超音波流量計 CalorienaR2 クランプオン式
【目 次】
- 超音波流量計 CalorienaR2 クランプオン式
- 超音波流量計 Caloroiena R2 Φ6~Φ1000
- Caloriena流量計でクラウド遠隔監視システム
- Caloriena流量計カタログ
- Caloriena R2 の特長
- コントローラとディスプレイが一体になったコンパクト設計!
- Caloriena R2 常設設置イメージ図
- Caloriena R2 センサーシリーズ
- コントローラ設定
- Caloriena R2 設置スタイル
- Caloriena流量計 設置ガイド
超音波流量計 CalorienaR2 クランプオン式
Caloriena R2流量計は、流速計測範囲が0.003m/sec~10m/secで、最小流量の監視や配水小ブロック管理など漏水防止対策の推進に役立ちます。またセンサーは業界最小サイズのため狭小スペース設置にも便利です。対応パイプ口径は6A~1000Aで、コントローラー1台でセンサー3台まで計測可能です。CalorienaR2(カロリーナ)は、クランプオン式の超音波流量計として、最新の超音波テクノロジーを駆使した独自の計測アルゴリズムにより、パイプの壁厚や材質に影響されずに、流体の温度と流量を同時に高精度に測定することができます。
Caloriena R2流量計カタログ (PDFファイル)
千代田工業株式会社 会社案内動画
超音波流量計 Caloroiena R2 Φ6~Φ1000
Caloriena R2流量計と同じコントローラである ULSONA流量計はJICA・JETROを通じトルコ、シンガポールでご採用いただいています。
Caloriena流量計でクラウド遠隔監視システム
- お手持ちのデバイス(スマートフォン、タブレット、パソコン)で遠隔監視。
- 通信は携帯回線を使用しどこからでも繋がる!
- 収集したデータは、デバイス画面(スマートフォン画面上など)上でリアルタイムに確認することが可能!
- 収集データはクラウドに保存されているので、期間を指定してデータを確認可能!
- 収集データを「CSVファイル」としてダウンロード可能!
- GPSを搭載しており、地図上にて位置確認が可能!
PDF カタログ
(表)
(裏)
Caloriena流量計カタログ
(バージョン2)
Caloriena R2流量計カタログ (PDFファイル)
Caloriena R2 の特長
- 超高分可能 低流速感知:0.003m/s!
- 高精度 流量精度±0.6%RD(流速0.5m/sec以上)!
- 通水したまま「ゼロ点校正」が可能!
- 流速計測範囲:0.003m/sec~20m/secで夜間最小流量の継続監視等、配水小ブロック管理など漏水防止対策の推進をサポート致します。
- オールステンレス製(センサー部)で、可搬式でも御好評いただいています。
- 対応パイプ口径 6A~1000A
- コントローラー1台でセンサー3台まで計測可能!
- 3点(2点)計測の場合、独立又は平均計測を行います。
Caloriena R2 仕様等
コントローラとディスプレイが一体になったコンパクト設計!
- Caloriena R2 コントローラは、V0、V1、V2、V3、Z1といったさまざまなセンサーに対応しており、高い汎用性を備えています
- RS485(MODBUS)やCFカードを使ってコンピューターと直接接続することができます。
- タッチパネルとカラーLCDを搭載した画面は、操作性が良く、入力や設定が簡単に行えます。
Caloriena R2 常設設置イメージ図
- Caloriena R2 はコントローラとセンサーの組み合わせで動作します。センサーだけでは機能しませんので、ご注意ください。
- 電源はお客様のご要望に応じて「DC24ボルト入力」と「AC100ボルト」のどちらかをお選びいただけます。電源の種類によって性能や寿命に違いはありません。
Caloriena R2 センサーシリーズ
- Caloriena R2 V0
- 対照配管径:6A~20A
- Caloriena R2 V1
- 対照配管径:25A~100A
- Caloriena R2 V2
- 対照配管径:150A~300A
(Caloriena R2 V0~Z1 のセンサーには防護用の「ゴムカバー」を御用意しています)
- Caloriena R2 Z1
- 対照配管径:300A~1000A
コントローラ設定
- パラメータ設定もLCD画面のガイドに従い簡単設定。
- 種々のパイプデータもコントローラ画面で確認でき、パイプ材質も選択するだけでデータ自動入力。
初期画面から設定メニューを選択した状態です。
- 設定メニュー画面から 計測に必要な情報(動作設定・配管設定等)を入力いたします。
配管設定画面
- センサーの種類(ここでは V1)、配管材質・配管内径・配管厚み等を入力いたします。
配管規格 (配管設定画面<上図>の左上、一覧を選択した状態です。)
センサー(V1)設定画面 配管設定画面で必要情報(配管内径等)を入力後エンターを押すと以下の画面に移ります。
- 配管口径により、センサータップ位置を画面上の指示に従って、センサータップ位置に合わせます。
モニター1 (通常の計測画面です。)
一覧モニター (3側線、3側点用の計測画面です)
SDカード (Caloriena は microSDカード【2GB】を標準内蔵してます。サンプリングは最短6秒毎です。)
超高感度クランプオン(外装)式流量計は、配管に直接取り付けるだけで流量、水温等を測定できる便利な装置です。「常設・ポータブルタイプ」を御用意しておりますので、お客様のニーズに合わせてお選びいただけます。
Caloriena R2 設置スタイル
Caloriena R2 設置スタイルは、計測精度や信頼性を高めるために、様々なオプションを提供しています。例えば、同じ配管に3点計測(3側線)を行うことで、流れの偏りや乱れを補正できます。また、別の配管3箇所(3側点)までコントローラ1台で計測することが可能です。これにより、設備のコストや管理の手間を削減できます。(下記イメージ図)
用途に応じて、3測線・3測点計測が可能!
仕様
流量計:SUS304(接水部SUS316製)
対応パイプ口径6A~1000A
アナログ出力:流量DC4-20mA
温度DC0-5V
防水性能:センサー部 IP65
資料パンフレット
製品パンフレット
出張計測いたします。
- 24時間計測で朝/昼/夜のピーク時流量、深夜等の低流量把握に!
- 既設流量計のチェックに!
- 計測データはコントローラ内蔵SDカードにてCSVファイル出力!
- 管種問わず計測可能(塩ビ管/ハイポリ管/鋼管/SUS管/鋳鉄管)!
- 安定的な計測には「1次側10D」(約2.5D計測実績有)、「2次側5D」が必要です。
御見積・その他の
その他の御問合せは TEL 06-6358-3541 まで!C
Caloriena流量計 設置ガイド
設置前
- コントローラのラベル型番をチェック
- センサー設置の20分~30分前に、コントローラとセンサーをバッテリーに繋いでおく(可能な場合)。
設置
- 配管清掃
センサーを取り付ける予定の場所を中心に、配管の汚れをしっかりと落としてください。 - センサー仮設置
配管がきれいになったら、センサーに接触媒質を塗って、指定された配管部分に仮に取り付けます。仮設置用の固定バンドでセンサーを配管に固定します。
(鋳鉄管や鋼管の場合は、センサーの磁石で対応可能です)
※センサーの取り付け位置は、配管の一番上は避けて下さい(エアー溜まりを避けるため)。
※センサーを仮バンドで固定することで、作業を効率的に進めることができます。 - センサー取付位置選定
センサーの取付位置を選定するには、まず配管にセンサーを仮設置してコントローラと接続します。コントローラ画面で「エコー状態」を確認し、最適な位置を見つけるために必要に応じてセンサーの位置を変えて下さい。 - センサー本設置
センサー設置箇所が確定したら、接触媒質を適正量塗布し、仮設置用バンドでセンサーを仮固定し、本設置用SUSバンドを取付けてセンサーをしっかり固定します。センサーを本設置できたらエコー状態を確認し、問題なければ、約30分エイジングを行って下さい(事前にエイジングを行っている場合、30分のエイジングは必要ないが、15分程度のエイジングは必要)。
※SUSバンドの締め込み状態として、締め過ぎに注意して下さい。
(バンドを締めすぎるとセンサーと接触媒質の適正計測状態から逸脱する恐れがあるため)
コントローラ画面には、パイプの材質などの情報が表示されており、操作方法はシンプルでわかりやすく、コントローラの設定は簡単かつスピーディーに行えます。これにより、現場での設置作業が容易になります。 - ゼロ調整
エイジングが終わるとコントローラの入力情報をチェック後、ゼロ調整を行って下さい。
※配管内の流体に流れがある場合、ゼロ調整を行うことが不可能なので御注意下さい。 - センサー設置 (センサー設置後、防護カバーの取付)
ゼロ調整が終わり正常に計測できるようになったら、接触媒質の乾燥や汚れを防ぐために、センサーにゴムカバーをかぶせた後に、さらにセンサー防護カバーへ密封コーティングを施して、取り付けを完了してください。
※屋外で使用する場合は、センサー防護カバーを設置する際、排水用の穴をいくつか設けます。
※コントローラとセンサーを繋ぐ専用ケーブルを通線する際には、電線管の口径が十分に大きいことが重要です。電線管が曲がっている場合や口径が小さい場合には、ケーブルが通らない可能性があります。そのため、電線管の口径を選ぶ際には、余裕を持ってください。