シンプルで頑強設計で超高精度な ULSONA 流量計
挿入式超音波流量計 ULSONA(ウルソナ)
シンプルで頑強な ULSONA(ウルソナ)流量計の標準部品


※配管への設置方法は3パターン

- 流速計測範囲:0.003m/sec~20m/secで夜間最小流量の継続監視等、配水小ブロック管理など漏水防止対策の推進をサポート致します。
- オールステンレス製(センサー部)、接水部はSUS316製で可搬式でも御好評いただいています。
- MN弁(補修弁機能内蔵挿入式計測器付空気弁又は消火栓)にULSONA流量計を取付て御使用することにより、「空気弁付又は給水栓付流量計」としての御使用が可能です。
【本ページの後半にMN弁掲載しています】 - 対応パイプ口径 80A~1000A【Φ75~Φ1000】
ULSONA流量計の設置
①ULSONA流量計をサドル付分水栓に設置したイメージ図

②ULSONA流量計をフランジ(Φ75補修弁)に設置したイメージ図

③ULSONA流量計をボール式消火栓【町野口金(65A)】に設置したイメージ図

ULSONA DTのカタログ(以下のULSONA流量計カタログ画像の下からダウンロードいただけます)

![流量計の千代田工業(株)
挿入式超音波流量計ULSONA-DTのA3版カタログ裏面で、ULSONAの仕様とULSONA-DTポータブルタイプの計測順序を写真を使い説明しています。ULSONAの仕様として、
測定流体:水、超純水、工業用水。
測定方式:トランジットタイム方式
適用パイプサイズ:DT-1 80A~300A DT-2 350A~450A DT-3 500A~1000A
測定流速範囲:0.000[m/sec]~±20[m/sec]
流速分解能:0.003[m/sec]
精度:±0.5% for RD(流速0.5m/sec以上)
ULSONAのコントローラは
供給電圧:DV24V(DC9-DC26V 電池駆動可) 消費電力:約10W以下
アナログ出力:Ch1 流量DC4-20mA(DC0-24mA)(負荷抵抗≦500Ω)
Ch2 温度、流速、負流量(選択)DC1-5V
デジタル出力:Ch1 正方向流量パルス(PhotoMOSリレー DC30V 500mA)
Ch2 負方向流量パルス(PhotoMOSリレー DC30V 500mA)
Ch3 測定エラー(無電圧接点)
記録媒体:microSD Card(2GB MAX)
通信:RS485(Modbus RTU 9600~38400bps)
カレンダークロック:基盤内組込
動作温度:-5~50°
ヒューマンマシンインターフェース:7インチカラー液晶タッチパネル付
表示内容:瞬間流量[㎥/sec][L/sec][L/hr][㎥/min][㎥/hr]瞬時流速 [m/s]
正方向流量パルス 0~999999.999[㎥]負方向流量パルス 0~999999.999[㎥]
防水性能:コントローラIP65相当
本体・センサー部
センサー:超音波オシレーター
設置方法:サドル分水栓/フランジ取付アダプタ(補修弁)
材質:SUS316(挿入部)
SUS304(その他)
重量:約10Kg(シャフトの長さによる)
防水性能:IP68
動作温度:センサー(0~55°)](https://www.chiyoda-kogyokk.jp/wp/images/2022/07/ULSONA流量流速調査カタログ--1024x725.jpg)

ULSONA DT カタログ (PDFファイル)
ULSONA DT流量計 材質:オールステンレス製 センサーシャフト(接水部)SUS316製
ULSONA LT流量計 材質:オールステンレス製 センサーシャフト(接水部)SUS304製
製品に関するお問合せ➡千代田工業(株)06-6358-3541
- 資料のご請求、製品御購入、流量計測業務などの御見積承ります。
- 計測業務例として、既設補修弁Φ75又は、ボール式消火栓(口金65A)に取付けて計測を行います。
- 計測期間は、24時間~20日間程度です(詳細につきましてはお問い合わせください)。

超音波流量計の原理について・・
超音波流量計は、超音波を利用して液体または気体が流れる速度を計測する機器です。超音波式流量計は、管内の液体中に超音波を伝搬させ、その伝搬時間の差から流量を計測します。
一般的に、超音波流量計といえば、クランプオン式(外装式)流量計を指すことが多いですが、弊社では、クランプオン式流量計(外装式流量計)と挿入式流量計を扱っており、クランプオン式(外装式)は、配管設備の外から取り付けが可能であり、挿入式は配管の補修弁等に設置します。
超音波流量計の測定方法は、トランジットタイム方式(伝播時間差式)とドップラー式がありますが、ULSONA流量計は、トランジットタイム方式を採用しています。
トランジットタイム方式は、配管に斜めに取り付けた二つのセンサが交互に超音波を送受信します。
流れがないときは、上流側から下流側への超音波と、下流側から上流側への超音波の伝播時間は同じであり、流れがあるときは、上流側から下流側への超音波は流れに乗って速く伝わり、下流側から上流側への超音波は流れに逆らって遅く伝わります。この伝播時間の差が流速に比例します。
トランジットタイム方式(伝播時間差式)の超音波流量計は、次のような特徴があります。
クランプオン式(外装式)のメリットとして
非接触で流体流量を測定できる利点があり、圧力損失がなく、クランプオン式(外装式)であれば配管を切断する等の必要がなく、設置やメンテナンスが容易である。
クランプオン式(外装式)のデメリットとして
一定の直管部が必要で、流体に固形物や気泡が多く含まれると計測誤差や計測不可能になる場合があり、脈動等あれば、不安定な計測値になるなど。
挿入式ULSONA流量計のメリットとして
配管にセンサーを挿入して直接計測できるため、電磁流量計(従来流量計)では困難とされていた低流速における計測を可能にし、正・負の両方向の計測が標準で可能です。流体と直接接触することで、外部の影響を受けにくく、高い精度(0.5%RD)と安定性を実現しました。
サドル分水栓(Φ50用)への設置が可能であり、既設の補修弁への設置も含め不断水で着脱可能、不断水で校正も可能で、設置コストを安価に抑えることが可能です。
ULSONA流量計は落雷の際、リスクを最小限に抑えらるっ?!

- ULSONA流量計のコントローラには、アレスタ(避雷器 SPD)が内蔵されていますが、落雷が近ければコントローラは破損する可能性があります。ただし、ULSONA流量計のセンサーは下図イメージのようにULSONA流量計センサーに水が直接 接していることにより、水がマイナスアースとなり、電流がULSONA流量計にとどまることなくULSONA流量計センサーは保護されます。
※雷の落雷がULSONA流量計センサーに直撃の状態では、センサーは破損する場合があります。
ULSONA流量計の設置場所付近に落雷があった場合のイメージ図です。

※挿入式超音波流量計ULSONA(ウルソナ)の主な特徴
- 高精度 流量精度±0.5%RD(流速0.5m/sec以上)!
- 既設補修弁に設置可能!
- 不断水でゼロ校正可能!
- 標準仕様で正・負、両方向計測!
- 落雷の際、リスク軽減!
- ウルソナ流量計は、配管にセンサーを挿入して直接流体の流速と流量を測定する超音波式の流量計です。
- 流体と直接接触することで、外部の影響を受けにくく、高い精度と安定性を実現しています。
- センサーはオールステンレス製(接水部はSUS316)で、シンプルで頑丈な構造になっています。
- 配管に設置する方法は、「サドル付き分水栓、フランジΦ75Φ100、口金町野65A(ボール式消火栓など)」の3パターンです。
- 測定に必要なパラメータの設定や調整・校正は自動化されており、
ユーザーはボタンひとつで操作いただけます【このページの真ん中より下方にコントローラ操作参照】。 - ウルソナ流量計は、水温や水圧、残留塩素濃度なども測定できる多機能な流量計です。
ULSONA流量計取付方法の具体例

- ① サドル付き分水栓(Φ50)
- ② フランジ(既設空気弁又は地下式消火栓を撤去し補修弁から計測)
- ③ Φ75ボール式消火栓(65A町野口金)
設置方法① サドル付き分水栓
・サドル付分水栓の「上部キャップ」を外し、ULSONA流量計の
「アタッチメント」を取り付けます。
・アタッチメントを取り付け終えると、サドル分水栓のボール弁を
ゆるやかに開きます。アタッチメント内に水が入るのを確認した
ら、一度サドル分水栓の「ボール弁」を閉めて、アタッチメント
内の空気を抜きます。
・アタッチメント内の空気が抜けたら、15分~30分ほど待ちます。
この間に「センサー」と「水温」が調整されます(エイジング)。
・エイジングが完了したら、もう一度サドル分水栓の「ボール弁」を
全開にしてセンサーを取り付けます。

設置方法② フランジ等
・ウルソナ流量計のアタッチメント下部に専用特殊フランジを取付け(ねじ込み)
て、補修弁フランジにボルトナット(M16)で固定します。
・補修弁にアタッチメントを取付け終えると、補修弁のボール弁をゆっくり開き、
アタッチメント内が水で満たされるまで引き込んで、一旦補修弁の「ボール弁」
を閉じ、アタッチメント内の空気を抜きます。
・アタッチメント内の空気が抜けたら、15分~30分「センサー」と「水温」
等をなじませます(エイジング)。
・エイジングが終われば、再度補修弁の「ボール弁」を全開にしてセンサーを取
付けます。

設置方法③ Φ75ボール式消火栓
・ウルソナ流量計のアタッチメント下部を65A町野口金タイプにして、ボール式
消火栓の吐出口(65A口金)に取り付けます。
・ボール式消火栓の開閉キャップを少し開けて、アタッチメント内が水で満たさ
れるまで待ちます。アタッチメント内が水で満たされたら、一旦ボール式消火
栓のボール弁を閉じて、アタッチメント内の空気を抜きます。
・空気を抜いたら、15分~30分ほどセンサーと水温がなじむまで待ちます(エイ
ジング)。
・エイジングが終わったら、再びボール式消火栓のボール弁を全開にして、セン
サーを挿入します。

不断水で流量計(短管形電磁流量計)の更新が可能ですか?
不断水で流量計の更新は可能です。
挿入式超音波流量計ULSONA-DTシリーズは、その理想的な解決策です!
ULSONA流量計は、既存の配管に「サドル付分水栓」などを設置し、流量の測定が可能になります。
従来の電磁流量計と比べて、施工時間やコストを大幅に削減するだけでなく、水質や水圧にも影響を与えません。また、外的要因などの制約を受けずに高精度で安定した測定が可能です。ULSONA流量計は、配管の管理やメンテナンスにおいて、優れた性能と信頼性を提供します。
- 流量計の更新を行う際には、将来的なメンテナンスや交換のために、できるだけ「バイパス管」を設置することをお勧めします。
「バイパス管」は、流量計の前後に分岐しており、流量計を取り外しても流体が流れるようになっています。
以下の図は、「バイパス管」があらかじめ設置されている場合の流量計の更新方法を示しています。

流量計の更新を行いたい場合でも、現場に「バイパス管」が設置されておらず、断水を行うことが困難な場合、「挿入式超音波流量計 ULSONA-DT」がお役に立ちます。
- 流量計更新の際、「バイパス管」がない場合でも、不断水で「流量計の更新」が可能です。
- 既設流量計の付近に「地下式消火栓」又は「空気弁」が設置されていれば、その補修弁を利用し「挿入式超音波流量計ULSONA-DT」の設置が可能です。
- また、対象配管に「サドル分水栓(Φ50のみ)」を設置できれば、サドル分水栓を利用し「挿入式超音波流量計ULSONA-DT」の取付が可能です。
- 下記の図は、流量計設置配管に「バイパス管」がない場合に、「サドル付分水栓」を取付て、「挿入式超音波流量計ULSONA-DT」での流量計の更新を示しています。
ULSONA流量計のセンサーは取り外しや移設が容易なので、メンテナンスや点検も簡単に行えます。「挿入式超音波流量計ULSONA-DT」は、流量計の更新にお悩みのお客様に最適なソリューションです。

挿入超音波流量計ULSONAのクラウド遠隔監視システム
ULSONA流量計とクラウドシステムを併用することにより、瞬時流量・瞬時流速・正積算流量・負積算流量・水温をリアルタイムに遠隔監視できるシステムをご紹介します。このシステムは、データはクラウドに保存され、スマートフォンやパソコンからいつでも確認できます。
このシステムは、挿入式超音波流量計ULSONA-DTと、携帯キャリア回線を利用したクラウド遠隔監視システムの組み合わせです。ULSONA-DTは、既設の配管にサドル付分水栓や補修弁などを設置して、不断水で流量の測定が可能な高精度な流量計です。クラウド遠隔監視システムは、ULSONA-DTから収集したデータをリアルタイムに送信し、お手持ちのデバイスで確認できる便利なシステムです。GPS機能も搭載しており、地図上で位置情報も把握できます。
御問合せ先➡千代田工業㈱ 営業1課 TEL 06-6358-3541
ULSONAクラウドシステムのメリットは以下の通りです。
- 初期投資を抑えられる。
ULSONA-DTは、既設の配管に取り付けるだけで測定が可能なので、工事費や時間がかかりません。クラウド遠隔監視システムも、携帯キャリア回線を使用するので、専用の通信回線やサーバーが不要です。 - リアルタイムにデータを確認できる。
ULSONA-DTは、瞬時流量・瞬時流速・正積算流量・負積算流量・水温を測定し、クラウド遠隔監視システムに送信します。デバイス画面上でリアルタイムにデータを見ることができます。また、期間を指定して過去のデータも確認できます。データはCSVファイルとしてダウンロードすることも可能です。 - 配管管理や漏水防止対策に役立つ。
ULSONA-DTは、流速計測範囲が0.003m/sec~20m/secと広く、夜間最小流量の継続監視などができます。これにより、配管の状態や漏水の有無を把握することができます。また、センサーは取り外しや移設が容易なので、メンテナンスや点検も簡単に行えます。
※オプションで残塩濃度計測(東亜DKK製)も遠隔監視可能です。


ULSONAクラウドシステムの特徴まとめ
- お手持ちのデバイス(スマートフォン、タブレット、パソコン)で遠隔監視。
- 収集したデータは、デバイス画面(スマートフォン画面上など)上でリアルタイムに確認することが可能!
- 収集データはクラウドに保存されているので、期間を指定してデータを確認可能!
- 収集データを「CSVファイル」としてダウンロード可能!
- GPSを搭載しており、地図上にて位置確認が可能!
- 通信は携帯回線を使用しどこからでも繋がる!
新製品 ULSONA UTY 残塩計付流量計
- 流量、流速、水温、水圧、残留塩素濃度 を計測
- クラウドでリアルタイム監視可能!
- 携帯キャリア回線を使用(NTTドコモ、KDDI)し、遠隔でリアルタイム監視が可能です。
※注意 ULSONA UTY残塩計付流量計の製品出荷につきまして、現時点で2024年中頃以降の出荷予定ですが、。
詳しくは、御手数ですが弊社[ULSONA DT、UTY」窓口 電話番号 06-6358-3541 迄お問合せ願います。


ULSONA DT の設置(計測)条件
- 上流側:配管外径の基本10倍(10D)以上の直管長が必要です(上流側、約3Dに設置の実績あり)。
- 下流側:配管外径の基本5倍(5D)以上の直管長が必要です。
- 上流側にポンプ(下流側も)、流量調整弁、減圧弁、バタフライ弁、仕切弁、レデューサ、曲り配管等がある場合、事前の調査が必要です。
- 上流側又は下流側に必要な直管長を確保できない場合にも、整流板等で対応可能な場合もあり、詳しくは御相談下さい。
※設置条件を満たさない場合は、測定精度や安定性が低下する可能性があります。
左側が上流のイメージ

右側が上流のイメージ




ULSONA流量計の設置サポート(挿入時)
- 配管にULSONAを設置する際、圧力が高い場合に「専用電動ウィンチ」を御用意しています。

- 専用電動ウィンチを使用したULSONA流量計の現場設置例

特徴1 設置コストがかからない
- 既存の補修弁(サドル分水栓、口金町野)に取付ける場合、断水や工事も不要で簡単に設置できるのが最大の特徴です。
特徴2 調整・校正の容易さ
- 設置されたウルソナDTの調整・校正はすべて自動化されています。
- 面倒な調整や校正作業もユーザーがコントローラのタッチパネルを操作するだけです。
特徴3 最新の超音波テクノロジーで高精度
- 最新のテクノロジーによりトランジットタイム計測精度は飛躍的に向上。流速分解能が0.003m/secという業界最高レベルの分解能を持ち、微小流量まで正確に測定することができます。
特徴4 設定
- 測定に必要なパラメータの設定は指示部のLCD画面を通して対話式で簡単設定。
特徴5 温度測定機能
- ウルソナDTは水温計測機能も有しています。
- ±1℃の精度で常時温度監視も可能です。(標準機能)
特徴6 充実した入出力
- パルス:正方向流量パルス、負方向流量パルス、エラー出力
- アナログ:流量(4-20mA) 流体温度(DC 1-5V)
- データ保存:microSDカード(CSV型式)
- コンピューター通信:Modbus 監視システムに直結できます。
特徴7 バックアップ機能
- ウルソナDT-2又はウルソナDT-3の場合、センサーに異常があっても残りのセンサーで計測を継続可能です。
ウルソナ DTの計測原理

- 管路内の2点間(A B)に超音波の伝搬時間が流れに比例して「Δt」(2点間の時間差)が生じ、これに管内口径を乗じ流量となります。
ULSONA DT 仕様等

- 不断水で設置!
- 計測範囲:流速0.003m/sec~20m/sec
- 精度:±0.5%forRD 流速0.5m/sec以上
- 通水状態でゼロ校正可能!
- 正・負標準計測(瞬時流量、積算流量共)
- 適用パイプサイズ ULSONA DT-1Φ75~Φ300 DT-2Φ350~Φ450 DT-3Φ500~Φ2000
- 標準仕様 流量計本体 材質オールステンレス製SUS316(挿入部)、SUS304(その他) 計測範囲:流速0.003m/sec~20m/sec 精度:±0.5%RD(読み値) 対象口径:75A~2000A 設置型式:フランジ、サドル分水栓50、口金町野65A 挿入ロッド長:御指定 (300mm~2000mmの範囲) ケーブル:専用ケーブル10m標準及びコネクタ付 重量:約10Kgロッド長による 測定流体:水、超純粋他 防水性能:IP68 動作温度:0~55° オプション:エア抜き弁等 コントローラ 型式:壁掛け型ABS樹脂又はアルミダイキャストW270xH170xD60 表示部:7インチカラータッチパネル 波形表示 操作:タッチパネル方式 設定:演算、断面積、流量補正、時定数、不感帯設定 自動調整機能:ゼロ点調整(オートチューニング) 伝送出力:4-20mA、積算、アラーム データ保存:microSDカード(2Gb標準)付 電源:DC24V(DC9-DC26V 電池駆動可) 消費電力:約10W以下 重量:約1.6Kg 防水性能:IP65相当 動作温度:-5~55° オプション:電動挿入機ウィンチ(高圧用)、バッテリー、キャリーケース(ポータブル用)
ULSONA DT コントローラ寸法等

※コントローラの操作
- ウルソナ流量計のコントローラ操作は指示部のLCD画面を通して直感的かつ対話式で簡単設定が可能です。
ULSONA DTの LCDタッチパネル画面
- オープニング画面 スイッチを「ON」にすると上側の画面が最初に現れます。
- 上側の画面が自動的に消えて、下側の画面「モニター1」に移ります。
- 「モニター1」画面の右下「設定メニュー」ボタンをタッチします。

初期画面から「設定メニュー」を選択した状態です。
- 「設定メニュー」画面から必要な情報を(動作設定・配管設定等)入力いたします。

配管設定画面
- センサーの種類(この画面では「DT」)配管材質、配管内径を入力いたします。

上図、配管設定画面内の一覧ボタンをタッチした状態の画面です。
- この画面で配管材質番号を選択し入力します。
- 対照配管の内径が不明な場合、この画面の「規格参照」ボタンをタッチし、内径が確認できる画面に移ります。

SDカード
- ULSONA DT コントローラには標準で2GB microSDカードが内蔵されています。
- データサンプリングは最短6秒毎です。

ULSONA DT 設置イメージ-1 【サドル付き分水栓に設置】
- ULSONA DT-1(75A~300A)のサドル分水栓タイプです。
- ULSONA DT1とULSONA DT2は「サドル付き分水栓」の設置が可能です。ULSONA DT1又はULSONA DT2は「フランジ設置」も可能ですが、コスト面で「サドル付き分水栓」の方が一般的に良いといわれています。
※「サドル付き分水栓」は、配管口径がΦ300以上はメーカーにより制作サイズが異なるため、
「ULSONA DT2」 (Φ350~Φ450)をサドル付き分水栓にて設置する場合は注意して下さい。 - 注意点として、「サドル付き分水栓」のサイズが「Φ50」かの確認を必ず行って設置して下さい。
※「Φ50サドル付き分水栓」以外は取付不可能です。


ULSONA DT設置イメージ-2
DT-1 サドル分水栓タイプ
管内径 300mmとしてセンサーを管の中心で固定。

DT2 サドル分水栓タイプ
管内径400mmとしてセンサー(下)を管の中心で固定

DT3 フランジタイプ
管内径1000mmとしてセンサー(下)を管底に固定し、
必然的にセンサー(中)は管の中心に位置します。

ポータブルタイプ ULSONA DT 設置例
(計測業務を行った際の設置の流れです)
- 主な挿入式超音波流量計ULSONA ポータルブルタイプのセットです。

センサー取付作業
既設空気弁の撤去(Φ75又はΦ100フランジ)
- ①:既設空気弁(撤去前)
- ②:既設空気弁(撤去後)
- ③:既設空気弁撤去あとにアタッチメント取付(挿入式超音波流量計)

既設空気弁撤去あとに、流量計取付
- ③:アタッチメント(挿入式超音波流量計)
- ➃:センサー(挿入式超音波流量計ULSONA DT3)
- ⑤:アタッチメントにセンサーを取付けた状態(未挿入)

アタッチメントにセンサーを取付けて計測位置へセット
- ⑥:センサーを計測位置まで挿入している状態
- ⑦:センサーが計測位置に固定できた状態

コントローラ内蔵のリアルタイムエコーグラフで計測状況をチェック後、計測を開始
- ⑧:センサー計測状況を「リアルタイムエコーグラフ」でチェック後、計測開始

挿入式超音波流量計 ULSONA-DT3 のセット完了
- ⑨:挿入式超音波流量計(ポータルブル)の計測が行える状態

挿入式超音波流量計ULSONA ポータブルタイプも御用意しています。
- 以下は挿入式超音波流量計ULSONA LTのポータブルタイプです。
- 省電力タイプの「ULSONA LT」は連続約25日計測が可能で、バッテリーを連結すれば約45日連続計測が行えます。
- ケースは防水仕様(IP65相当)ですが、水没には対応していません。

- この「ULSONA LT」ポータブルタイプは「クラウド遠隔監視システム」付で、「ULSONA LT」を設置後、スマートフォン、タブレット等で遠隔監視が可能。

- ULSONA LT コントローラ、バッテリー ズーム

挿入式超音波流量計ULSONA(口金65A町野式)ワンタッチ設置イメージ
- ULSONA流量計は「ボール式消火栓」(口金65A町野式)に取付け可能です。
(ボール式消火栓にワンタッチで設置可能です) - ULSONA流量計の下部タイプにはネジ式(50Aストレートネジ)、フランジ(Φ75 7.5K 10K兼用)、町野口金タイプの3種類が選択可能。


双口空気弁にULSONA DTを設置可能
- 「既設」、「新設」問わず双口空気弁に挿入式超音波流量計ULSONAが設置可能です。
(既設双口空気弁の場合、補修弁が必要)

双口空気弁にULSONA設置後、着脱可能「玉押し器」も取付可能
- 双口空気弁にULSONAを設置後、必要に応じ(取水)着脱可能な「玉押し器」も取付可能です。
「玉押し器」の取水口(町野口金)は65Aを確保していますので、通常の消火栓と同じです。

MN弁 挿入式計測器設置対応型補修弁

MN型 挿入式計測器設置対応型補修弁 価格
- 空気弁タイプ:MN弁Φ75空気弁 ¥804,000-
- 消火栓タイプ:MN弁Φ75消火栓 ¥766,300-
- MN弁(空気弁、消火栓なし):¥652,500-
- 計測を行う上で、空気弁又は消火栓を一旦は撤去した後も、空気弁又は消火栓機能を継続したい場合のために、NM型弁を御用意しています。
将来のIOTを見据えて!
- 将来の管路におけるブロック管理を実施するうえで、既設の地下式消火栓あるいは空気弁を必要箇所のみ本製品に取り替えることにより、管内流量や水質等を測定する各種計測器を常設設を置可能する目的で開発いたしました。
- 補修弁機能を内蔵しているため、不断水で計測器の取付、取外しが可能!
- 将来的に省力化・IOT化目指すなら、ご検討を!
- FCD製・内外面紛体塗装/2種(7.5K)







カタログPDF
出張計測いたします。
- 24時間計測で朝/昼/夜のピーク時流量、深夜等の低流量把握に!
- 既設流量計のチェックに!
- 計測データはコントローラに内蔵SDカードにてCSVファイル出力!
- 管種問わず計測可能(塩ビ管/ハイポリ管/鋼管/SUS管/鋳鉄管)!
- 安定的な計測には「1次側10D」(約2.5D計測実績有)、「2次側5D」が必要です。
御見積・その他の
お問い合わせは TEL 06-6358-3541 まで!
ULSONA取付手順
設置前
- 輸送時の木枠梱包を解体、外観等、目視チェック。
- コントローラとセンサーのラベル型番をチェック
- センサー設置の20分~30分前に、コントローラをバッテリーに繋いでおく(可能な場合)。
- センサーシャフトに挿入位置をマーキング。
設置
- センサー検出端をアタッチメントに収納したまま所定設置場所(フランジ又はサドル)に移動。
設置位置にセンサーを運ぶ - センサーを設置場所に移動したら、次亜液でセンサー挿入部を消毒。
※次亜液(希釈目安0.5ppm~0.8ppm)
センサー消毒 - センサー取付前に、「補修弁又はサドル分水栓」=以下、「元弁」という。「元弁」の全閉確認とパッキンがセットされているかを確認後にセンサーを取付。
※フランジの場合、M16ボルト=トルクレンチ60Nmで締める。(カチッと音が鳴るまで)
※サドル分水栓の場合、ネジを手で固くなるまで回し、最後に専用レンチでしっかり締め込む。
センサー取付 - センサー取付後、(設置作業中の)センサー飛出し防止用バンドを巻く(アタッチメント又はフランジのアイボルトとセンサー上部コネクションボックスハンドルに巻く)。
センサーにバンドを巻く - 「元弁」を開き、漏水の有無の確認と、封水フランジ(又はコック操作)のボルト(4本)を緩めてエアー抜きを行い、エアー抜きが終われば、封水フランジボルト(4本)を締めて「元弁」を全閉する。
エアー抜き - センサーアタッチメントに水を充填した状態で、エイジングを約30分行う。
エイジング - エイジング中にセンサーをコントローラに接続し、センサー異常がないか確認。
AB緑(エコーチェック) - コントローラに必要情報を入力し、エイジング終了後、静的チューニングを行う。
チューニング - 「元弁」を全閉状態から全開にし、封水フランジボルト(4本)をシャフトを上下できる程度に緩め、センサーシャフトを徐々に挿入し、予めマーキングしたシャフト位置が封水グランドまで到達したら、水の流れ方向と配管(配管が目視できない場合はフランジボルト位置とハンドルが平行か)とコネクションボックスバンドルが平行になっているか確認し、封水フランジボルト(4本)を締める。
計測位置にセンサーセット - 計測位置にセンサーが設置できたら、センサー固定金具(シャフト抜出し防止処置)を取り付けて、センサーの設置完了。
固定金具取付
※試運転の際、専用ケーブルを通線する電線管の口径を出来るだけ余裕のある物に選定頂くことを要指示。(通線管が90度曲がり等あれば、管口径がタイトの場合、通線できない恐れがあります)