリット
1. 残留塩素濃度【水質管理】
管末等の塩素濃度を常時監視し、安全な水質基準を維持します。
2. 管内圧力【安定供給】
水圧低下や異常昇圧を検知し、給水不良や漏水事故を防ぎます。
3. 流量・流速【水量管理】
瞬時・積算流量の計測により、配水コントロールや漏水分析を行います。
4. 水温【環境把握】
水温変化による塩素濃度の減少傾向などを分析可能です。

ULSONA流量計 既設電磁流量計のスマート更新

バイパス管がある場合の一般的な流量計のメンテナンス時をイメージした画像です。

既設インフラの機能を維持したまま、流量・水質監視を導入。「MN弁」のご提案

  • 既設の空気弁や消火栓の位置に流量計を設置する場合、従来はそれらの機能を撤去・停止する必要がありました。 弊社開発の**「MN弁」は、この課題を解決します。既設の「空気弁」や「消火栓」の機能を維持した状態で、挿入式超音波流量計ULSONAの設置が可能。地域の防災・排気機能を損なうことなく、監視地点を増設できます。 さらに、新ラインナップの「ULSONA UTY(残塩計付)」**を組み合わせることで、流量・水圧に加え「残留塩素濃度」の同時計測を実現。インフラの多機能化と管理の効率化を両立します。
MN弁を中心としたシステム構成図。上部に空気弁、側部にULSONA UTYが接続され、クラウドへ5つのデータ(流量、塩素等)が送信されているテクニカルイラスト。
製品・技術特長・導入メリット
MN弁(機能維持バルブ)空気弁・消火栓機能の維持
既設設備を撤去することなく、ULSONAセンサーを「共存」させる特殊バルブです。
ULSONA UTY(残塩計付)5項目同時計測
1.流量 2.流速 3.水温 4.管内圧力 5.残留塩素濃度
これらを1台で計測可能です。
お問い合わせ「ULSONA DT、UTY」窓口
TEL: 06-6358-3541
※ULSONA UTYは2023年4月以降の出荷となります。詳細はお問い合わせください。
困った顔で空気弁を見ている作業員が、MN弁を取り付けて「どっちも使える!」と喜んでいるイラスト。スマホ画面には「流量OK」「塩素OK」の表示。

管網の安定稼働と計測精度の確保。ガイドラインに基づく「空気弁設置推奨箇所」

管内におけるエアー(気泡)の滞留は、通水能力の低下やウォーターハンマー現象を招くだけでなく、超音波流量計の計測エラー(ノイズ)を引き起こす最大の要因です。
そのため、配管構造上、空気が自然に滞留しやすい箇所への空気弁設置は、施設の長寿命化と正確な流量監視の両面において極めて重要です。
各自治体や協会のガイドラインに基づき、以下の主要な5つのポイントへの設置を推奨します。これらの箇所に「空気弁付ULSONA流量計(MN弁併用)」を配置することで、効率的な排気と安定した計測を1つのアクセスポイントで同時に実現し、合理的なインフラ構築が可能となります。

設置推奨箇所選定理由・ガイドライン参照
1. 水管橋の最高点構造上、最も空気が滞留しやすい箇所です。長野県ガイドライン等でも設置が指定されています。
2. 河川横断部(伏越し)逆サイフォン構造となる横断部の下流側など、空気が蓄積しやすいため排気が必要です。
3. 配管の末端閉塞された末端部(管末)は空気が逃げ場を失うため、神奈川県等では排水口付き空気弁の検討が推奨されています。
4. 長距離配管顕著な高低差がない場合でも、500〜1000m間隔(日本ダクタイル鉄管協会等)での設置が推奨されます。
※国交省資料では1〜3km間隔の仕切弁間への設置に言及。
5. 局所的な高所縦断図上の凸部(高点)や起伏の頂点など、エアーポケットが形成されやすい箇所です。
水道管の縦断図(断面図)イラスト。山なりの頂点(水管橋)や、谷底から上がった場所(伏越し)、配管の最後(管末)に「空気弁推奨マーク」がついている図。

コンパクト残塩計とクラウド連携による、リアルタイム水質監視システム

ULSONA UTY 残塩計付流量計

現場作業員がタブレットを見ながら「塩素もOK!」と指差し確認しているイラスト。画面からは4つの吹き出し(流量、水圧、水温、塩素)が出ている。

既存管網で水道DXを実現。オールインワン監視システム「ULSONA UTY」

ULSONA UTYのシステム構成図。配水管に設置した機器で残留塩素、流量など5項目を同時計測し、LTE-M回線でクラウド一元管理する仕組み。
構成ユニット維持管理における役割
1.コンパクト残塩計省スペースで設置でき、精度の高い残留塩素計測を連続して行います。
2.コントローラ現場でのリアルタイムな数値確認と、過去のデータ推移の把握を可能にします。
3.クラウド発信器安全な通信網を用いてデータを送信し、遠隔地からの常時監視を実現します。

コンパクト残塩計とクラウド連携による、リアルタイム水質監視システム

水道施設の維持管理において、水質の安全性確保と管理コストの削減は重要な課題です。

本システムは、省スペースな「コンパクト残塩計」を用いて、管路からの取水から排水までの水質を正確に連続計測します。取得したデータはコントローラで処理され、専用の発信器を通じてクラウドへリアルタイムに送信されます。遠隔地からでも24時間体制で水質変動を監視できるため、現場巡回の負担を大幅に軽減し、安定した法定基準の遵守を強力にサポートします。

コンパクト残塩計とクラウド連携によるリアルタイム遠隔監視システムの構成図。取水・排水、計測、データ送信の流れを図解。

水道施設の維持管理において、水質の安全性確保と管理コストの削減は重要な課題です。

本システムは、省スペースな「コンパクト残塩計」を用いて、管路からの取水から排水までの水質を正確に連続計測します。取得したデータはコントローラで処理され、専用の発信器を通じてクラウドへリアルタイムに送信されます。遠隔地からでも24時間体制で水質変動を監視できるため、現場巡回の負担を大幅に軽減し、安定した法定基準の遵守を強力にサポートします。

安全と効率を両立する水質・水量統合監視|残留塩素濃度計付モデル

適切なインフラ管理において、管路網の保全(水量・水圧)と並び、安全な給水を担保する水質管理(残留塩素・水温)は不可欠な業務です。本製品は、これら4項目のリアルタイム統合監視を実現する「残留塩素濃度計付 ULSONA流量計」です。
H400×W200×D162というコンパクトな筐体でありながら、実績と信頼性の高い「ポーラログラフ法」を採用し、現場環境を選ばず安定した高精度測定を可能にします。取得したデータはGPS位置情報とともにクラウドへ自動送信されるため、定期的な現場巡回・採水業務の省力化と、包括的な維持管理コストの削減に大きく貢献します。

ポーラログラフ法×クラウド連携。エッジセンシングを極めたコンパクトモデル

スマートウォーターグリッドのエッジノードとして、H400×W200×D162の極小筐体に高度なセンシング技術を凝縮しました。測定方式には、ノイズに強く安定したデータ取得が可能な「ポーラログラフ法」を採用し、フィールド環境下でもラボクラスの高精度測定を実現します。
測定データはGPSロケーション情報とともにクラウドへダイレクトに自動送信。完全な遠隔監視プラットフォームを構築することで、管網全体の水質データをリアルタイムに可視化し、データドリブンな効率的運用を可能にします。

クラウド遠隔監視とGPS連携に対応したULSONA UTY残留塩素濃度計。ポーラログラフ法による高精度なエッジセンシング。

水道インフラの維持管理において、管路の保全(流量・水圧)と並び、安全な水を供給するための水質管理(水温・残留塩素濃度)は最重要課題です。
ULSONAクラウドシステムは、専用の拡張ユーティリティー「ULSONA UTY」を接続することで、基本となる「流量・水圧」に加え、「水温・残留塩素濃度」を含めた4項目のリアルタイム統合監視を実現します。
特筆すべきは、既設の消火栓などを活用して設置できるため、大規模な工事が不要である点です。導入コストを抑えつつ、クラウド上で全項目を遠隔監視することで、毎日の巡回検査を省力化し、より高度で安全な水管理体制を構築します。

特長・機能仕様・詳細導入メリット(現場での課題解決)
コンパクト&高精度測定本体サイズ:H400×W200×D162設置場所の制約を受けにくく、限られたスペースの現場でも正確な計測・導入が可能。
信頼性の高い測定方式ポーラログラフ法を採用浄水場等で実績のある安定した方式により、過酷な環境下でも長期間にわたり高精度な測定を実現。
クラウド遠隔監視&効率運用自動データ送信GPS連携現場への巡回業務(タイパ)を劇的に削減。位置情報を含めた一元管理で維持管理コストの最適化に貢献。

水源から管末まで|管路ネットワークの統合監視システム

水道事業における有収率の劇的な向上と安全な給水体制の維持には、「点」ではなく「面」での管路監視が求められます。本図は、ULSONAシステムによる広域監視ネットワークの構築イメージです。
上流の主要送水管における大口径計測から、中流域の配水拠点、さらには市街地のビルや住宅街へ至る複雑な管末ネットワークまで、あらゆるポイントにULSONAのセンシング・ノードを配置可能です。地下のサドル付分水栓等から地上の制御盤(クラウド発信器・残留塩素計)へとデータを連携させ、街全体の水量・水圧・水質を単一のクラウドシステムで一元管理。持続可能で強靭な水道インフラの運用を強力にサポートします。

水道インフラ全体をカバーするULSONAシステムの配置イメージ図。水源や配水池から市街地の管末に至るまで、多様な環境に流量計や残留塩素計を設置し、広域監視ネットワークを構築する様子。

【仕様・寸法】据え置き型と同等精度を極小筐体に凝縮

既存インフラへの計器の追加設置において、スペースの確保は常に大きな課題となります。「ULSONAクラウド残塩計」は、高さ400mm・横200mm・奥行162mmという極めてコンパクトな筐体サイズを実現しました。
この省スペース設計でありながら、浄水場等の主要施設で採用されている据え置き型測定器と同等の高精度な水質測定技術を内部に凝縮しています。設置場所の物理的な制約を大幅に緩和し、管網内のあらゆる重要拠点において、信頼性の高いリアルタイム水質監視網の構築を可能にします。

ULSONAクラウド残塩計の製品写真。H400×W200×D162mmの寸法線が入り、コンパクトながら浄水場と同等の高精度測定が可能なことを示す図解

経年管における塩素消費特性と、多項目測定による劣化診断への活用

「ULSONA UTY」等を用いて残留塩素濃度を測定する際、設置環境の管種・管齢が測定値に物理的な影響を与える場合があります。
特に、布設から40年以上経過した「経年鋳鉄管」においては、管内に発生した錆(サビこぶ)との酸化還元反応により、水中の残留塩素が多量に消費される現象が発生します。そのため、浄水場からの送水濃度が適正であっても、現場計測値が低く検出される傾向にあります。
しかし、「ULSONA」はこの現象を逆手に取ります。残留塩素濃度の低下に加え、流量・水圧・水温を同時に監視することで、「塩素消費が激しい=管内劣化が進行している」区画を特定。漏水リスクの高いエリアを効果的に絞り込み、効率的な管路更新や漏水対策に貢献します。

管の状態・種類残留塩素への影響対策・活用法
新しい鋳鉄管変化小(緩やか)
内面が健全なため、反応による塩素消費は少なく、予測通りの濃度で推移します。
【通常監視】
設定通りの閾値で、給水栓水の安全性を監視します。
経年管(40年以上)変化大(著しい低下)
錆こぶや剥離箇所での酸化反応により、塩素が急激に消費されます。
【劣化診断・漏水対策】
濃度低下エリアを「劣化進行箇所」として特定。水圧・流量データと合わせ、漏水調査の優先順位付けに活用します。
新品のきれいな配管断面と、内部に錆こぶ(tubercles)がびっしり付着した40年経過後の配管断面の比較図。古い配管では塩素(Cl)が錆に吸収されて消えていく化学反応のイラスト。

「ULSONAUTY」PR画像。ソーラー駆動で残留塩素の測定・排水・クラウド管理を完全自動化。製品仕様やモニターも掲載。

「ULSONAUTY」PR画像。ソーラー駆動で残留塩素の測定・排水・クラウド管理を完全自動化。製品仕様やモニターも掲載。

安全な水質管理と業務効率化を両立。自動連動排水で基準値を徹底維持

水道事業においては、深刻な人員不足や技術・リソースの不足をどのように補い、さらに効率よく水道事業を運用していくかが大きな課題となっています。「ULSONA UTY」は、これらの課題を解決し、水道事業者様の作業等を強力にサポートできるツールです。

最大の特徴は、水道法に基づく残留塩素濃度と自動排水を完全に連動させたシステムである点です。法律で定められた基準値(0.1mg/L以上)を下回ることなく、安全に設定値によって残留塩素濃度を管理することができます。

  • 自動管理の具体例:
    • 残留塩素濃度が 0.15mg/L になったら、自動弁が開いて排水を開始。
    • 残留塩素濃度が 0.20mg/L に回復すれば、自動弁が閉じて排水を停止。

このように、人手を介さず24時間体制で確実な水質維持管理が可能となります。

「ULSONA UTY」解説イラスト。24時間完全自動の残留塩素コントロール(0.15〜0.20mg/L)によるスマート排水を図解。ソーラー等の拡張機能と3つの展開モデルを描写。

ULSONAUTY 自動排水システム

独自のセンサー技術『Caloriena』搭載。流体制御を最適化するスマート排水モジュール

安定したインフラ運用が求められる現場の課題を解決します。本図は「ULSONAUTY自動排水システム」の内部構造です。左側の「流入」から右側の「排水」に至る経路に、高精度の流量計センサーと20A電磁弁を統合。さらに、緊急時やメンテナンス時に備え、手動で操作できるオーバーライドゲートバルブ(赤色ハンドル)を標準装備しています。地表から100mm以上の深さを確保するクリアランス設計により、配管の凍結や外部からの衝撃リスクを低減。人員不足の現場でも、24時間安全かつ確実な排水管理を自動化します。

ULSONAUTY内部構造図。流量計(Caloriena)と20A電磁弁を軸とする流入・排水経路、手動バルブ配置、機器保護用の100mm深確保設計を解説。

現場巡回を劇的に削減。法令順守とコスト最適化を両立する自動排水・塩素管理システム

「ULSONAUTY」は、管末の水質最適化を自律的に行う先進の排水ソリューションです。クランプオン式(外装式)超音波Caloriena流量計と20A電磁弁を統合した堅牢な地下埋設ボックスを軸に、サドル付分水栓からの流入水を的確に側溝へ排出します。特筆すべきは給電方式のスケーラビリティです。AC電源(100V/200V・DC電源対応)による安定稼働はもちろん、内蔵蓄電池とソーラーパネルを組み合わせた「モデルA」により、インフラの未整備エリアでも完全自立駆動によるデータドリブンな水質制御が可能になります。

ULSONAUTY自動排水システムカタログ。2種の電源設置図、管末排水機構と法令順守等の利点を掲載。
項目詳細・メリット
【モデルA】
ソーラーバッテリーモデル
太陽光パネル&内蔵蓄電池を使用。商用電源不要の「完全オフグリッド運用」に対応。
【モデルB】
標準非ソーラーモデル
制御盤にAC100V/200V、DC電源を接続。安定した「常時運用」を実現する標準仕様。
地下埋設ボックス構成20A電磁弁、20A用Caloriena流量計、手動オーバーライドゲートバルブを内蔵。
メリット①【完全自動】現場巡回による日々の塩素管理・手動排水作業の手間が不要になる。
メリット②【法令順守】自律的な自動制御により、水質基準値を外れるリスクを確実に防ぐ。
メリット③【コスト削減】人件費の削減に加え、排水量と薬剤の使用量を最適化できる。

運用のカスタマイズで現場を最適化する

現場の状況や目的に合わせて、機能を拡張できる2つのオプションをご用意しています。

  • オプション1:流量計の追加
    • 自動排水(電磁弁20A)により排水した水量を正確に記録・管理できます。これにより無駄な排水を削減し、有収率の向上・改善に大きく寄与します。
  • オプション2:ソーラー蓄電池システム
    • 商用電源を一切使用することなく、オフグリッドでの完全自然エネルギー運用が可能になります。電源の確保が難しい場所への設置に最適です。
自動排水装置「ULSONA UTY」の「ULSONA UTY」解説図。ソーラー・商用電源の2モデル展開。残留塩素濃度の低下に連動したスマート自動排水で、水質を最適化します。

配水管の管末における水質管理の課題に対し、ULSONA UTYは残留塩素濃度を24時間自動で監視し、基準値を下回る前に自動排水を行います。
設置環境に合わせて選べる2つのラインナップをご用意。電源確保が困難な場所には、太陽光発電と内蔵蓄電池で稼働する「ソーラー蓄電池オフグリッドタイプ」、既存の電気設備を活用できる場所には「商用電源利用タイプ」が最適です。
計測データ(残留塩素濃度・水温・水圧・瞬時流量・正逆積算流量)はクラウドを介して遠隔からリアルタイムで管理・監視できるため、見回りコストの削減と、安心・安全な水環境の維持を両立します。

項目ソーラー蓄電池オフグリッドタイプ商用電源利用タイプ
主電源太陽光発電(クリーンエネルギー)商用電源(AC/DC)
バックアップ電源内蔵蓄電池なし
主な設置対象エリア電源確保が困難な場所、山間部、管末等既存の電気設備がある場所
基本機能残留塩素濃度の24時間自動監視、自動排水運転残留塩素濃度の24時間自動監視、自動排水運転
自動排水トリガー残留塩素濃度が基準値を下回った場合残留塩素濃度が基準値を下回った場合
配管接続構成配水管 > サドル付分水栓 > 管末等> 残留塩素濃度計 > 側溝(排水)配水管 > サドル付分水栓 > 管末 等> 残留塩素濃度計 > 側溝(排水)
データ管理方法コントローラ内蔵SDカード、クラウドによる遠隔リアルタイム監視・管理コントローラ内蔵SDカード、クラウドによる遠隔リアルタイム監視・管理
主な計測項目残留塩素濃度、水温、水圧、瞬時流量、正逆積算流量残留塩素濃度、水温、水圧、瞬時流量、正逆積算流量

【ソーラー搭載オフグリッドモデル】

電源確保の難題をクリア。完全「オフグリッド」が実現する、持続可能な水道管末管理。

千代田工業「ULSONA自動排水装置」のオフグリッド排水の仕組みと3つのメリット

水道事業における日々の残塩管理業務を自動化し、現場巡回の負担を劇的に軽減します。太陽光パネルと内蔵蓄電池によるオフグリッド運用に対応しているため、電源確保が困難な管末エリアでも確実な設置が可能です。電磁弁(Φ20〜)による的確な自動排水で基準値オーバーを未然に防ぎ、適切な塩素管理を維持。さらに、薬剤使用量を最適化することで、ランニングコストの大幅な削減にも貢献します。

項目詳細仕様・特徴導入効果・メリット
製品名ULSONA 自動排水装置(ソーラー&蓄電池搭載型)水質管理業務のDX化・自動化の推進
電源仕様太陽光パネル + 内蔵蓄電池(オフグリッド運用)電源のない場所でも設置可能、災害時のBCP対策
排水制御排水ユニット(電磁弁 Φ20〜)による自動制御配水管末端(管末)における残留塩素濃度の適正管理
法令順守残留塩素基準値オーバーの確実な防止水道法に準拠した安全な水質維持の徹底
業務効率化定期的な現場巡回・手動排水作業の自動化管理職員の現場巡回コストおよび労力を劇的に削減
コスト削減自動排水による薬剤使用量・排水量の最適化水道事業におけるランニングコストの大幅な圧縮

現場の声から生まれた水道DX。「有収率向上」に寄与する残留塩素濃度計連動型自動排水装置

【標準モデル】

水管末端における日々の残留塩素管理や現場巡回は、人員不足に悩む水道事業において大きな負担となっています。千代田工業が提案する「ULSONA 残留塩素濃度計連動型自動排水装置」は、この課題を水道DXによって根本から解決します。
サドル付分水栓を用いて既存の配水管へ容易に設置可能で、測定値が設定を下回った場合のみ自動で排水ユニット(電磁弁)が稼働し、側溝へ安全に排水します。「完全自動」による現場巡回の劇的な削減と、「法令順守(基準値の確実な維持)」を両立。さらに、管末の水質低下を防ぐことで浄水場での過剰な薬剤注入を抑え、「コスト削減」にも直結します。
現在、実際の自治体フィールドにおける長期実証試験も進行しており、実運用データに基づいた確実なインフラ管理を低コストで実現します。

導入メリット解決できる現場の課題・ソリューション内容
【完全自動】現場巡回の劇的改善手動での管末排水作業や日々の塩素確認が不要になり、人手不足を解消
【法令順守】安全な水質の担保リアルタイム監視と自動排水の連動により、残留塩素の基準値逸脱を確実に防ぐ
【コスト削減】薬剤使用量の最適化管末での確実な水質維持により、浄水場などでの過剰な塩素剤投入コストを削減
システム構成・設置の容易さサドル付分水栓と排水ユニット(電磁弁Φ20~)を用い、側溝等へ安全に排水

商用電源ゼロで、どこでもクリーン&スマートな水質管理を実現!

完全クリーンエネルギー運用「ULSONA UTY スマート残留塩素濃度連動型 自動排水装置」の製品概要図。ソーラー蓄電池による自立運用、水栓柱からの直接計測、クラウドでのリアルタイム監視と自動排水の仕組みを解説。

電源不要、工事不要、設置場所を選ばず、即日稼働可能!

電源ゼロで水質を自動キープ!スマート自動排水装置「ULSONA UTY」

浄水場レベルの高精度センサーを搭載した完全自立型(オフグリッド)の自動排水デバイスです。ソーラー蓄電システムを電源とし、残留塩素濃度のリアルタイム計測と設定閾値に基づく電磁弁の自動開閉制御を1台に集約。水質管理の完全自動化により、スマートなインフラ運用と大幅な省人化・効率化を達成します。

項目詳細内容備考
製品名残留塩素濃度連動 自動排水装置 ULSONA UTY次世代型スマートウォーターグリッドデバイス
動作電源ソーラー蓄電システム(太陽光パネル+蓄電池)完全オフグリッド運用・電気工事不要
本体ユニット構成・コンパクトな自立型ユニット
・自動排水ユニット
・計器・バッテリー収納部
・制御部・残留塩素計
省スペース設計で各機能を1台に内蔵
自動排水の仕組み管末の残留塩素濃度を連続計測し、設置閾値(例:0.20mg/L未満)に基づき電磁弁を自動開閉浄水場レベルのセンサーによる完全自動化
導入のメリット1. クリーンエネルギー(環境にやさしいソーラー運用)
2. 省人化・効率化(自動制御で管理工数を削減)
3. 安心・安全(安定した水質管理で安心の水供給)
スマートウォーターグリッドデバイス「ULSONA UTY」の概要図。ソーラー発電による独立電源システム、閾値(0.20mg/L未満等)に基づく電磁弁の自動開閉フロー、内蔵された計器・バッテリー等のハードウェア構成を図解。

管末の残留塩素濃度管理に、新たな選択肢を。

配水管の末端における水質維持は、安全な給水において極めて重要です。「ULSONA UTY 残留塩素濃度連動型 自動排水装置」は、管末付近のサドル付分水栓、または一般的な水栓柱(カラン)から直接接続し、効率的な水質計測と自動排水を行うことができるシステムです。

■ 優れた設置性と柔軟な接続 専用の特殊な工事を必要とせず、既存のサドル付分水栓や水栓柱(蛇口)から直接、残留塩素濃度の計測・接続が可能です。設置の手間を大幅に削減し、必要な場所に速やかに導入できます。

■ ソーラー蓄電池による完全自立運用 電源の確保が困難な管末エリアでも、付属の太陽光発電パネルと蓄電池によって完全自立(オフグリッド)運用が可能です。商用電源は一切不要であり、災害時や停電時でも途切れることなく水質監視を継続します。

■ 遠隔監視による管理業務の効率化 計測されたデータ(残留塩素濃度、水温、水圧、流量等)は、クラウドを介してリアルタイムに監視可能です。現地への巡回負担を軽減し、データに基づく確実な水質管理をサポートします。

自立型スマート排水ユニット ハードウェア構成と制御フロー

オフグリッド運用を前提としたW1200×D800×H1000mmの筐体設計です。システムの中核となる「ULSONA DT制御盤」と自立電源用バッテリーを制御ボックス内に最適配置し、効率的な集中管理を実現。配管システムにおいては、残留濃度計によるリアルタイム計測・判定から、電磁弁連動の自動排水に至るまでの流体制御プロセスを3ステップで完全自動化しています。

項目仕様・詳細備考
筐体全体サイズW: 1200mm × D: 800mm × H: 1000mm太陽光パネル・フレーム含む外寸
制御ボックス設置部高さ(H): 600mm / 奥行内寸: 800mmフレーム内部の有効スペース
主要搭載機器・太陽光パネル
・制御ボックス
・手動バルブ、電磁弁、残留濃度計
制御ボックス内構成・バッテリー(自立電源)
・ULSONA DT制御盤(集中管理)
パネル設置サイズ目安:800 × 428
自動排水フロー1. 塩素濃度計測
2. 判定・連動
3. 自動排水
取水から排水までを自動制御
自立型自動排水ユニットのハードウェア構成図。W1200×D800×H1000mmの筐体設計、集中管理用ULSONA DT制御盤および自立電源バッテリーの配置、計測・判定・自動排水の3ステップからなるスマート排水制御フローを図解。

商用電源不要!ソーラー蓄電池で完全自立運用

計測項目計測・対応範囲備考
残留塩素濃度0.00 〜 2.00 mg/Lリアルタイム計測・排水連動
水温0 〜 50 ℃クラウドリアルタイム監視対象
水圧0 〜 1.0 MPaクラウドリアルタイム監視対象
流量(瞬時正負流量)±0.003 〜 ±20 m/secクラウドリアルタイム監視対象
流量(積算流量)正負独立積算対応クラウドリアルタイム監視対象
電源仕様ソーラーパネル + 蓄電池商用電源不要(完全クリーンエネルギー)
接続対応箇所サドル付分水栓、水栓柱(カラン/蛇口)、Φ75フランジ、町野口金等管末付近からの計測・接続が可能

現場のニーズに応える「ULSONA UTY」製品ラインナップ

設置環境や運用目的に合わせて選べる3つのシステムラインナップ

残留塩素濃度連動自動排水装置ULSONA UTYの3つのタイプ(ソーラーオフグリッド・商用電源・可搬式ポータブル)の仕組みと特徴の解説イラスト

地域の水質安全を24時間体制で維持するため、残留塩素濃度と連動して自動で排水を行う「ULSONA UTY」を活用した自動排水装置です。給電環境や設置期間のニーズに応じ、最適な3つの運用パターンを展開しています。

  1. ソーラー蓄電池オフグリッドタイプ: 太陽光発電と内蔵蓄電池のみで駆動。電源のない山間部や管末でもクリーンに稼働します。
  2. 商用電源利用タイプ: 安定した100V等のコンセント電源を利用し、残留塩素濃度計と連動して確実な排水管理を行います。
  3. 可搬式タイプ(ポータブル): キャスター付きで容易に移動可能。仮設・臨時配管の水質管理や、災害・緊急時の水質モニタリングに最適です。

全タイプ共通して、残留塩素濃度・水温・水圧・流量(正負計測)のリアルタイム計測に対応し、クラウド遠隔監視による確実な水質維持を実現します。

製品名(ラインナップ)設置方式電源仕様計測項目特徴・用途
常設型 ULSONA UTY残留塩素濃度連動自動排水装置常設タイプ常設型 ULSONA UTY残留塩素濃度連動自動排水装置商用電源残留塩素濃度、水温、水圧
(※オプションで流量)
管末付近等の固定ポイントで、安定して継続的な水質監視・自動排水を行う標準モデル。
ソーラー蓄電池常設型
ULSONA UTY残留塩素濃度連動自動排水装置
常設タイプ
ソーラー蓄電池ソーラー蓄電池常設型
ULSONA UTY残留塩素濃度連動自動排水装置
ソーラー蓄電池システム
(オフグリッド)
残留塩素濃度、水温、水圧
(※オプションで流量)
常設でありながら商用電源を必要とせず、完全自然エネルギーのみで自立駆動するモデル。
可搬型 ULSONA UTY
残留塩素濃度連動自動排水装置
 可搬式可搬型 ULSONA UTY
残留塩素濃度連動自動排水装置のロゴソーラー蓄電池システム
(オフグリッド)
残留塩素濃度、水温、水圧
(※オプションで流量)
常設型と同じ計測項目・同じ計器類を使用した移動式モデル。必要な場所へ持ち運んで運用可能。
コンパクト残留塩素濃度計
ULSONA UTY(自動排水装置なし)
常設タイプコンパクト残留塩素濃度計
ULSONA UTY(自動排水装置なし)のロゴ  常設タイプ       ソーラー蓄電池コンパクト残留塩素濃度計
ULSONA UTY(自動排水装置なし)ソーラー蓄電池運用のロゴ商用電源/ソーラー蓄電池システム
(オフグリッド)
残留塩素濃度、水温、水圧配水管途中への設置に適合するモデル。省スペースでの正確な水質監視に最適。

ULSONA UTY自動排水装置のラインナップは、大きく分けて「可搬式」「常設タイプ」があり、常設タイプにはソーラー蓄電池システム付きかそうでないタイプの2種類をご用意しています。お客様の設置環境に合わせて最適な仕様をお選びいただけます。

ULSONA UTY自動排水装置の主な設置場所としては「管末付近」が一般的に想定されますが、上記ラインナップの通り、配水管途中の設置に適合する「コンパクト残留塩素濃度計 ULSONA UTY(自動排水装置なし)」もご用意しております。

こちらは、弊社WEBサイト内の【左メニュー】に詳細を掲載しておりますので、ご興味がございましたら、ぜひ一度チェックしていただければ幸いです。水道事業の効率化と安全な水質管理に向けて、お気軽にお問い合わせください。

不断水で設置可能なULSONAUTYクラウド流量計残留塩素濃度計付についてのお客様、お問い合わせ先の画像です。

水道DXで維持管理コストを大幅削減。完全自動の「残留塩素濃度計連動型自動排水装置」

滞留水対策や有収率向上、相関関係による漏水検知など、ULSONAシリーズが解決する水道インフラの課題と製品ラインナップ一覧。

過疎化が進む地域の配水管網において、管末で遊離残留塩素が0.1mg/Lを下回る「滞留水」の発生を防ぐため、水道職員の皆様が手作業でドレン弁を開閉されているという過酷な現場の声を耳にしました。この維持管理の負担を根本から解決するため、従来の「ULSONA UTY残留塩素濃度計」に電磁弁を追加し、開発されたのが本システムです。

標準で「残留塩素濃度・水温・水圧」の3項目を同時計測し、異常低下時にのみ必要最小限の自動排水を実行。無駄なロス水を防ぐことで、水道事業の重要課題である**「水道有収率の向上」**にも大きく寄与します。さらに2026年6月中旬より、某市にて「太陽光パネルと蓄電池」を用いた約1年間の実証試験を開始します。商用電源を必要としない完全自律型の自然エネルギー運用が実現すれば、設置シーンは飛躍的に拡大します。

【漏水検知における高いコストパフォーマンス】 本システムの標準仕様である「水圧計」の数値は、残留塩素濃度と強い相関関係にあります。水圧が低下すれば、タイムラグを伴って塩素濃度も低下するため、この2つのデータ変動を捉えることで効果的な漏水チェックが可能です。より高度な管理が必要な重要拠点にはオプションの「ULSONA流量計(超低速流速対応)」を追加し、水圧・流速・塩素のトリプルチェックによるフルスペック運用を。コストを抑えて広範囲の漏水監視を行いたい場合は、標準の「残留塩素濃度計(水圧計付)」を。現場の予算と用途に応じた最適な「ULSONAシリーズ」をご活用ください。

全国の水道事業体が直面している維持管理の問題

【課題】管末の「滞留水」による維持管理の負担。人手不足の水道事業が抱える現状

過疎化が進む地域の配水管網において、管末(配水管の末端)における水質維持は極めて深刻な課題となっています。水の流れが長期間滞ることで、遊離残留塩素濃度が基準である0.1mg/Lを下回る「滞留水」が発生するリスクが高まるためです。
現状では、安全な水質を保つために水道職員の皆様が定期的に現地へ赴き、手作業でドレン弁を開閉して水を抜くという、多大な労力を要する維持管理が行われています。わたしたちは、この属人的で負担の大きい現場の課題に直面し、持続可能なインフラ管理を実現するための根本的な解決策の必要性を強く認識しました。

過疎化地域の配水管網における管末の滞留水問題。残留塩素低下を防ぐ職員の手作業による多大な維持管理の負担を図解。
現状の課題現場で起きている具体的な問題・リスク
管末の滞留水・水質低下リスク水の流れが滞ることで、遊離残留塩素が0.1mg/Lを下回る恐れがある
維持管理の負担・人手不足職員が定期的に現場へ赴き、手作業でドレン弁を開閉する多大な労力を要する環境
過疎化地域の配水管網人口減少に伴い水の利用が減り、さらに水が滞留しやすい状況が加速している

【解決】ULSONAによる「自動監視×自動排水」。無駄なロス水を抑え、確実な水質管理を実現

残留塩素・水温・水圧を自動監視し、異常低下時のみ自動排水を実行して無駄なロス水を防ぐULSONA UTY。

管末の滞留水問題による過酷な維持管理に対し、「ULSONA UTY残留塩素濃度計」による根本的な解決策をご提案します。
本機は「残留塩素・水温・水圧」の3項目を24時間体制で同時計測。水質の異常低下を検知した際にのみ電磁弁を連動させ、必要最小限の自動排水を実行します。これにより、職員の皆様が手作業で行っていたドレン弁開閉業務を大幅に削減。同時に、排水のしすぎによる「無駄なロス水」を最小限に抑止します。現場の負担軽減と水道事業の有収率向上を同時に達成する、実用性の高い水道DXソリューションです。

搭載機能・アプローチ内容(センシング・制御)現場にもたらすメリット(課題解決)
自動監視(3項目同時計測)残留塩素・水温・水圧の3パラメータを24時間連続で高精度に計測します。職員による現場での定期的な水質確認・巡回業務を削減します。
自動排水(電磁弁連動)計測値の異常低下を検知した時のみ、連動する電磁弁を開き排水を実行します。手作業でのドレン弁開閉の負担をゼロにし、業務効率を改善します。
必要最小限の排水制御基準値まで回復した時点で排水を自動停止するループ制御です。無駄なロス水を最小限に抑え、水道事業の有収率向上に寄与します。

水質管理の自動化を実現。残留塩素濃度連動型・自動排水システム

管末制御とクラウド連携で残留塩素を自動最適化するULSONA UTYのシステム構成図。

■ 管末の残留塩素濃度管理に苦慮されている自治体・水道事業者様へ|水道法基準を24時間自動で守る、現場の手間いらずな自動排水対策

「管末の水質測定が大変で人手が足りない」「電源がない場所の塩素濃度をどうやって維持すればいいか分からない」といった水道管理・インフラ設備の現場の困りごとを、千代田工業のULSONA UTYが解決します。

管末の残留塩素低下を防ぐ「ULSONA UTY」解説図。不断水で設置でき、閾値に基づく自律排水とLTE-Mクラウド連携による漏水予兆検知で安全な水質を担保します。

■ 配管を止めずに設置できる水質監視システム|LTE-M通信での遠隔監視と自動排水による漏水・水質異常の予兆検知

本システムは配線工事不要で低コストで簡単設置。0~2.0mg/Lの広範囲・高精度残留塩素計測に対応し、クラウド連携とSDカードの二重保全でデータを守ります。災害時や仮設・臨時配管の水質モニタリングにも最適です。

■ 現場環境に合わせて選べる3つの駆動タイプとオプション

  • ソーラー蓄電池オフグリッドタイプ: 太陽光&蓄電池で動く。電源のない管末に最適。
  • 商用電源利用タイプ: コンセントで動く。常設ポイントの安定運用に。
  • 可搬式(ポータブル)タイプ: キャスター付きで移動可能。災害時や仮設配管に。
  • 【オプション】流量計追加: 排水量を記録・管理し、無駄な排水を削減して有収率アップ。

配水管網末端における水質確保と維持管理工数の削減を両立

配水インフラ全体を俯瞰した概念図。配水池から住宅地を経て「行きどまりの管」や「配水管網の末端」へ至るネットワークを描写。末端箇所に太陽光パネル付き自動排水ユニット(ULSONAUTY)を配置し、滯留水を側溝へ排出する構成。維持管理従事者がその重要性を強調している。

配水池から遠く離れた管網末端(エッジ)における水質維持は、水道事業の維持管理コストを圧迫する大きな課題です。千代田工業の「ULSONA UTY」は、この課題を水道DXによって根本から解決する次世代型スマートデバイスです。
既存配管を活かせる「不断水設置」でスムーズに導入でき、エッジ側で残留塩素を高精度に測定。設定値に基づく自律的な自動排水(電磁弁制御)により、管末の水質を動的に最適化します。さらに取得したデータはLTE-M回線でクラウドへ同期され、リアルタイムな遠隔監視や異常時のアラート通知を実現。限られた予算と人員で、確実な水質担保と次世代の管網運用を低コストでサポートします。

システムのコア機能詳細・実現する水道DXソリューション
管末エッジ制御(自動排水)設定閾値(例: 0.20mg/L以下)で電磁弁が自律稼働し、水質を自動最適化
【クラウド連携】遠隔監視LTE-M回線を活用し、PC・スマホから24時間リアルタイムで状況把握
【クラウド連携】データ分析蓄積されたデータを活用したトレンド分析により、水質異常や漏水の予兆検知を支援
【クラウド連携】アラート通知基準値逸脱などの異常検知時に、担当者へ即時通知し迅速な初動対応をサポート
不断水設置による低コスト化既存インフラの稼働を止めず、大がかりな配線工事不要でスムーズに導入可能
不断水で設置可能なULSONAクラウド流量計残留塩素濃度計付についてのお客様、お問い合わせ先の画像です。

コストカットを強力サポート!
水道DXを実現する「ULSONAクラウド」の強み

ULSONAクラウドの3つの強み(通信コスト削減、安全・信頼性、多項目監視)とULSONA UTYの基本スペックを解説した図解。

持続可能な水道インフラの構築には、維持管理コストの最適化が不可欠です。「ULSONAクラウド」と「ULSONA UTY」は、自治体様が抱える課題を3つの強みで解決します。
第一に「圧倒的なコスト削減」です。高額なテレメータ盤や光ケーブルの敷設を必要とせず、安価なLTE-M回線と簡素な設置工事のみで運用を開始できます。第二に「高い安全・信頼性」。異常値の即座検知や本体へのデータバックアップにより、セキュアなインターネット経由でのアクセスを可能にします。そして第三に「多項目計測とリアルタイム監視」。残留塩素、水圧、水温をはじめ、オプションで流量・流速を含む複数のデータを一元管理し、安全な水質担保とデータドリブンな次世代管網運用を低コストで実現します。

ULSONAクラウドの強み具体的なメリット・機能詳細
① 通信コスト・工事費削減LTE-M回線の活用、高額なテレメータ盤不要、簡素な工事による導入ハードルの低減
② 安全・信頼性水質異常などの即座検知、通信障害に備えたデータバックアップ、セキュアなインターネットアクセス
③ 多項目計測・リアルタイム監視残留塩素、水圧、水温(オプション:流量、流速)を同時に測定し、24時間遠隔監視
ULSONA UTY 基本スペック通信:LTE-M / 電源:DC・AC対応 / 自動排水弁口径:20A〜 / 残留塩素排水閾値:任意設定

管末の水質低下を自動検知・最適化。水道DXを推進する次世代型スマートウォーターグリッド

管末の滞留水問題による過酷な維持管理に対し、「ULSONA UTY残留塩素濃度計」による根本的な解決策をご提案します。
本機は「残留塩素・水温・水圧」の3項目を24時間体制で同時計測。水質の異常低下を検知した際にのみ電磁弁を連動させ、必要最小限の自動排水を実行します。これにより、職員の皆様が手作業で行っていたドレン弁開閉業務を大幅に削減。同時に、排水のしすぎによる「無駄なロス水」を最小限に抑止します。現場の負担軽減と水道事業の有収率向上を同時に達成する、実用性の高い水道DXソリューションです。

管末制御とクラウド連携で水道DXを実現するULSONA UTYの構成図。残留塩素の自動排水とデータ一元管理を図解。
コア機能(強み)詳細スペック・実現するソリューション
① 広範囲・高精度残留塩素計測0~2.0mg/Lの計測範囲で、管末の微細な水質変化を高精度に測定しデータ化
② 自律的電磁弁制御(自動排水)設定閾値(例: 0.20mg/L以下)に基づき自動排水を実行し、水質を動的に最適化
③ LTE-M連携&SD二重保全安価なLTE-Mでクラウドへリアルタイム同期しつつ、本体SDカードにもデータを安全にバックアップ
④ データドリブン管網運用配線工事不要の簡単設置で、集積したデータから水質異常や漏水の予兆検知を強力に支援
搭載機能・アプローチ内容(センシング・制御)現場にもたらすメリット(課題解決)
自動監視(3項目同時計測)残留塩素・水温・水圧の3パラメータを24時間連続で高精度に計測します。職員による現場での定期的な水質確認・巡回業務を削減します。
自動排水(電磁弁連動)計測値の異常低下を検知した時のみ、連動する電磁弁を開き排水を実行します。手作業でのドレン弁開閉の負担をゼロにし、業務効率を改善します。
必要最小限の排水制御基準値まで回復した時点で排水を自動停止するループ制御です。無駄なロス水を最小限に抑え、水道事業の有収率向上に寄与します。
千代田工業の残留塩素濃度計連動型自動排水装置ULSONA UTYの仕組み。管末の自動排水とクラウド監視を図解。

配水池から遠く離れた管網末端(エッジ)における水質維持は、水道事業の維持管理コストを圧迫する大きな課題です。千代田工業の「ULSONA UTY」は、この課題を水道DXによって根本から解決する次世代型スマートデバイスです。
既存配管を活かせる「不断水設置」でスムーズに導入でき、エッジ側で残留塩素を高精度に測定。設定値に基づく自律的な自動排水(電磁弁制御)により、管末の水質を動的に最適化します。さらに取得したデータはLTE-M回線でクラウドへ同期され、リアルタイムな遠隔監視や異常時のアラート通知を実現。限られた予算と人員で、確実な水質担保と次世代の管網運用を低コストでサポートします。

配水管網における管末の残留塩素維持は、水道事業の安全性とコストを左右する重要課題です。千代田工業が提供する「ULSONA UTY」は、管末制御とクラウド連携を融合させた次世代型スマートウォーターグリッドを構築し、この課題を根本から解決します。
0〜2.0mg/Lの広範囲を高精度に計測し、危険値(例:0.19mg/L以下)を検知すると自律的な電磁弁制御で自動排水を実行。水質を動的に最適化することで、現場巡回のコストを劇的に削減します。取得したデータはLTE-M回線でクラウドへリアルタイム同期されるとともに、本体SDカードへも二重保全。大がかりな配線工事不要で設置でき、水質異常や漏水の予兆検知といったデータドリブンな管網運用を低コストで実現します。

ULSONA UTYの自動排水フロー図。残留塩素濃度をリアルタイム監視し、0.2ppm以下で自動排水を開始、0.5ppm以上で停止後、再び監視に戻る一連の自律制御プロセス。

水質管理業務における最大の課題である「現場への駆けつけ」と「手動での排水作業」を、ULSONA UTYが完全に自動化します。
本システムは、配水管内の残留塩素濃度を24時間体制でリアルタイム監視します。濃度が任意の設定値(例:0.2mg/L)以下に低下したことを検知すると、即座に電磁弁を開放して自動排水を開始します。その後、水質が安全な基準値(例:0.5mg/L)まで回復したことを確認した上で自動的に排水を停止し、速やかに通常のリアルタイム監視状態へと復帰します。
この一連の自律的な制御ループにより、設定値に達するまで「回復待ち」を維持するため確実な水質改善が行える一方、基準値到達後は即座に止水するため無駄な排水を最小限に抑えます。限られた人員での持続可能な水道管網管理を強力にサポートする、極めて実用性の高いシステムです。

制御ステップ動作条件・閾値(※任意設定可能)システムの動作・効果
監視状態常時(24時間365日)高精度センサーによる残留塩素濃度のリアルタイム監視とクラウド同期
自動排水開始残留塩素濃度 ≦ 0.2mg/L(例)電磁弁を「開」にし、排水を開始。水質低下を自動で検知して即座に対応
回復待ち0.2mg/L ~ 0.49mg/L の間排水状態を維持したまま監視を継続。中途半端な状態での止水を防止
自動排水停止残留塩素濃度 ≧ 0.5mg/L(例)電磁弁を「閉」にし、排水を停止。無駄な排水(ロス水)を最小限に抑制
監視復帰排水停止後直ちにリアルタイム監視状態へ戻る。継続的かつクローズドな自動制御を実現

ご相談・御見積依頼窓口(午前中のご依頼は当日スピード回答)

不断水で設置可能なULSONAクラウド流量計残留塩素濃度計付についてのお客様、お問い合わせ先の画像です。

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