挿入式超音波流量計 ULSONA
挿入式超音波流量計 ULSONA(ウルソナ)
- 高精度 流量精度±0.5%RD(流速0.5m/sec以上)!
- 既設補修弁に設置可能!
- 不断水でゼロ校正可能!
- 標準仕様で正・負、両方向計測!
- 流速計測範囲:0.003m/sec~20m/secで夜間最小流量の継続監視等、配水小ブロック管理など漏水防止対策の推進をサポート致します。
- オールステンレス製(センサー部)、接水部はSUS316製で可搬式でも御好評いただいています。
- DF型給水栓付急速空気弁の空気弁の代わりに、本流量計を組付けることにより「給水栓付流量計」としての使用が可能です。
- 対応パイプ口径 80A~1000A


特徴1 設置コストがかからない
- 既存の補修弁(サドル分水栓、口金町野)に取付ける場合、断水や工事も不要で簡単に設置できるのが最大の特徴です。
特徴2 調整・校正の容易さ
- 設置されたウルソナDTの調整・校正はすべて自動化されています。
- 面倒な調整や校正作業もユーザーがコントローラのタッチパネルを操作するだけです。
特徴3 最新の超音波テクノロジーで高精度
- 最新のテクノロジーによりトランジットタイム計測精度は飛躍的に向上。流速分解能が0.003m/secという業界最高レベルの分解能を持ち、微小流量まで正確に測定することができます。
特徴4 設定
- 測定に必要なパラメータの設定は指示部のLCD画面を通して対話式で簡単設定。
特徴5 温度測定機能
- ウルソナDTは水温計測機能も有しています。
- ±1℃の精度で常時温度監視も可能です。(標準機能)
特徴6 充実した入出力
- パルス:正方向流量パルス、負方向流量パルス、エラー出力
- アナログ:流量(4-20mA) 流体温度(DC 1-5V)
- データ保存:microSDカード(CSV型式)
- コンピューター通信:Modbus 監視システムに直結できます。
特徴7 バックアップ機能
- ウルソナDT-2又はウルソナDT-3の場合、センサーに異常があっても残りのセンサーで計測を継続できます。
ウルソナ DTの計測原理

- 管路内の2点間(A B)に超音波の伝搬時間が流れに比例して「Δt」(2点間の時間差)が生じ、これに管内口径を乗じ流量となります。
ULSONA DT の設置(計測)条件
- 上流側:配管外径の基本10倍(10D)以上の直管長が必要です(上流側、約3Dに設置の実績あり)。
- 下流側:配管外径の基本5倍(5D)以上の直管長が必要です。
- 上流側にポンプ(下流側も)、流量調整弁、減圧弁、バタフライ弁、仕切弁、レデューサ、曲り配管等がある場合、事前の調査が必要です。
- 上流側又は下流側に必要な直管長を確保できない場合にも、整流板等で対応可能な場合もあり、詳しくは御相談下さい。

ULSONA DT 仕様等

- 不断水で設置!
- 計測範囲:流速0.003m/sec~20m/sec
- 精度:±0.5%forRD 流速0.5m/sec以上
- 通水状態でゼロ校正可能!
- 正・負標準計測(瞬時流量、積算流量共)
- 適用パイプサイズ ULSONA DT-1Φ75~Φ300 DT-2Φ350~Φ450 DT-3Φ500~Φ2000
- 標準仕様 流量計本体 材質オールステンレス製SUS316(挿入部)、SUS304(その他) 計測範囲:流速0.003m/sec~20m/sec 精度:±0.5%RD(読み値) 対象口径:75A~2000A 設置型式:フランジ、サドル分水栓50、口金町野65A 挿入ロッド長:御指定 (300mm~2000mmの範囲) ケーブル:専用ケーブル10m標準及びコネクタ付 重量:約10Kgロッド長による 測定流体:水、超純粋他 防水性能:IP68 動作温度:0~55° オプション:エア抜き弁等 コントローラ 型式:壁掛け型ABS樹脂又はアルミダイキャストW270xH170xD60 表示部:7インチカラータッチパネル 波形表示 操作:タッチパネル方式 設定:演算、断面積、流量補正、時定数、不感帯設定 自動調整機能:ゼロ点調整(オートチューニング) 伝送出力:4-20mA、積算、アラーム データ保存:microSDカード(2Gb標準)付 電源:DC24V(DC9-DC26V 電池駆動可) 消費電力:約10W以下 重量:約1.6Kg 防水性能:IP65相当 動作温度:-5~55° オプション:電動挿入機ウィンチ(高圧用)、バッテリー、キャリーケース(ポータブル用)
ULSONA DT コントローラ寸法等

ULSONA DT 設置イメージ-1
- ULSONA DT-1(75A~300A)のサドル分水栓タイプです。

コントローラ操作
- パラメータ設定もLCD画面のガイドに従い簡単設定。
- 種々のパイプデータもコントローラ画面で確認可能。パイプ材質も選択するだけで、自動入力。
ULSONA DTの LCDタッチパネル画面
- オープニング画面 スイッチを「ON」にすると上側の画面が最初に現れます。
- 上側の画面が自動的に消えて、下側の画面「モニター1」に移ります。
- 「モニター1」画面の右下「設定メニュー」ボタンをタッチします。

初期画面から「設定メニュー」を選択した状態です。
- 「設定メニュー」画面から必要な情報を(動作設定・配管設定等)入力いたします。

配管設定画面
- センサーの種類(この画面では「DT」)配管材質、配管内径を入力いたします。

上図、配管設定画面内の一覧ボタンをタッチした状態の画面です。
- この画面で配管材質番号を選択し入力します。
- 対照配管の内径が不明な場合、この画面の「規格参照」ボタンをタッチし、内径が確認できる画面に移ります。

SDカード
- ULSONA DT コントローラには標準で2GB microSDカードが内蔵されています。
- データサンプリングは最短6秒毎です。

ULSONA DT設置イメージ-2
DT-1 サドル分水栓タイプ
管内径 300mmとしてセンサーを管の中心で固定。

DT2 サドル分水栓タイプ
管内径400mmとしてセンサー(下)を管の中心で固定

DT3 フランジタイプ
管内径1000mmとしてセンサー(下)を管底に固定し、
必然的にセンサー(中)は管の中心に位置します。

ULSONA DT 設置の流れ
- 主な挿入式超音波流量計ポータルブルのセットです。

センサー取付作業
既設空気弁の撤去(Φ75又はΦ100フランジ)
- ①:既設空気弁(撤去前)
- ②:既設空気弁(撤去後)
- ③:既設空気弁撤去あとにアタッチメント取付(挿入式超音波流量計)

既設空気弁撤去あとに、流量計取付
- ③:アタッチメント(挿入式超音波流量計)
- ➃:センサー(挿入式超音波流量計ULSONA DT3)
- ⑤:アタッチメントにセンサーを取付けた状態(未挿入)

アタッチメントにセンサーを取付けて計測位置へセット
- ⑥:センサーを計測位置まで挿入している状態
- ⑦:センサーが計測位置に固定できた状態

コントローラ内蔵のリアルタイムエコーグラフで計測状況をチェック後、計測を開始
- ⑧:センサー計測状況を「リアルタイムエコーグラフ」でチェック後、計測開始

挿入式超音波流量計 ULSONA-DT3 のセット完了
- ⑨:挿入式超音波流量計(ポータルブル)の計測が行える状態

MN型 挿入式計測器設置対応型補修弁機能内蔵消火栓(空気弁)

- 計測を行う上で、空気弁又は消火栓を一旦は撤去した後も、空気弁又は消火栓機能を継続したい場合のために、NM型弁を御用意しています。
将来のIOTを見据えて!
- 将来の管路におけるブロック管理を実施するうえで、既設の地下式消火栓あるいは空気弁を必要箇所のみ本製品に取り替えることにより、管内流量や水質等を測定する各種計測器を常設設を置可能する目的で開発いたしました。
- 補修弁機能を内蔵しているため、不断水で計測器の取付、取外しが可能!
- 将来的に省力化・IOT化目指すなら、ご検討を!
- FCD製・内外面紛体塗装/2種(7.5K)

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カタログ



カタログPDF
価格表
出張計測いたします。
- 24時間計測で朝/昼/夜のピーク時流量、深夜等の低流量把握に!
- 既設流量計のチェックに!
- 計測データはコントローラに内蔵SDカードにてCSVファイル出力!
- 管種問わず計測可能(塩ビ管/ハイポリ管/鋼管/SUS管/鋳鉄管)!
- 安定的な計測には「1次側10D」(約2.5D計測実績有)、「2次側5D」が必要です。
御見積・その他の
お問い合わせは TEL 06-6358-3541 まで!
ULSONA取付手順
設置前
- 輸送時の木枠梱包を解体、外観等、目視チェック。
- コントローラとセンサーのラベル型番をチェック
- センサー設置の20分~30分前に、コントローラをバッテリーに繋いでおく(可能な場合)。
- センサーシャフトに挿入位置をマーキング。
設置
- センサー検出端をアタッチメントに収納したまま所定設置場所(フランジ又はサドル)に移動。
設置位置にセンサーを運ぶ - センサーを設置場所に移動したら、次亜液でセンサー挿入部を消毒。
※次亜液(希釈目安0.5ppm~0.8ppm)
センサー消毒 - センサー取付前に、「補修弁又はサドル分水栓」=以下、「元弁」という。「元弁」の全閉確認とパッキンがセットされているかを確認後にセンサーを取付。
※フランジの場合、M16ボルト=トルクレンチ60Nmで締める。(カチッと音が鳴るまで)
※サドル分水栓の場合、ネジを手で固くなるまで回し、最後に専用レンチでしっかり締め込む。
センサー取付 - センサー取付後、(設置作業中の)センサー飛出し防止用バンドを巻く(アタッチメント又はフランジのアイボルトとセンサー上部コネクションボックスハンドルに巻く)。
センサーにバンドを巻く - 「元弁」を開き、漏水の有無の確認と、封水フランジ(又はコック操作)のボルト(4本)を緩めてエアー抜きを行い、エアー抜きが終われば、封水フランジボルト(4本)を締めて「元弁」を全閉する。
エアー抜き - センサーアタッチメントに水を充填した状態で、エイジングを約30分行う。
エイジング - エイジング中にセンサーをコントローラに接続し、センサー異常がないか確認。
AB緑(エコーチェック) - コントローラに必要情報を入力し、エイジング終了後、静的チューニングを行う。
チューニング - 「元弁」を全閉状態から全開にし、封水フランジボルト(4本)をシャフトを上下できる程度に緩め、センサーシャフトを徐々に挿入し、予めマーキングしたシャフト位置が封水グランドまで到達したら、水の流れ方向と配管(配管が目視できない場合はフランジボルト位置とハンドルが平行か)とコネクションボックスバンドルが平行になっているか確認し、封水フランジボルト(4本)を締める。
計測位置にセンサーセット - 計測位置にセンサーが設置できたら、センサー固定金具(シャフト抜出し防止処置)を取り付けて、センサーの設置完了。
固定金具取付
※試運転の際、専用ケーブルを通線する電線管の口径を出来るだけ余裕のある物に選定頂くことを要指示。(通線管が90度曲がり等あれば、管口径がタイトの場合、通線できない恐れがあります)