【目 次】
- 浄水場水準の高精度計測とクラウド監視を両立
- クラウド対応ULSONA UTYの導入メリット
- 経年劣化による残留塩素低下リスクと、管末監視の重要性
- カタログダウンロード
- 水道用クラウド対応残留塩素濃度計ULSONA UTY 製品仕様(抜粋)
- メンテナンス
- 現場の巡回業務を劇的削減。4つの水質・水理データを一元管理する「ULSONA UTY」
- 水質管理の自動化を実現。残留塩素濃度連動型・自動排水システム
- ULSONA流量計 よくある質問(FAQ)
安全でおいしい水を。確かな安全とおいしさを。

水道水の安全は、当たり前であってほしい。でも、その当たり前を守るためには、見えない場所での緻密な管理が必要です。
ULSONA UTYは、最新のIoT技術で管末まで24時間しっかり見守り、塩素の入れすぎ(カルキ臭)や不足をなくします。蛇口をひねれば、いつでも安全で、そして「おいしい水」が出る。確かな安心を、ULSONAは未来の世代まで繋ぎ続けます。

| ULSONAが守る「3つの約束」 | どんな風に役立っているの? |
| 1.いつでも安全 | 法定基準をしっかりクリアした、安心安全なお水が届きます。 |
| 2.毎日おいしい | 塩素を入れすぎないように見張ることで、いつも、おいしい水がいただけます。 |
| 3.くらしの安心 | 見えない水道管の健康を24時間チェックし、当たり前の日常を守り続けます。 |
コスト削減と確実な水質管理を両立。次世代水管理「ULSONA UTY」の強み
水道事業における維持管理の効率化と、確実な水質監視を同時に実現する「ULSONA UTY」の基本特長です。

高額なテレメータ盤を不要にするLTE-M通信により、初期費用と通信コストを大幅に削減。残留塩素や水圧などの重要データをリアルタイムで監視し、インターネット経由で安全にバックアップします。さらに、任意で設定した閾値に基づく「自動排水システム(20A〜)」との連動により、現場の巡回負担を最小限に抑えつつ、極めて信頼性の高い水質管理体制を構築します。(※流量計測はオプションで追加可能です)
| ULSONA UTYの3つの強み | 行政・維持管理における導入効果 |
| 1.通信コスト・工事費削減 | テレメータ盤が不要なLTE-M通信と簡素な施工で、トータルコストを抑えます。 |
| 2.安全・信頼性の確保 | 異常の即座検知と確実なデータバックアップにより、安全な給水体制を維持します。 |
| 3.自動排水と多項目監視 | 水質(残塩・水圧等)の常時監視と自動排水弁の連動で、効率的な運用を実現します。 |
確かな精度で地域の水インフラを守り抜く。高機能センサーが水質と水圧を常時監視し、流量・流速の拡張にも対応する強固な管理体制

浄水場水準の高精度計測とクラウド監視を両立。不断水設置型「ULSONA UTY」
水道管網の常時監視をスムーズに導入するための、ULSONA UTYの標準的な設置イメージです。
地下の配水管にはサドル付分水栓を使用することで、断水を伴わずに専用の取水ラインを構築可能です。採取された水は地上のポールにマウントされた計装盤へと導かれ、盤内に格納された残留塩素濃度計およびコントローラによって水質が解析されます。解析データはコントローラ内蔵のSDカード等に蓄積されると同時に、併設された発信器からクラウドシステムへ送信されます。この「ローカルとクラウドの2重ロガー対応」により通信障害時などのデータ欠損リスクを回避。既存のインフラ環境にも後付けしやすく、現場の運用に即した極めて実用的なシステム構成となっています。
| 構成のポイント | 現場でのメリット |
| 不断水施工 | サドル付分水栓により、断水なしでスムーズに設置可能。 |
| 2重ロガー対応 | SDカードとクラウドの同時記録で、データ欠損リスクを回避。 |
| 高い実用性 | 既存インフラへ容易に後付けでき、運用開始がスムーズ。 |

水道管網における水質管理の高度化と、維持管理コストの削減を同時に実現するシステム、それが ULSONA UTY です。
水質計測において最も実績と信頼性の高い「ポーラログラフ法」を採用し、浄水場と同等の高精度なデータ収集を連続的に行います。サドル付分水栓を用いた「不断水設置」により、断水調整や大規模工事を回避し、スムーズな導入が可能です。
取得したデータはクラウド経由で 24 時間遠隔監視され、オプションの「自動排水システム」と連動させることで、安全な水質維持と現場巡回業務の大幅な省力化に貢献します。
| システムの特長 | 行政・管理者にとっての導入効果 |
| 1.ポーラログラフ法採用 | 浄水場で実績のある高精度な計測方式により、信頼性の高い水質データを担保します。 |
| 2.不断水での設置施工 | 住民への断水周知や給水車の手配が不要となり、工期とコストを大幅に削減します。 |
| 3.クラウド遠隔監視 | 現場へ赴くことなくPCやスマートフォンで24時間状況を把握し、人手不足を解消します。 |
水道用「クラウド対応 残留塩素濃度計ULSONA UTY」 の機能概要
ULSONAコンパクト残留塩素濃度計(ULSONA UTY)は、遠隔監視システムとの連携により、現場巡視の労力を大幅に削減し、データに基づく効率的な水道管網管理を実現します。
中核となるセンサー部には、浄水場等で極めて高い実績と信頼を誇る「偏心回転微小電極ポーラログラフ式センサー(東亜DKK製)」を採用。0〜2.0mg/Lの範囲で正確な水質計測を継続します。
また、水圧計を標準内蔵しており、「残留塩素濃度」と「水圧」の常時監視が可能です。さらに、オプションの流量計センサーを追加することで、管路の漏水等の異常発生時にも迅速な初動対応が可能となり、地域の安全な水インフラを守る強固な監視体制を構築できます。
残塩・水圧の常時監視から、流量・流速の把握まで。クラウド連携で実現する、確実で高効率な水道管網の統合管理

| 機器の基本仕様 | スペック詳細 |
| 1.計測範囲 | 0.05〜2.00mg/L |
| 2.総合精度 | ±1%FS |
| 3.外部出力 | 4-20mA、Modbus通信 |
| 4.対応電源 | AC / DC 双方に対応 |
コンパクト残塩計とクラウド連携による、リアルタイム水質監視システム

水道施設の維持管理において、水質の安全性確保と管理コストの削減は重要な課題です。
本システムは、省スペースな「コンパクト残塩計」を用いて、管路からの取水から排水までの水質を正確に連続計測します。取得したデータはコントローラで処理され、専用の発信器を通じてクラウドへリアルタイムに送信されます。遠隔地からでも24時間体制で水質変動を監視できるため、現場巡回の負担を大幅に軽減し、安定した法定基準の遵守を強力にサポートします。

・通信回線は「NTTドコモ、KDDI」を使用しており、どこからでも繋がるので場所や配線の制約があり
ません。
・収集したデータは、リアルタイムに確認することができるだけでなく、クラウドに保存されています
ので、期間を指定して過去のデータを確認することやCSVファイルとしてダウンロード可能す。
・GPSを内蔵しており、地図上で位置確認が可能。
| 構成ユニット | 維持管理における役割 |
| 1.コンパクト残塩計 | 省スペースで設置でき、精度の高い残留塩素計測を連続して行います。 |
| 2.コントローラ | 現場でのリアルタイムな数値確認と、過去のデータ推移の把握を可能にします。 |
| 3.クラウド発信器 | 安全な通信網を用いてデータを送信し、遠隔地からの常時監視を実現します。 |
クラウド対応ULSONA UTYの導入メリット
深刻化する水道インフラの老朽化に対し、水質異常や漏水の早期発見は急務です。「ULSONA」は標準搭載の水圧計を活用し、管網リスクの「事前予測」を実現する水道DXソリューションです。
水圧の低下からタイムラグ(予測リードタイム)を経て残留塩素濃度が低下する相関関係を捉えることで、異常の兆候をいち早く察知。さらに、水圧と残留塩素の両面から異常を判定する「ダブルチェック」を行うことで、誤検知を防ぎ漏水判定の信頼性を飛躍的に向上させます。プロセスの見えない変化を可視化し、現場の無駄な緊急出動を削減。安全・安心な管網運用を低コストでサポートします。

水圧と残留塩素の相関で異常を「事前予測」。漏水検知の精度を高めるダブルチェック
| 項目 | 仕様・機能 | 導入メリット・もたらす効果 |
| 設置の柔軟性 | 小型・軽量ユニット設計(H400×W200×D162mm) 既設管への後付け対応 | 大規模な新設工事が不要です。狭小な弁室や管末などスペースが限られた場所にも導入できます。 |
| 測定の信頼性 | 偏心回転微小電極ポーラログラフ法 (遊離・全残留塩素両対応) | 浄水場で長年の実績がある方式です。流速変動や水質変化に強く、長期的に安定した高精度な測定を実現します。 |
| 遠隔監視・運用 | LTE通信による自動送信・クラウド連携 PC/スマホ対応、CSVデータ保存 | Webブラウザからいつでも監視が可能です。データの自動保存により報告資料の作成も容易になり業務を効率化します。 |
| 迅速な危機管理 | 設定値逸脱時の自動メール通知 GPSによる位置情報管理 | 異常発生時の迅速な出動判断を支援します。複数の測定ポイントを地図上で管理し、広域管網の管理負担を軽減します。 |
| 保守管理の省力化 | 長寿命設計センサーヘッド 定期的な薬品補充・交換不要 | 日常点検や保守作業の手間を大幅に軽減します。運用コストを抑えつつ持続可能な水質管理が可能です。 |
水圧低下から残留塩素濃度の低下を事前に予測し、漏水検知のダブルチェックにも寄与します。

水道インフラの老朽化対策において、漏水の早期発見は極めて重要ですが、同時に「誤検知による無駄な緊急出動」をいかに減らすかが維持管理の大きな課題となっています。ULSONAはこの課題に対し、水圧と残留塩素濃度の両面から異常を捉える「ダブルチェック」システムで確実なソリューションを提供します。
水圧計が圧力の低下をリアルタイムに検知し、その時間ラグを活用して残留塩素濃度の低下を事前予測します。この2つの指標を掛け合わせて判断することで、単一センサーでは避けられない誤検知リスクを大幅に低減し、漏水判定の信頼性を飛躍的に向上させます。確かな根拠に基づくデータドリブンな管網管理が、自治体様の無駄なコストを削減し、安全で効率的な水道DXをサポートします。
| 製品の強み・アプローチ | 実現するソリューションと現場のメリット |
| ① 高精度な測定 | 微小な水圧・残留塩素の変化も高精度に検出し、データ化します |
| ② リアルタイム監視 | 連続測定により、管網内の見えない変化を即時に把握可能です |
| ③ 予測による先手対応 | 時間ラグを利用した事前予測で、トラブルに対する適切な初動対応をサポートします |
| ④ 漏水検知の信頼向上 | 水圧と残留塩素の「ダブルチェック」により、誤検知を減らし判定精度を向上させます |
| ⑤ 効率化とコスト削減 | トラブルの早期発見と先手対応により、過剰な業務負担や運用コストを削減します |
水源から各家庭まで。地域の水インフラを網羅するULSONA遠隔監視ネットワーク
残留塩素濃度計付流量計ULSONAの設置イメージです。
| 監視ポイント | 役割と取得データ |
| 1.浄水施設・配水池 | 水源および供給ベースとなる基幹水質の継続的な安全確認 |
| 2.中継管網・分岐点 | 広域エリアにおける流量・水圧の変動および水漏れリスクの早期検知 |
| 3.住宅地・管末(エッジ) | 各家庭へ届く直前の残留塩素濃度の担保と、滞留状況のモニタリング |

水道事業における最大の使命は、水源から各ご家庭の蛇口に至るまで、安全な水を安定して供給し続けることです。ULSONA UTYシリーズは、単なる計測機器にとどまらず、浄水施設から配水管網、そして管末の住宅地にいたるあらゆるポイントを連携させる「広域監視ノード」として機能します。
サドル分水栓や補修弁を活用した柔軟な取水システム(地下GLからのアプローチ)により、既存インフラの大規模な改修を伴わずに各拠点への設置が可能。複数の残塩計と変換器からクラウドへデータが常時送信されることで、街全体の水質・水 量・水圧を網羅的に可視化します。これにより、異常の早期発見や効率的な広域マネジメントを実現し、持続可能なインフラ運営を強力にサポートします。
経年劣化による残留塩素低下リスクと、管末監視の重要性
水道管網の老朽化、特に経年劣化した鋳鉄管の内部では、水質管理上の深刻な課題が潜んでいます。
管壁に形成された腐食層やスケール(水垢)の付着により、浄水場で添加された残留塩素が途中で過剰に消費されてしまう現象です。このため、配水池を出た時点では十分な濃度があっても、管末(給水栓)に至るまでに法定基準値を下回るリスクが高まります。安全な水質を担保するためには、こうした経年管路における残留塩素濃度の低下をリアルタイムで把握し、適切に対処する監視体制が不可欠です。

| 経年管におけるリスク要因 | 水質管理への具体的な影響 |
| 1.管内壁の腐食層 | 鉄の酸化反応等により、水中の残留塩素が化学的に消費・還元されます。 |
| 2.スケールの付着 | 有機物や微生物の温床となり、塩素の消失スピードをさらに加速させます。 |
| 3.末端での濃度低下 | 滞留時間の増加と相まって、法定基準値(0.1mg/L以上)の維持が困難になります。 |
布設から40年以上経過した老朽鋳鉄管では、管内面の剥離や錆こぶ等の影響により、残留塩素が著しく消費される傾向にあります。「残留塩素濃度計 ULSONA」は、この特性に着目しました。
従来予測が難しかった「異常な残塩消費」の現象を逆手にとり、水質(残留塩素濃度・水温)と水質以外の指標(水圧・流量)を同時に常時監視します。これらの多角的なデータから、水圧・流量の低下と残塩消費が重なる箇所を論理的に特定。広大な水道管網から漏水疑いエリアを効果的に絞り込むことで、自治体様の漏水調査コストの大幅な削減と、効率的なインフラ更新に貢献いたします。
浄水場クラスの高精度測定を末端管網へ。次世代のクラウド対応水質監視システム

日々の安全な水の供給に不可欠な残留塩素濃度の管理。ULSONAクラウド残塩計は、高さ400mm×横200mm×奥行162mmというコンパクトな筐体に、主要な浄水場で採用される据え置き型と同等の高精度な測定技術を凝縮しました。
これまで大規模施設でしか実現できなかった常時監視を、消火栓や空気弁など配水管の末端に近い場所で可能にし、より緻密な塩素濃度管理に貢献します。
測定の心臓部には、長年の実績を持ち流量変動にも強い「偏心回転微小電極ポーラログラフ法」を採用。長期間にわたり信頼性の高いデータを提供し続けます。人的リソースの効率化と関連コストの削減に寄与し、持続可能な水道事業の運営を強力に支援するソリューションです。
| ULSONAが誇る4つの強み | 現場にもたらす具体的なメリット |
| 1.管末設置 | コンパクト設計により、これまで設置が困難だった狭小な弁室や管末にも対応します。 |
| 2.ポーラログラフ法 | 長期間の無人稼働でも汚れに強く、極めて信頼性の高い水質測定を実現します。 |
| 3.クラウド接続 | 遠隔地から24時間リアルタイムで4項目のデータを一元監視できます。 |
| 4.省力化 | 現場巡回の手間を削減し、限られた人的リソースを有効活用できます。 |
浄水場クラスの精度を凝縮したコンパクト筐体
残留塩素濃度計ULSONA 寸法

カタログダウンロード
ULSONA UTY残留塩素濃度計
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ULSONA UTY残留塩素濃度計付流量計
クラウド対応ULSONA UTY
ULSONA UTY残留塩素濃度計連動型自動排水装置 New

水道用クラウド対応残留塩素濃度計ULSONA UTY 製品仕様(抜粋)

| 項目 | 内容 |
| 測定対象 | 水道水 |
| 測定レンジ | 0.00〜2.00 mg/L(フルスケール調整可) |
| 総合精度 | ±1%FS |
| 設置形式 | 直結型または分離型(現場環境に応じて選択可) |
| 電源 | DC12V±1V/バッテリー駆動対応可能 |
| 出力 | アナログ4-20mA、RS485、LTE通信モジュール(クラウド対応) |
| 保護性能 | 防水・防塵(IP65相当)・屋外設置対応 |
クラウド対応/非対応モデルの選択が可能
ULSONA UTYモデルは、クラウド対応型に加えて、クラウド通信機能を外したスタンドアロン型(非クラウドモデル)もご用意しています。
| モデル | 特長 | 通信費 |
| クラウド対応型 | LTE通信で自動送信・遠隔監視/アラート通知対応 | 月額 約4,000円(2026年3月現在) |
| 非クラウド型 | 通信費不要/ローカル出力(CSV)対応(4-20mA・RS485) | 通信費なし |
【重要】ULSONAクラウド流量計 通信環境に関する設置上のご留意事項
ULSONAクラウド流量計(残留塩素濃度計付)は、安定したデータ通信網として携帯電話回線(LTE-M:ソフトバンク・KDDI)を利用しております。そのため、山間部など電波の到達が困難なロケーションにおいては、遠隔監視システムが正常に稼働しない可能性がございます。
確実な運用を行っていただくため、設置予定地におけるスマートフォンの電波状況を一つの目安としてご確認いただき、通信環境に懸念がある場合は、事前の現地調査等を含め弊社までご相談ください。
ULSONAクラウド残塩計【残留塩素濃度計】

断水不要の簡単設置。GPSとクラウドで実現する次世代の広域管末管理
ULSONAクラウド残塩計:リアルタイム遠隔監視と迅速導入を実現するクラウド連携ソリューション
ULSONAクラウド残塩計は、残留塩素濃度と水圧、そしてオプションによる流量、水温のリアルタイム遠隔監視に特化したクラウド連携ソリューションです。
最大の特徴は、既設配管にサドル付分水栓等を設置するだけで「不断水」での計測が可能な点にあります。断水作業に伴う住民への周知や調整が不要なため、管末などへの重要拠点へ迅速に導入いただけます。
通信には信頼性の高い携帯キャリア回線(SoftBank、KDDI)を採用。GPS機能を標準搭載しており、広範囲に分散する複数の計測地点も地図上で正確に一元管理できます。収集されたデータはクラウドに保存され、PCやスマートフォンから24時間いつでも、確かなエビデンスに基づいた品質管理を実現します。
既設設備を活かした包括監視。地域の水質を24時間365日、確実に見守るクラウドソリューション。
| システム構成と主要機能 | 導入によるメリット |
| 不断水計測テクノロジー | 配管内の水を止めることなく設置・計測。断水工事のコストと手間を大幅に削減します。 |
| マルチキャリア対応クラウド | SoftBank/KDDI回線を利用。電波状況に応じた最適な通信環境を確保します。 |
| GPS位置情報管理 | 設置場所を地図上に自動プロット。点検やメンテナンス時の現場特定を容易にします。 |
| モバイル遠隔監視 | 専用アプリやブラウザから、いつでもどこでもリアルタイムで状況把握が可能。 |
メンテナンス

安定稼働を支えるシンプルなメンテナンスと、明確な維持管理計画
ULSONAクラウド残塩計の継続的かつ安定した稼働には、定期的な消耗品の交換が不可欠です。本製品の主要なランニングコストは、水質を検知する「電極」と、電極表面を物理的に洗浄する「ビーズ」の交換費用に集約されます。
維持管理に必要な消耗品が明確なため、次年度の予算計画が立てやすく、長期的なインフラ管理においてもコストの透明性を確保できます。
| 消耗品名 | 交換時期の目安 | 役割と備考 |
| 洗浄用ビーズ | 約3ヶ月〜6ヶ月 | 回転電極式ポーラログラフ法において、測定中に電極表面の汚れを物理的に落とし、測定精度を保ちます。 |
| 測定用電極 | 約12ヶ月に1回 | 残留塩素濃度を正確に検知するための心臓部です。経年による感度低下を防ぐため、年1回の定期更新を推奨します。 |
水道用残留塩素濃度計ULSONA UTY
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御見積のご依頼、その他当WEBサイト上でご不明な点や、些細な疑問などございましたら、ご遠慮なく上記の電話番号またはメールアドレスまでお問合せください。当WEBサイトだけではお伝えきれない詳細についても、お気軽にお問い合わせください。
電話でのお問い合わせ: 平日 月曜AM9時~金曜17時まで
メールでのお問い合わせ: 365日いつでも受付
皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。
【御見積について】
午前中にいただいた御見積のご依頼につきましては、原則として当日中に回答させていただきます。
午後以降のご依頼につきましては、翌営業日中に回答いたします。
ただし、繁忙期等につきましては、できる限り迅速な回答を心がけておりますが、通常よりお時間をいただく場合がございます。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。
ULSONAクラウド残塩計は、お客様の用途に応じて、ご選択いただけます。
現場の運用体制や予算規模に応じて最適な選択が可能な「ULSONA残塩計」シリーズ。遠隔からのリアルタイム監視を可能にする標準の「クラウドモデル」、水質・水量の一体管理を実現する「流量計付モデル」、そして通信インフラが不要で初期・運用コストを抑えられる「クラウド連携なしモデル」の3種をご用意し、持続可能で確実な水道施設運営を支援します。
| 製品タイプ | クラウド連携 | 測定項目 | データ記録・出力 | 主な特徴・メリット |
| ULSONAクラウド残塩計 | あり | 残留塩素濃度 水圧 | クラウドサーバー保存(CSVファイル出力 | 遠隔からリアルタイムで監視できる基本モデル。 |
| ULSONAクラウド流量計付残塩計 | あり | 残留塩素濃度 水圧 流量 水温 | クラウドサーバー保存(CSVファイル出力 | 水質と水量の一体管理を実現。500mm以上の空間で設置可能。 |
| ULSONA残塩計(クラウド機能なし) | なし | 残留塩素濃度 水圧 流量 水温 | 変換器内蔵SDカード (CSVファイル出力) | 通信不要な環境に適し、導入コストを抑えられるモデル。 |
各タイプのご紹介:
ULSONAクラウド残塩計

ULSONAクラウド流量計付残塩計

ULSONA残塩計(クラウド機能なし)

ULSONA残塩計<残留塩素濃度計> :仕様
■ ハードウェア製品仕様
項目 仕様
測定方式 アナログ測定方式・ポーラログラフィック分析式
測定レンジ 0~2mg/L
繰り返し性 ±2.0%FS
直線性 ±5%FS
安定性 (ゼロドリフト) ±1%FS/月以内
安定性 (スパンドリフト) -7~±2%FS/月以内
動作温度 / 範囲 0℃~40℃ / -5℃~+50℃
動作湿度範囲 85%RH以下
電源仕様 DC24V±10%
入力信号仕様 4~20mA(インピーダンス: 約250Ω以上 ※)
重量 約4.0kg
クラウドによる高精度な水道用残留塩素管理と業務合理化の実現。
| 項目 | 内容 | 備考 |
| 製品名 | ULSONA UTYクラウド残塩計 | IoT活用型計測ソリューション |
| 測定項目 | 残留塩素濃度、水圧、水温 | 3項目を同時にモニタリング可能 |
| 通信方式 | インターネット経由(クラウド送信) | 遠隔地からのデータ確認が可能 |
| 対応デバイス | PC、スマートフォン、タブレット | ブラウザ等で閲覧可能 |
| データ管理 | クラウドサーバー保存、CSV出力 | 過去データの分析・帳票作成に活用 |
ULSONA残塩計は、流量計との連携やクラウド監視機能の追加が可能です。これにより、より包括的で便利な水質管理を実現します。

行政の喫緊の課題である人口減少・ダウンサイジングを主軸に、ULSONAが持続可能なインフラを支える鍵であることを説きます。
少子化時代の「浄水場ダウンサイズ化」と効率的漏水調査。衛星AIと超高精度ULSONAが導く配水ブロック管理
【課題】
少子化等による税収減・水需要減少と、避けられない浄水場ダウンサイジングの必要性。
【解決】
超高精度ULSONA流量計による、漏水が発生した場合の「流量増加・水圧低下」のリアルタイム検知と予知保全。無駄な配水をカットし、運用コストを最適化。
【具体策】
残留塩素濃度計付ULSONAによる水質監視を含む、クラウド包括監視体制の構築。遠隔管理により、職員不足問題に対応。
【持続可能性】
正確な配水ブロック管理データにより、適切なダウンサイズ化計画を支援。
| 調査手法 | 広域エリアの把握 | ピンポイント特定 | 調査の効率・タイパ | 水質(残留塩素)管理 |
| 従来の音聴調査のみ | 不可能(全域を歩く必要あり) | 作業員の熟練度に依存、限界あり | 悪い(人海戦術) | 別途、現地での手作業 |
| 衛星AI調査のみ | 可能(AIでエリアをスクリーニング) | 限界あり(疑いエリア内を結局音聴で探すため時間がかかる) | 改善されるが、特定作業で停滞 | 非対応 |
| 衛星AI + 超高精度ULSONA流量計 | 可能(AIでエリアをスクリーニング) | 可能(超高精度の流量データで漏水管路を確実・迅速に特定) | 最大化(無駄な現場調査を徹底排除) | 残留塩素濃度計付で同時にクラウド自動管理 |
現場の巡回業務を劇的削減。4つの水質・水理データを一元管理する「ULSONA UTY」

水道事業における深刻な人手不足に対応するため、ULSONA UTYは水質管理のDXを推進します。これまで個別に計測・確認していた「残留塩素濃度」「水圧」「流量」「水温」の4つの重要データを1つのデバイスで統合計測。
取得したデータはクラウド経由でパソコンやタブレットへ常時同期され、時系列のグラフとして一目で把握できるため、現場への巡回回数を大幅に削減できます。確実な監視体制を維持しながら、職員の皆様の業務負担を軽減する、次世代の維持管理ソリューションです。
| 解決できる課題 | ULSONA UTYの導入効果 |
| 1.人手不足・巡回の負担 | クラウド常時監視により、現場へ出向く時間と労力を大幅にカットします。 |
| 2.データ管理の煩雑さ | 4つの指標(残塩・水圧・流量・水温)をひとつの画面で直感的に把握できます。 |
| 3.異常への対応遅れ | リアルタイムな状況把握により、水質変化や漏水リスクへ迅速に対応可能です。 |
この測定グラフは、既存の空気弁を一時的に撤去した場所にULSONAクラウド流量計付残留塩素計を設置し、1か所で同時に計測したデータを示しています。データは視認性を高めるため、以下の3つのグラフに分けて表示されています。
グラフ①:残留塩素濃度と水圧
グラフ②:瞬時流量と流速
グラフ③:積算流量と水温
- Φ400 鋳鉄管GX 送水管
グラフ①

上記グラフについて、残留塩素濃度は、0.3mg/Lを下回ると追塩(次亜塩素酸ナトリウムの注入)が行われる運用設定となっており、グラフからもそのタイミングで濃度が上昇している様子が確認できます。
一部で1.0mg/Lを超えるピークが見られますが、これは注入ポンプによる一時的な過注入が原因と考えられます。
この計測結果をもとに、注入制御の最適化に向けた濃度調整が可能であると考えられます。
※なお、残留塩素濃度が一時的に1.0mg/L前後となることについては、必ずしも“高すぎる”と判断するのは適切ではありません。配水管の長さや地域特性に応じて、1.0mg/L程度の濃度が必要とされる場合もあります。また、季節や気温変化に対応するための管理調整も重要であり、残留塩素濃度の維持は非常に繊細かつ重要な業務です。
なお、グラフ後半に見られる水圧の急激な低下は、計測機器を取り外す際に生じた圧力変化によるものであり、異常を示すものではありません。
残留塩素の基準値(0.1 mg/L 以上)を下回った場合のリスク
・水質基準の不適合
・微生物の再増殖リスク
・消費者の健康被害リスク
ULSONAクラウド流量計付残塩計による継続的なモニタリングは、水道管内における残留塩素濃度の変動傾向を把握し、以下のような水道事業者様にとってのメリットを提供します。
*リスクマネジメントの強化: 残留塩素濃度の低下リスクを早期に特定し、迅速な対応を可能にします。
*効率的な予算確保の根拠: データに基づいた明確な根拠を提示することで、対策費用や設備投資に関する予算獲得を支援します。
*安定した安全な水供給への貢献: 適切な塩素管理を支援し、安全で安心な水供給体制の維持・向上に貢献します。
この測定結果は、将来的な水質管理の最適化と、安定した安全な水道水の供給体制維持に向けた重要な判断材料となると考えられます。
- グラフ②

- グラフ③

水道水の管理は、安心安全な水の供給に不可欠です。ULSONA流量計は、残留塩素濃度、水温、流量、水圧という重要な4つの指標を同時に計測できる画期的なソリューションを提供します。
配水プロセスにおける残留塩素の減衰と、管末監視の重要性
水道水の安全基準を満たすため、浄水場で注入された塩素は、各家庭の蛇口(管末)に届くまで法定基準値を保つ必要があります。しかし、配水管網を経由する過程で塩素濃度は時間とともに徐々に低下します。
そのため、広域な管網では途中の配水池での追加注入(ブースター)を行い、水質をコントロールしています。ULSONAを活用した管末での常時監視は、この「少し濃い」から「ちょうど良い」へと変化するプロセスを正確に可視化し、法定基準のクリアと過剰注入の抑制(カルキ臭の低減)を両立する、合理的な水質管理体制の構築に貢献します。

| 管理ポイント | 塩素濃度の状態 | 求められる対応と課題 |
| 1.浄水場付近 | 少し濃い(高濃度) | 管末までの距離と減衰を見越した適正量の初期注入。 |
| 2.配水池・中間地点 | 低下傾向〜追加注入 | 状況に応じた塩素の追加注入と、中間地点での濃度把握。 |
| 3.管末(需要家) | ちょうど良い(適正濃度) | 法定基準(0.1mg/L以上)の維持確認と、現場でのリアルタイム監視。 |
配水管に埋設されている「消火栓や空気弁」からも残塩計側が可能です。

配水管からの取水イメージ

部に取水専用補修弁を設置することにより取水が可能です。
・取水専用補修弁は、弁の開閉にかかわらず、常に取水が可能です。
・取水専用補修弁を使用するデメリットは高さに注意が必要です。口径Φ75の場合150ミリ高くなりま
す。
配水管に埋設されている既設弁からの取水イメージ

配水管に新設する「消火栓や空気弁」からの取水イメージ

取水専用補修弁

・取水用配管はオプションです。
残留塩素濃度計ULSONAの用途別 製品比較表


水道事業の未来を支える次世代ソリューション。人員不足を補い、確実な残留塩素管理を実現する「ULSONA UTY自動排水装置」

安全な水質管理と業務効率化を両立。自動連動排水で基準値を徹底維持
水道事業においては、深刻な人員不足や技術・リソースの不足をどのように補い、さらに効率よく水道事業を運用していくかが大きな課題となっています。「ULSONA UTY」は、これらの課題を解決し、水道事業者様の作業等を強力にサポートできるツールです。
最大の特徴は、水道法に基づく残留塩素濃度と自動排水を完全に連動させたシステムである点です。法律で定められた基準値(0.1mg/L以上)を下回ることなく、安全に設定値によって残留塩素濃度を管理することができます。
- 自動管理の具体例:
- 残留塩素濃度が 0.15mg/L になったら、自動弁が開いて排水を開始。
- 残留塩素濃度が 0.20mg/L に回復すれば、自動弁が閉じて排水を停止。
このように、人手を介さず24時間体制で確実な水質維持管理が可能となります。

ULSONAUTY 自動排水システム
独自のセンサー技術『Caloriena』搭載。流体制御を最適化するスマート排水モジュール
安定したインフラ運用が求められる現場の課題を解決します。本図は「ULSONAUTY自動排水システム」の内部構造です。左側の「流入」から右側の「排水」に至る経路に、高精度の流量計センサーと20A電磁弁を統合。さらに、緊急時やメンテナンス時に備え、手動で操作できるオーバーライドゲートバルブ(赤色ハンドル)を標準装備しています。地表から100mm以上の深さを確保するクリアランス設計により、配管の凍結や外部からの衝撃リスクを低減。人員不足の現場でも、24時間安全かつ確実な排水管理を自動化します。

現場巡回を劇的に削減。法令順守とコスト最適化を両立する自動排水・塩素管理システム
「ULSONAUTY」は、管末の水質最適化を自律的に行う先進の排水ソリューションです。クランプオン式(外装式)超音波Caloriena流量計と20A電磁弁を統合した堅牢な地下埋設ボックスを軸に、サドル付分水栓からの流入水を的確に側溝へ排出します。特筆すべきは給電方式のスケーラビリティです。AC電源(100V/200V・DC電源対応)による安定稼働はもちろん、内蔵蓄電池とソーラーパネルを組み合わせた「モデルA」により、インフラの未整備エリアでも完全自立駆動によるデータドリブンな水質制御が可能になります。

| 項目 | 詳細・メリット |
| 【モデルA】 ソーラーバッテリーモデル | 太陽光パネル&内蔵蓄電池を使用。商用電源不要の「完全オフグリッド運用」に対応。 |
| 【モデルB】 標準非ソーラーモデル | 制御盤にAC100V/200V、DC電源を接続。安定した「常時運用」を実現する標準仕様。 |
| 地下埋設ボックス構成 | 20A電磁弁、20A用Caloriena流量計、手動オーバーライドゲートバルブを内蔵。 |
| メリット①【完全自動】 | 現場巡回による日々の塩素管理・手動排水作業の手間が不要になる。 |
| メリット②【法令順守】 | 自律的な自動制御により、水質基準値を外れるリスクを確実に防ぐ。 |
| メリット③【コスト削減】 | 人件費の削減に加え、排水量と薬剤の使用量を最適化できる。 |
運用のカスタマイズで現場を最適化する
現場の状況や目的に合わせて、機能を拡張できる2つのオプションをご用意しています。
- オプション1:流量計の追加
- 自動排水(電磁弁20A)により排水した水量を正確に記録・管理できます。これにより無駄な排水を削減し、有収率の向上・改善に大きく寄与します。
- オプション2:ソーラー蓄電池システム
- 商用電源を一切使用することなく、オフグリッドでの完全自然エネルギー運用が可能になります。電源の確保が難しい場所への設置に最適です。

配水管の管末における水質管理の課題に対し、ULSONA UTYは残留塩素濃度を24時間自動で監視し、基準値を下回る前に自動排水を行います。
設置環境に合わせて選べる2つのラインナップをご用意。電源確保が困難な場所には、太陽光発電と内蔵蓄電池で稼働する「ソーラー蓄電池オフグリッドタイプ」、既存の電気設備を活用できる場所には「商用電源利用タイプ」が最適です。
計測データ(残留塩素濃度・水温・水圧・瞬時流量・正逆積算流量)はクラウドを介して遠隔からリアルタイムで管理・監視できるため、見回りコストの削減と、安心・安全な水環境の維持を両立します。
| 項目 | ソーラー蓄電池オフグリッドタイプ | 商用電源利用タイプ |
| 主電源 | 太陽光発電(クリーンエネルギー) | 商用電源(AC/DC) |
| バックアップ電源 | 内蔵蓄電池 | なし |
| 主な設置対象エリア | 電源確保が困難な場所、山間部、管末等 | 既存の電気設備がある場所 |
| 基本機能 | 残留塩素濃度の24時間自動監視、自動排水運転 | 残留塩素濃度の24時間自動監視、自動排水運転 |
| 自動排水トリガー | 残留塩素濃度が基準値を下回った場合 | 残留塩素濃度が基準値を下回った場合 |
| 配管接続構成 | 配水管 > サドル付分水栓 > 管末等> 残留塩素濃度計 > 側溝(排水) | 配水管 > サドル付分水栓 > 管末 等> 残留塩素濃度計 > 側溝(排水) |
| データ管理方法 | コントローラ内蔵SDカード、クラウドによる遠隔リアルタイム監視・管理 | コントローラ内蔵SDカード、クラウドによる遠隔リアルタイム監視・管理 |
| 主な計測項目 | 残留塩素濃度、水温、水圧、瞬時流量、正逆積算流量 | 残留塩素濃度、水温、水圧、瞬時流量、正逆積算流量 |
電源確保の難題をクリア。完全「オフグリッド」が実現する、持続可能な水道管末管理。
【ソーラー搭載オフグリッドモデル】

水道事業における日々の残塩管理業務を自動化し、現場巡回の負担を劇的に軽減します。太陽光パネルと内蔵蓄電池によるオフグリッド運用に対応しているため、電源確保が困難な管末エリアでも確実な設置が可能です。電磁弁(Φ20〜)による的確な自動排水で基準値オーバーを未然に防ぎ、適切な塩素管理を維持。さらに、薬剤使用量を最適化することで、ランニングコストの大幅な削減にも貢献します。
| 項目 | 詳細仕様・特徴 | 導入効果・メリット |
| 製品名 | ULSONA 自動排水装置(ソーラー&蓄電池搭載型) | 水質管理業務のDX化・自動化の推進 |
| 電源仕様 | 太陽光パネル + 内蔵蓄電池(オフグリッド運用) | 電源のない場所でも設置可能、災害時のBCP対策 |
| 排水制御 | 排水ユニット(電磁弁 Φ20〜)による自動制御 | 配水管末端(管末)における残留塩素濃度の適正管理 |
| 法令順守 | 残留塩素基準値オーバーの確実な防止 | 水道法に準拠した安全な水質維持の徹底 |
| 業務効率化 | 定期的な現場巡回・手動排水作業の自動化 | 管理職員の現場巡回コストおよび労力を劇的に削減 |
| コスト削減 | 自動排水による薬剤使用量・排水量の最適化 | 水道事業におけるランニングコストの大幅な圧縮 |
現場の声から生まれた水道DX。「有収率向上」に寄与する残留塩素濃度計連動型自動排水装置
【標準モデル】

水管末端における日々の残留塩素管理や現場巡回は、人員不足に悩む水道事業において大きな負担となっています。千代田工業が提案する「ULSONA 残留塩素濃度計連動型自動排水装置」は、この課題を水道DXによって根本から解決します。
サドル付分水栓を用いて既存の配水管へ容易に設置可能で、測定値が設定を下回った場合のみ自動で排水ユニット(電磁弁)が稼働し、側溝へ安全に排水します。「完全自動」による現場巡回の劇的な削減と、「法令順守(基準値の確実な維持)」を両立。さらに、管末の水質低下を防ぐことで浄水場での過剰な薬剤注入を抑え、「コスト削減」にも直結します。
現在、実際の自治体フィールドにおける長期実証試験も進行しており、実運用データに基づいた確実なインフラ管理を低コストで実現します。
| 導入メリット | 解決できる現場の課題・ソリューション内容 |
| 【完全自動】現場巡回の劇的改善s | 手動での管末排水作業や日々の塩素確認が不要になり、人手不足を解消 |
| 【法令順守】安全な水質の担保 | リアルタイム監視と自動排水の連動により、残留塩素の基準値逸脱を確実に防ぐ |
| 【コスト削減】薬剤使用量の最適化 | 管末での確実な水質維持により、浄水場などでの過剰な塩素剤投入コストを削減 |
| システム構成・設置の容易さ | サドル付分水栓と排水ユニット(電磁弁Φ20~)を用い、側溝等へ安全に排水 |
商用電源ゼロで、どこでもクリーン&スマートな水質管理を実現!

電源不要、工事不要、設置場所を選ばず、即日稼働可能!
電源ゼロで水質を自動キープ!スマート自動排水装置「ULSONA UTY」
電気工事不要のソーラー蓄電システムにより、管末における残留塩素濃度の自動管理と排水を完全オフグリッドで実現します。浄水場同等の高精度センサーが設定閾値(例:0.20mg/L未満)に応じて電磁弁を自動制御。維持管理工数の削減と、安全かつ安定した給水体制の構築に貢献する次世代デバイスです。
| 項目 | 詳細内容 | 備考 |
| 製品名 | 残留塩素濃度連動 自動排水装置 ULSONA UTY | 次世代型スマートウォーターグリッドデバイス |
| 動作電源 | ソーラー蓄電システム(太陽光パネル+蓄電池) | 完全オフグリッド運用・電気工事不要 |
| 本体ユニット構成 | ・コンパクトな自立型ユニット ・自動排水ユニット ・計器・バッテリー収納部 ・制御部・残留塩素計 | 省スペース設計で各機能を1台に内蔵 |
| 自動排水の仕組み | 管末の残留塩素濃度を連続計測し、設置閾値(例:0.20mg/L未満)に基づき電磁弁を自動開閉 | 浄水場レベルのセンサーによる完全自動化 |
| 導入のメリット | 1. クリーンエネルギー(環境にやさしいソーラー運用) 2. 省人化・効率化(自動制御で管理工数を削減) 3. 安心・安全(安定した水質管理で安心の水供給) |

管末の残留塩素濃度管理に、新たな選択肢を。
配水管の末端における水質維持は、安全な給水において極めて重要です。「ULSONA UTY 残留塩素濃度連動型 自動排水装置」は、管末付近のサドル付分水栓、または一般的な水栓柱(カラン)から直接接続し、効率的な水質計測と自動排水を行うことができるシステムです。
■ 優れた設置性と柔軟な接続 専用の特殊な工事を必要とせず、既存のサドル付分水栓や水栓柱(蛇口)から直接、残留塩素濃度の計測・接続が可能です。設置の手間を大幅に削減し、必要な場所に速やかに導入できます。
■ ソーラー蓄電池による完全自立運用 電源の確保が困難な管末エリアでも、付属の太陽光発電パネルと蓄電池によって完全自立(オフグリッド)運用が可能です。商用電源は一切不要であり、災害時や停電時でも途切れることなく水質監視を継続します。
■ 遠隔監視による管理業務の効率化 計測されたデータ(残留塩素濃度、水温、水圧、流量等)は、クラウドを介してリアルタイムに監視可能です。現地への巡回負担を軽減し、データに基づく確実な水質管理をサポートします。
太陽光パネル搭載 自動排水装置 寸法およびシステム構成図
本図は、完全自立運用を可能にするソーラー発電ユニットおよび制御ボックスの寸法・配置構成を示しています。幅1200mm×奥行800mm×高さ1000mmの筐体内に、自立電源用バッテリーと集中管理を担う「ULSONA DT制御盤」を格納。取水からの残留塩素濃度計測、判定による電磁弁の開閉連動、そして自動排水に至るまでの一連のプロセスを確実に行い、安定した水質管理を実現します。
| 項目 | 仕様・詳細 | 備考 |
| 筐体全体サイズ | W: 1200mm × D: 800mm × H: 1000mm | 太陽光パネル・フレーム含む外寸 |
| 制御ボックス設置部 | 高さ(H): 600mm / 奥行内寸: 800mm | フレーム内部の有効スペース |
| 主要搭載機器 | ・太陽光パネル ・制御ボックス ・手動バルブ、電磁弁、残留濃度計 | |
| 制御ボックス内構成 | ・バッテリー(自立電源) ・ULSONA DT制御盤(集中管理) | パネル設置サイズ目安:800 × 428 |
| 自動排水フロー | 1. 塩素濃度計測 2. 判定・連動 3. 自動排水 | 取水から排水までを自動制御 |

商用電源不要!ソーラー蓄電池で完全自立運用
| 計測項目 | 計測・対応範囲 | 備考 |
| 残留塩素濃度 | 0.00 〜 2.00 mg/L | リアルタイム計測・排水連動 |
| 水温 | 0 〜 50 ℃ | クラウドリアルタイム監視対象 |
| 水圧 | 0 〜 1.0 MPa | クラウドリアルタイム監視対象 |
| 流量(瞬時正負流量) | ±0.003 〜 ±20 m/sec | クラウドリアルタイム監視対象 |
| 流量(積算流量) | 正負独立積算対応 | クラウドリアルタイム監視対象 |
| 電源仕様 | ソーラーパネル + 蓄電池 | 商用電源不要(完全クリーンエネルギー) |
| 接続対応箇所 | サドル付分水栓、水栓柱(カラン/蛇口)、Φ75フランジ、町野口金等 | 管末付近からの計測・接続が可能 |
現場のニーズに応える「ULSONA UTY」製品ラインナップ
設置環境や運用目的に合わせて選べる3つのシステムラインナップ

地域の水質安全を24時間体制で維持するため、残留塩素濃度と連動して自動で排水を行う「ULSONA UTY」を活用した自動排水装置です。給電環境や設置期間のニーズに応じ、最適な3つの運用パターンを展開しています。
- ソーラー蓄電池オフグリッドタイプ: 太陽光発電と内蔵蓄電池のみで駆動。電源のない山間部や管末でもクリーンに稼働します。
- 商用電源利用タイプ: 安定した100V等のコンセント電源を利用し、残留塩素濃度計と連動して確実な排水管理を行います。
- 可搬式タイプ(ポータブル): キャスター付きで容易に移動可能。仮設・臨時配管の水質管理や、災害・緊急時の水質モニタリングに最適です。
全タイプ共通して、残留塩素濃度・水温・水圧・流量(正負計測)のリアルタイム計測に対応し、クラウド遠隔監視による確実な水質維持を実現します。
| 製品名(ラインナップ) | 設置方式 | 電源仕様 | 計測項目 | 特徴・用途 |
| 常設型 ULSONA UTY残留塩素濃度連動自動排水装置 | 常設タイプ![]() | 商用電源 | 残留塩素濃度、水温、水圧 (※オプションで流量) | 管末付近等の固定ポイントで、安定して継続的な水質監視・自動排水を行う標準モデル。 |
| ソーラー蓄電池常設型 ULSONA UTY残留塩素濃度連動自動排水装置 | 常設タイプ ソーラー蓄電池 ![]() | ソーラー蓄電池システム (オフグリッド) | 残留塩素濃度、水温、水圧 (※オプションで流量) | 常設でありながら商用電源を必要とせず、完全自然エネルギーのみで自立駆動するモデル。 |
| 可搬型 ULSONA UTY 残留塩素濃度連動自動排水装置 | 可搬式![]() | ソーラー蓄電池システム (オフグリッド) | 残留塩素濃度、水温、水圧 (※オプションで流量) | 常設型と同じ計測項目・同じ計器類を使用した移動式モデル。必要な場所へ持ち運んで運用可能。 |
| コンパクト残留塩素濃度計 ULSONA UTY(自動排水装置なし) | 常設タイプ 常設タイプ ソーラー蓄電池![]() | 商用電源/ソーラー蓄電池システム (オフグリッド) | 残留塩素濃度、水温、水圧 | 配水管途中への設置に適合するモデル。省スペースでの正確な水質監視に最適。 |
ULSONA UTY自動排水装置のラインナップは、大きく分けて「可搬式」と「常設タイプ」があり、常設タイプにはソーラー蓄電池システム付きかそうでないタイプの2種類をご用意しています。お客様の設置環境に合わせて最適な仕様をお選びいただけます。
ULSONA UTY自動排水装置の主な設置場所としては「管末付近」が一般的に想定されますが、上記ラインナップの通り、配水管途中の設置に適合する「コンパクト残留塩素濃度計 ULSONA UTY(自動排水装置なし)」もご用意しております。
こちらは、弊社WEBサイト内の【左メニュー】に詳細を掲載しておりますので、ご興味がございましたら、ぜひ一度チェックしていただければ幸いです。水道事業の効率化と安全な水質管理に向けて、お気軽にお問い合わせください。

水道DXで維持管理コストを大幅削減。完全自動の「残留塩素濃度計連動型自動排水装置」

過疎化が進む地域の配水管網において、管末で遊離残留塩素が0.1mg/Lを下回る「滞留水」の発生を防ぐため、水道職員の皆様が手作業でドレン弁を開閉されているという過酷な現場の声を耳にしました。この維持管理の負担を根本から解決するため、従来の「ULSONA UTY残留塩素濃度計」に電磁弁を追加し、開発されたのが本システムです。
標準で「残留塩素濃度・水温・水圧」の3項目を同時計測し、異常低下時にのみ必要最小限の自動排水を実行。無駄なロス水を防ぐことで、水道事業の重要課題である**「水道有収率の向上」**にも大きく寄与します。さらに2026年6月中旬より、某市にて「太陽光パネルと蓄電池」を用いた約1年間の実証試験を開始します。商用電源を必要としない完全自律型の自然エネルギー運用が実現すれば、設置シーンは飛躍的に拡大します。
【漏水検知における高いコストパフォーマンス】 本システムの標準仕様である「水圧計」の数値は、残留塩素濃度と強い相関関係にあります。水圧が低下すれば、タイムラグを伴って塩素濃度も低下するため、この2つのデータ変動を捉えることで効果的な漏水チェックが可能です。より高度な管理が必要な重要拠点にはオプションの「ULSONA流量計(超低速流速対応)」を追加し、水圧・流速・塩素のトリプルチェックによるフルスペック運用を。コストを抑えて広範囲の漏水監視を行いたい場合は、標準の「残留塩素濃度計(水圧計付)」を。現場の予算と用途に応じた最適な「ULSONAシリーズ」をご活用ください。
全国の水道事業体が直面している維持管理の問題
【課題】管末の「滞留水」による維持管理の負担。人手不足の水道事業が抱える現状
過疎化が進む地域の配水管網において、管末(配水管の末端)における水質維持は極めて深刻な課題となっています。水の流れが長期間滞ることで、遊離残留塩素濃度が基準である0.1mg/Lを下回る「滞留水」が発生するリスクが高まるためです。
現状では、安全な水質を保つために水道職員の皆様が定期的に現地へ赴き、手作業でドレン弁を開閉して水を抜くという、多大な労力を要する維持管理が行われています。わたしたちは、この属人的で負担の大きい現場の課題に直面し、持続可能なインフラ管理を実現するための根本的な解決策の必要性を強く認識しました。

| 現状の課題 | 現場で起きている具体的な問題・リスク |
| 管末の滞留水・水質低下リスク | 水の流れが滞ることで、遊離残留塩素が0.1mg/Lを下回る恐れがある |
| 維持管理の負担・人手不足 | 職員が定期的に現場へ赴き、手作業でドレン弁を開閉する多大な労力を要する環境 |
| 過疎化地域の配水管網 | 人口減少に伴い水の利用が減り、さらに水が滞留しやすい状況が加速している |
【解決】ULSONAによる「自動監視×自動排水」。無駄なロス水を抑え、確実な水質管理を実現

管末の滞留水問題による過酷な維持管理に対し、「ULSONA UTY残留塩素濃度計」による根本的な解決策をご提案します。
本機は「残留塩素・水温・水圧」の3項目を24時間体制で同時計測。水質の異常低下を検知した際にのみ電磁弁を連動させ、必要最小限の自動排水を実行します。これにより、職員の皆様が手作業で行っていたドレン弁開閉業務を大幅に削減。同時に、排水のしすぎによる「無駄なロス水」を最小限に抑止します。現場の負担軽減と水道事業の有収率向上を同時に達成する、実用性の高い水道DXソリューションです。
| 搭載機能・アプローチ | 内容(センシング・制御) | 現場にもたらすメリット(課題解決) |
| 自動監視(3項目同時計測) | 残留塩素・水温・水圧の3パラメータを24時間連続で高精度に計測します。 | 職員による現場での定期的な水質確認・巡回業務を削減します。 |
| 自動排水(電磁弁連動) | 計測値の異常低下を検知した時のみ、連動する電磁弁を開き排水を実行します。 | 手作業でのドレン弁開閉の負担をゼロにし、業務効率を改善します。 |
| 必要最小限の排水制御 | 基準値まで回復した時点で排水を自動停止するループ制御です。 | 無駄なロス水を最小限に抑え、水道事業の有収率向上に寄与します。 |
管末の水質を自動最適化。水道DXを推進する「残留塩素濃度計連動型自動排水装置」

■ 管末の残留塩素濃度管理に苦慮されている自治体・水道事業者様へ|水道法基準を24時間自動で守る、現場の手間いらずな自動排水対策
「管末の水質測定が大変で人手が足りない」「電源がない場所の塩素濃度をどうやって維持すればいいか分からない」といった水道管理・インフラ設備の現場の困りごとを、千代田工業のULSONA UTYが解決します。

■ 配管を止めずに設置できる水質監視システム|LTE-M通信での遠隔監視と自動排水による漏水・水質異常の予兆検知
本システムは配線工事不要で低コストで簡単設置。0~2.0mg/Lの広範囲・高精度残留塩素計測に対応し、クラウド連携とSDカードの二重保全でデータを守ります。災害時や仮設・臨時配管の水質モニタリングにも最適です。
■ 現場環境に合わせて選べる3つの駆動タイプとオプション
- ソーラー蓄電池オフグリッドタイプ: 太陽光&蓄電池で動く。電源のない管末に最適。
- 商用電源利用タイプ: コンセントで動く。常設ポイントの安定運用に。
- 可搬式(ポータブル)タイプ: キャスター付きで移動可能。災害時や仮設配管に。
- 【オプション】流量計追加: 排水量を記録・管理し、無駄な排水を削減して有収率アップ。
配水管網末端における水質確保と維持管理工数の削減を両立

配水池から遠く離れた管網末端(エッジ)における水質維持は、水道事業の維持管理コストを圧迫する大きな課題です。千代田工業の「ULSONA UTY」は、この課題を水道DXによって根本から解決する次世代型スマートデバイスです。
既存配管を活かせる「不断水設置」でスムーズに導入でき、エッジ側で残留塩素を高精度に測定。設定値に基づく自律的な自動排水(電磁弁制御)により、管末の水質を動的に最適化します。さらに取得したデータはLTE-M回線でクラウドへ同期され、リアルタイムな遠隔監視や異常時のアラート通知を実現。限られた予算と人員で、確実な水質担保と次世代の管網運用を低コストでサポートします。
| システムのコア機能 | 詳細・実現する水道DXソリューション |
| 管末エッジ制御(自動排水) | 設定閾値(例: 0.20mg/L以下)で電磁弁が自律稼働し、水質を自動最適化 |
| 【クラウド連携】遠隔監視 | LTE-M回線を活用し、PC・スマホから24時間リアルタイムで状況把握 |
| 【クラウド連携】データ分析 | 蓄積されたデータを活用したトレンド分析により、水質異常や漏水の予兆検知を支援 |
| 【クラウド連携】アラート通知 | 基準値逸脱などの異常検知時に、担当者へ即時通知し迅速な初動対応をサポート |
| 不断水設置による低コスト化 | 既存インフラの稼働を止めず、大がかりな配線工事不要でスムーズに導入可能 |

コストカットを強力サポート!
水道DXを実現する「ULSONAクラウド」の強み

持続可能な水道インフラの構築には、維持管理コストの最適化が不可欠です。「ULSONAクラウド」と「ULSONA UTY」は、自治体様が抱える課題を3つの強みで解決します。
第一に「圧倒的なコスト削減」です。高額なテレメータ盤や光ケーブルの敷設を必要とせず、安価なLTE-M回線と簡素な設置工事のみで運用を開始できます。第二に「高い安全・信頼性」。異常値の即座検知や本体へのデータバックアップにより、セキュアなインターネット経由でのアクセスを可能にします。そして第三に「多項目計測とリアルタイム監視」。残留塩素、水圧、水温をはじめ、オプションで流量・流速を含む複数のデータを一元管理し、安全な水質担保とデータドリブンな次世代管網運用を低コストで実現します。
| ULSONAクラウドの強み | 具体的なメリット・機能詳細 |
| ① 通信コスト・工事費削減 | LTE-M回線の活用、高額なテレメータ盤不要、簡素な工事による導入ハードルの低減 |
| ② 安全・信頼性 | 水質異常などの即座検知、通信障害に備えたデータバックアップ、セキュアなインターネットアクセス |
| ③ 多項目計測・リアルタイム監視 | 残留塩素、水圧、水温(オプション:流量、流速)を同時に測定し、24時間遠隔監視 |
| ULSONA UTY 基本スペック | 通信:LTE-M / 電源:DC・AC対応 / 自動排水弁口径:20A〜 / 残留塩素排水閾値:任意設定 |
管末の水質低下を自動検知・最適化。水道DXを推進する次世代型スマートウォーターグリッド

配水管網における管末の残留塩素維持は、水道事業の安全性とコストを左右する重要課題です。千代田工業が提供する「ULSONA UTY」は、管末制御とクラウド連携を融合させた次世代型スマートウォーターグリッドを構築し、この課題を根本から解決します。
0〜2.0mg/Lの広範囲を高精度に計測し、危険値(例:0.19mg/L以下)を検知すると自律的な電磁弁制御で自動排水を実行。水質を動的に最適化することで、現場巡回のコストを劇的に削減します。取得したデータはLTE-M回線でクラウドへリアルタイム同期されるとともに、本体SDカードへも二重保全。大がかりな配線工事不要で設置でき、水質異常や漏水の予兆検知といったデータドリブンな管網運用を低コストで実現します。

| コア機能(強み) | 詳細スペック・実現するソリューション |
| ① 広範囲・高精度残留塩素計測 | 0~2.0mg/Lの計測範囲で、管末の微細な水質変化を高精度に測定しデータ化 |
| ② 自律的電磁弁制御(自動排水) | 設定閾値(例: 0.20mg/L以下)に基づき自動排水を実行し、水質を動的に最適化 |
| ③ LTE-M連携&SD二重保全 | 安価なLTE-Mでクラウドへリアルタイム同期しつつ、本体SDカードにもデータを安全にバックアップ |
| ④ データドリブン管網運用 | 配線工事不要の簡単設置で、集積したデータから水質異常や漏水の予兆検知を強力に支援 |
確実な水質維持とロス水の最少化。ULSONA UTY「自動排水フロー」

水質管理業務における最大の課題である「現場への駆けつけ」と「手動での排水作業」を、ULSONA UTYが完全に自動化します。
本システムは、配水管内の残留塩素濃度を24時間体制でリアルタイム監視します。濃度が任意の設定値(例:0.2mg/L)以下に低下したことを検知すると、即座に電磁弁を開放して自動排水を開始します。その後、水質が安全な基準値(例:0.5mg/L)まで回復したことを確認した上で自動的に排水を停止し、速やかに通常のリアルタイム監視状態へと復帰します。
この一連の自律的な制御ループにより、設定値に達するまで「回復待ち」を維持するため確実な水質改善が行える一方、基準値到達後は即座に止水するため無駄な排水を最小限に抑えます。限られた人員での持続可能な水道管網管理を強力にサポートする、極めて実用性の高いシステムです。
| 制御ステップ | 動作条件・閾値(※任意設定可能) | システムの動作・効果 |
| 監視状態 | 常時(24時間365日) | 高精度センサーによる残留塩素濃度のリアルタイム監視とクラウド同期 |
| 自動排水開始 | 残留塩素濃度 ≦ 0.2mg/L(例) | 電磁弁を「開」にし、排水を開始。水質低下を自動で検知して即座に対応 |
| 回復待ち | 0.2mg/L ~ 0.49mg/L の間 | 排水状態を維持したまま監視を継続。中途半端な状態での止水を防止 |
| 自動排水停止 | 残留塩素濃度 ≧ 0.5mg/L(例) | 電磁弁を「閉」にし、排水を停止。無駄な排水(ロス水)を最小限に抑制 |
| 監視復帰 | 排水停止後 | 直ちにリアルタイム監視状態へ戻る。継続的かつクローズドな自動制御を実現 |
カタログ
ULSONA UTY残留塩素濃度計連動型自動排水装置
ULSONA UTY残留塩素濃度計
ULSONA UTY残留塩素濃度計(流量計付)
ULSONA UTY 残留塩素濃度計
水道法に基づく厳格な水質管理を、より確実かつスマートに。
水道水における遊離残留塩素濃度0.1ppm以上の保持を自動化し、安全な給水をサポートするシステムです。
濃度の低下を常時監視し、あらかじめ設定した閾値に達した段階で自動弁が作動。必要最低限の排水のみを行い、基準値を満たした安全な水質へと回復させます。水資源を余計に破棄することなく、法令に則った確実な水質維持と、管理業務の効率化・省力化を同時に実現します。

電源不要のオフグリッド運用を実現する、次世代の残留塩素自動排水システム
水道事業体様において、人手不足に伴う現場の巡回・保守業務の効率化は急務となっています。本システムは、商用電源のない場所でも設置可能な「ソーラー駆動」に対応した自動排水・残留塩素測定システムです。
浄水場で最も実績と信頼性のある「ポーラログラフ法」を採用した計測器と、24時間通信可能な「クラウド発信器」をコンパクトな計装盤に一体化。現場に行かなくても、PCやスマートフォンからリアルタイムに水質データや稼働状況を確認できるため、巡回コストと管理工数を大幅に削減します。
また、既存の配水管に対して水を止めることなく施工できる「不断水設置」に対応。断水工事に伴う周辺住民への影響や、施工コスト・手間のハードルをクリアし、スムーズな導入を後押しします。
安定した水質管理を実現する、ULSONA UTYのソーラー・クラウド遠隔監視システム

| 技術・コンポーネント | 具体的な仕様・先進機能 |
| コアセンシング | 高精度ポーラログラフ法による残留塩素濃度・流量の連続測定 |
| IoT・通信機能 | クラウド発信器内蔵/異常時のリアルタイムアラート通知機能 |
| クリーンエネルギー仕様 | パネル出力:175W / バッテリー容量:100Ah / 無日照対応:約6日間(計測:残塩・水圧・水温) |
| 省電力設計 | コントローラ消費電力:約15W(計測器・通信機含む極小負荷) |
| 設置寸法・スペース | 全高:1.8m / 設置・基礎面積:W600mm × D600mm |
24時間クラウド遠隔監視と確かな測定技術で、現場巡回業務を劇的に削減
| 評価項目 | システム仕様・導入メリット |
| 導入の主目的 | 現場巡回業務の削減、および確実な水質管理の継続 |
| 採用測定方式 | ポーラログラフ法(浄水場で最も実績があり、高い信頼性を確保) |
| 稼働電源 | ソーラー駆動による完全独立電源(商用電源不要のオフグリッド運用) |
| 施工方法 | 不断水設置(配管内の水を止めずに設置可能、断水工事コストを大幅削減) |
| 監視体制 | 24時間クラウド遠隔監視(PCやスマホからリアルタイムにデータ確認可能) |
水圧と残留塩素の相関で異常を「事前予測」。漏水検知の精度を高めるダブルチェック
深刻化する水道インフラの老朽化に対し、水質異常や漏水の早期発見は急務です。「ULSONA」は標準搭載の水圧計を活用し、管網リスクの「事前予測」を実現する水道DXソリューションです。
水圧の低下からタイムラグ(予測リードタイム)を経て残留塩素濃度が低下する相関関係を捉えることで、異常の兆候をいち早く察知。さらに、水圧と残留塩素の両面から異常を判定する「ダブルチェック」を行うことで、誤検知を防ぎ漏水判定の信頼性を飛躍的に向上させます。プロセスの見えない変化を可視化し、現場の無駄な緊急出動を削減。安全・安心な管網運用を低コストでサポートします。

水圧低下から残留塩素濃度の低下を事前に予測し、漏水検知のダブルチェックにも寄与します。
水道インフラの老朽化対策において、漏水の早期発見は極めて重要ですが、同時に「誤検知による無駄な緊急出動」をいかに減らすかが維持管理の大きな課題となっています。ULSONAはこの課題に対し、水圧と残留塩素濃度の両面から異常を捉える「ダブルチェック」システムで確実なソリューションを提供します。
水圧計が圧力の低下をリアルタイムに検知し、その時間ラグを活用して残留塩素濃度の低下を事前予測します。この2つの指標を掛け合わせて判断することで、単一センサーでは避けられない誤検知リスクを大幅に低減し、漏水判定の信頼性を飛躍的に向上させます。確かな根拠に基づくデータドリブンな管網管理が、自治体様の無駄なコストを削減し、安全で効率的な水道DXをサポートします。

| 製品の強み・アプローチ | 実現するソリューションと現場のメリット |
| ① 高精度な測定 | 微小な水圧・残留塩素の変化も高精度に検出し、データ化します |
| ② リアルタイム監視 | 連続測定により、管網内の見えない変化を即時に把握可能です |
| ③ 予測による先手対応 | 時間ラグを利用した事前予測で、トラブルに対する適切な初動対応をサポートします |
| ④ 漏水検知の信頼向上 | 水圧と残留塩素の「ダブルチェック」により、誤検知を減らし判定精度を向上させます |
| ⑤ 効率化とコスト削減 | トラブルの早期発見と先手対応により、過剰な業務負担や運用コストを削減します |
経年劣化による残留塩素低下リスクと、管末監視の重要性

水道管網の老朽化、特に経年劣化した鋳鉄管の内部では、水質管理上の深刻な課題が潜んでいます。
管壁に形成された腐食層やスケール(水垢)の付着により、浄水場で添加された残留塩素が途中で過剰に消費されてしまう現象です。このため、配水池を出た時点では十分な濃度があっても、管末(給水栓)に至るまでに法定基準値を下回るリスクが高まります。安全な水質を担保するためには、こうした経年管路における残留塩素濃度の低下をリアルタイムで把握し、適切に対処する監視体制が不可欠です。
| 経年管におけるリスク要因 | 水質管理への具体的な影響 |
| 1.管内壁の腐食層 | 鉄の酸化反応等により、水中の残留塩素が化学的に消費・還元されます。 |
| 2.スケールの付着 | 有機物や微生物の温床となり、塩素の消失スピードをさらに加速させます。 |
| 3.末端での濃度低下 | 滞留時間の増加と相まって、法定基準値(0.1mg/L以上)の維持が困難になります。 |
布設から40年以上経過した老朽鋳鉄管では、管内面の剥離や錆こぶ等の影響により、残留塩素が著しく消費される傾向にあります。「残留塩素濃度計 ULSONA」は、この特性に着目しました。
従来予測が難しかった「異常な残塩消費」の現象を逆手にとり、水質(残留塩素濃度・水温)と水質以外の指標(水圧・流量)を同時に常時監視します。これらの多角的なデータから、水圧・流量の低下と残塩消費が重なる箇所を論理的に特定。広大な水道管網から漏水疑いエリアを効果的に絞り込むことで、自治体様の漏水調査コストの大幅な削減と、効率的なインフラ更新に貢献いたします。
浄水場クラスの精度を凝縮したコンパクト筐体
残留塩素濃度計ULSONA 寸法

カタログ
ULSONA UTY残留塩素濃度計
ULSONA UTY残留塩素濃度計(流量計付)
ULSONA UTY残留塩素濃度計連動型自動排水装置
クラウド対応ULSONA UTY
クラウド対応/非対応モデルの選択が可能
ULSONA UTYモデルは、クラウド対応型に加えて、クラウド通信機能を外したスタンドアロン型(非クラウドモデル)もご用意しています。
| モデル | 特長 | 通信費 |
| クラウド対応型 | LTE通信で自動送信・遠隔監視/アラート通知対応 | 月額 約4,000円(2026年3月現在) |
| 非クラウド型 | 通信費不要/ローカル出力(CSV)対応(4-20mA・RS485) | 通信費なし |
【重要】ULSONAクラウド流量計 通信環境に関する設置上のご留意事項
ULSONAクラウド流量計(残留塩素濃度計付)は、安定したデータ通信網として携帯電話回線(LTE-M:ソフトバンク・KDDI)を利用しております。そのため、山間部など電波の到達が困難なロケーションにおいては、遠隔監視システムが正常に稼働しない可能性がございます。
確実な運用を行っていただくため、設置予定地におけるスマートフォンの電波状況を一つの目安としてご確認いただき、通信環境に懸念がある場合は、事前の現地調査等を含め弊社までご相談ください。
メンテナンス

安定稼働を支えるシンプルなメンテナンスと、明確な維持管理計画
ULSONAクラウド残塩計の継続的かつ安定した稼働には、定期的な消耗品の交換が不可欠です。本製品の主要なランニングコストは、水質を検知する「電極」と、電極表面を物理的に洗浄する「ビーズ」の交換費用に集約されます。
維持管理に必要な消耗品が明確なため、次年度の予算計画が立てやすく、長期的なインフラ管理においてもコストの透明性を確保できます。
| 消耗品名 | 交換時期の目安 | 役割と備考 |
| 洗浄用ビーズ | 約3ヶ月〜6ヶ月 | 回転電極式ポーラログラフ法において、測定中に電極表面の汚れを物理的に落とし、測定精度を保ちます。 |
| 測定用電極 | 約12ヶ月に1回 | 残留塩素濃度を正確に検知するための心臓部です。経年による感度低下を防ぐため、年1回の定期更新を推奨します。 |

御見積のご依頼、その他当WEBサイト上でご不明な点や、些細な疑問などございましたら、ご遠慮なく上記の電話番号またはメールアドレスまでお問合せください。当WEBサイトだけではお伝えきれない詳細についても、お気軽にお問い合わせください。
電話でのお問い合わせ: 平日 月曜AM9時~金曜17時まで
メールでのお問い合わせ: 365日いつでも受付
皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。
【御見積について】
午前中にいただいた御見積のご依頼につきましては、原則として当日中に回答させていただきます。
午後以降のご依頼につきましては、翌営業日中に回答いたします。
ただし、繁忙期等につきましては、できる限り迅速な回答を心がけておりますが、通常よりお時間をいただく場合がございます。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。
クラウド対応は、お客様の用途に応じて、ご選択いただけます。
現場の運用体制や予算規模に応じて最適な選択が可能な「ULSONA残塩計」シリーズ。遠隔からのリアルタイム監視を可能にする標準の「クラウドモデル」、水質・水量の一体管理を実現する「流量計付モデル」、そして通信インフラが不要で初期・運用コストを抑えられる「クラウド連携なしモデル」の3種をご用意し、持続可能で確実な水道施設運営を支援します。
| 製品タイプ | クラウド連携 | 測定項目 | データ記録・出力 | 主な特徴・メリット |
| ULSONAクラウド残塩計 | あり | 残留塩素濃度 水圧 | クラウドサーバー保存(CSVファイル出力 | 遠隔からリアルタイムで監視できる基本モデル。 |
| ULSONAクラウド流量計付残塩計 | あり | 残留塩素濃度 水圧 流量 水温 | クラウドサーバー保存(CSVファイル出力 | 水質と水量の一体管理を実現。500mm以上の空間で設置可能。 |
| ULSONA残塩計(クラウド機能なし) | なし | 残留塩素濃度 水圧 流量 水温 | 変換器内蔵SDカード (CSVファイル出力) | 通信不要な環境に適し、導入コストを抑えられるモデル。 |
ULSONA流量計 よくある質問(FAQ)

Q1: 「残留塩素濃度計ULSONA」とはどのような製品ですか?
A1: 残留塩素濃度計ULSONAは、配水管末端や中継ポイントに設置可能な小型・高精度の残留塩素濃度測定器です。 従来の大型据え置き型では設置が困難だった場所でも、浄水場レベルの高精度測定を実現します。「偏心回転微小電極ポーラログラフ法」を採用し、流速変動や水質変化に強い特性を持ち、遊離残留塩素・全残留塩素の両方に対応しています。クラウド連携により、リアルタイムでの遠隔監視も可能です。
特長
Q2: 主な特長は何ですか?
A2: 残留塩素濃度計ULSONAの主な特長は以下の通りです。
コンパクト設計
寸法:W200×H400×D162mm、重量約4.0kg
マンホール内やスペースが限られた場所でも設置可能
新設工事不要、既設管への後付けにも対応
高精度・高信頼性の測定技術
浄水場で実績ある「偏心回転微小電極ポーラログラフ法」を採用
測定範囲:0~2.0mg/L
繰り返し性:±2.0%FS、直線性:±5%FS
流速変動や水質変化に強い安定した測定
クラウド連携による遠隔監視
LTE通信(SoftBank、KDDI)によるリアルタイムデータ送信
PC・スマートフォン・タブレットからいつでも監視可能
GPS機能による位置情報管理で複数地点を一元管理
アラート機能による即時対応
設定値を下回った際の自動メール通知
異常発生時の迅速な対応をサポート
メンテナンス負荷の軽減
ビーズ交換:3~6カ月、電極交換:約12カ月
従来機器に比べて大幅な保守負荷軽減を実現
設置と運用
Q3: どのような場所に設置できますか?
A3: 以下のような幅広い場所に設置可能です。
配水管末端(消火栓や空気弁から取水)
マンホール内
配水池・浄水場
学校・病院などの公共施設内(給湯室、手洗い場)
既設配管への後付け設置
大掛かりな工事は不要で、サドル付分水栓や専用補修弁を使用した簡単な設置が可能です。
Q4: クラウド連携のメリットは何ですか?
A4:
リアルタイム監視:PCやスマートフォンから、いつでもどこでも状態確認が可能
データ一元管理:複数地点をまとめて管理、CSV出力で報告書作成も容易
迅速な異常検知:設定値を下回った場合に即通知、早期対応が可能
GPS連携:地図上で測定ポイントを管理、広域管網の効率的な監視
運用コスト削減:現地巡回回数の削減、人的リソースの効率化
Q5: メンテナンスはどの程度必要ですか?
A5: 主要な消耗品は以下の通りです。
ビーズ交換:約3~6カ月(電極洗浄用)
電極交換:約12カ月に1回 メンテナンス頻度は水質状況や測定頻度により変動しますが、従来機器と比べて大幅な保守負荷軽減を実現しています。
技術仕様
Q6: 測定範囲と精度はどの程度ですか?
A6:
測定範囲:0~2.0mg/L
繰り返し性:±2.0%FS
直線性:±5%FS
安定性:ゼロドリフト±1%FS/月以内、スパンドリフト-7~±2%FS/月以内
Q7: 電源仕様と動作環境は?
A7:
電源:DC24V±10%、消費電力約5W
動作温度:0℃~40℃
保管温度範囲:-5℃~+50℃
動作湿度:85%RH以下
保護等級:IP65相当
Q8: 出力・通信仕様は?
A8:
アナログ出力:4-20mA(インピーダンス:約250Ω)
デジタル出力:RS485(Modbus対応)
通信:LTE通信モジュール(SoftBank、KDDI)
データ形式:CSVファイル出力対応
製品バリエーション
Q9: クラウド非対応モデルはありますか?
A9: はい。「スタンドアロン型(非クラウドモデル)」をご用意しています。
モデル
特長
通信費
クラウド対応型
LTE通信で自動送信・遠隔監視/アラート通知対応
月額約4,000円(2025年8月現在)
非クラウド型
通信費不要/ローカル出力(4-20mA・RS485)対応
通信費なし
既存システム構成やご予算、セキュリティポリシーに応じて最適な仕様をご提案いたします。
Q10: 流量計付きモデルはありますか?
A10: はい。「残留塩素濃度計付流量計ULSONA」もご用意しています。
基本モデル:残留塩素濃度・水圧を測定
流量計付きモデル:上記に加えて流量・流速・積算流量・水温も同時測定 用途に応じて最適なモデルをお選びいただけます。
設置・電波条件
Q11: 設置場所の電波状況が悪い場合、クラウド機能は利用できますか?
A11: LTE通信(SoftBank、KDDI)の電波が届きにくい場所では、クラウド機能が不安定になる場合があります。
電波確認の目安:お手持ちの携帯電話の電波状況でご確認いただけます
対策:山間部や地下などでは外部アンテナの設置、またはスタンドアロン型の利用をお勧めします
事前調査:設置前の電波状況調査も承ります
Q12: 初期導入やランニングコストは高いですか?
A12: 初期導入コスト:
大型据え置き型に比べて設置工事が簡単で初期費用を抑制
既設配管への後付けにより土木工事費用を最小化
ランニングコスト:
試薬不要により、従来の比色法やDPD法と比較してランニングコスト削減
クラウド通信費:月額約4,000円
現地巡回コストの削減によりトータルでコストメリットを実現
活用効果
Q13: 導入による具体的な効果は何ですか?
A13:
巡回回数の削減:現地確認回数を削減し、職員の業務負荷を軽減
塩素注入の最適化:過剰注入を防ぎ、水質とコストの両立を実現
住民満足度の向上:苦情・事故リスクを低減し、信頼性の高い水道運営に貢献
BCP対策強化:災害時の水質監視体制構築にも対応
水質トレーサビリティの確保:配水網全体の水質管理を強化
お問い合わせ・サポート
Q14: 見積もりや技術相談はどこに依頼すればよいですか?
A14: 千代田工業株式会社まで、お気軽にお問い合わせください。
TEL:06-6358-3541 FAX:06-6358-3367
携帯:090-2923-0394
電話:平日 月曜AM9時~金曜17時まで
メール:365日いつでも受付
見積回答:午前中のご依頼は当日中、午後以降は翌営業日中に回答
詳細な技術仕様や設置条件についても、専門スタッフが丁寧にサポートいたします。
日本の水道システムにおける残留塩素管理

法令遵守と老朽化対策のジレンマを解決。待ったなしのインフラ管理をデータで支える
水道法では、安全な飲料水を確保するため、給水栓(蛇口)での残留塩素濃度を0.1mg/L以上維持することが義務付けられています。しかし、全国の水道事業体は今、かつてない課題に直面しています。
高度経済成長期に敷設された水道管の多くが法定耐用年数(40年)を超え、その割合は全国平均で約20%に達しています。老朽管内では錆や付着物により塩素が多量に消費され、末端の濃度低下を引き起こします。本来であれば管路更新が急務ですが、1kmあたり数千万円〜億単位の莫大な費用がかかるため、人口減少による財政難の中、計画通りに進まないのが実情です。
「更新できない管路」の安全をいかに担保するか。ULSONA UTYは、残留塩素と水圧・流量の常時監視により、限られた予算内で最大の危機管理体制を構築する現実的なソリューションです。
| 老朽管が抱える3つのリスク | ULSONA UTY によるリスク管理 |
| ① 塩素消費量の増大 | 【水質監視】 管末での濃度低下をリアルタイム検知し、安全基準(0.1mg/L以上)を担保。 |
| ② 管内環境の悪化(サビ等) | 【劣化診断】 異常な塩素消費や水圧低下から、劣化が進行している区画を推測。 |
| ③ 漏水・二次汚染リスク | 【水量・水圧監視】 漏水による圧力低下を早期発見し、負圧による汚染水の逆流を防ぐ。 |

季節変動リスクと深刻化する人手不足。多重課題を解決する次世代監視網
水道水質の維持管理は、季節要因によってその難易度が大きく変動します。特に夏季は、水温上昇による急激な塩素消費(消失速度の加速)や微生物活動の活発化に加え、水需要のピーク変動に伴う配水圧力・滞留時間の変化が起きるため、適切な濃度維持が極めて困難になります。
さらに、全国の水道事業体は今、「広域配水網における末端管理」といった技術的課題と同時に、「専門技術者の不足・高齢化」「小規模事業体での技術継承の困難」という深刻な人的資源の制約に直面しています。
水質基準の厳格な遵守が求められる中、これらの複合的な課題を属人的な努力だけで乗り越えることは困難です。ULSONA UTYは、24時間体制の「自動統合監視」により、限られた人員で確実かつ持続可能なインフラ一元管理体制を実現します。
| 直面する運営課題 | 課題の具体例 | ULSONA UTY による解決策 |
| 季節・環境変動 | 夏場の水温上昇による急激な塩素消失、需要変動による水圧変化。 | 水温・水圧・残留塩素の「相関関係」を常時監視し、異常を早期検知。 |
| 人的資源の制約 | 専門技術者の不足、高齢化、夜間・休日対応体制の維持困難。 | クラウドによる遠隔監視と自動化で、現場巡回と属人的な判断を削減。 |
| 技術的・法的要求 | 広域の管末管理、法的基準(0.1mg/L)の遵守、災害時の供給継続。 | 管末の複数拠点を一元管理。データ記録(トレーサビリティ)で安全を証明。 |

インフラ老朽化への対策と、経年管における残留塩素消費のメカニズム
日本の水道事業は、安全な水供給という使命を果たしながら、インフラの老朽化と財政制約という構造的問題に向き合っています。各事業体は限られた予算内で、「自動塩素注入装置の導入」「水質監視システムの高度化」「管路洗浄・更新の優先順位付け」などの対策に迫られています。 特に深刻なのが、老朽管における残留塩素の著しい低下です。その主な原因は以下の2点に集約されます。 1つ目は**「管内面の腐食(サビ)との化学反応」です。鋳鉄管等から溶け出した鉄イオンが塩素と酸化還元反応($Fe^{2+} + HOCl + H_2O \rightarrow Fe(OH)_3 + Cl^- + H^+$)を起こし、消毒効果を消費します。さらに腐食による凹凸が表面積を広げ、反応を加速させます。 2つ目は「管内付着物(スケールやバイオフィルム)との反応」**です。蓄積したミネラルや有機物、そして繁殖した微生物の膜(バイオフィルム)を殺菌するために、多量の塩素が消費されます。 これら複数の要因により、末端での法定基準(0.1mg/L以上)の維持が困難になります。ULSONA UTYによる多項目統合監視は、この見えない管内リスクを可視化し、効率的な投資と広域連携による解決を力強くサポートします。
| 経年管における塩素消費の要因 | メカニズムと管路への影響 |
| ① 腐食(サビ)との化学反応 | 鉄イオンの酸化により塩素が消費される。内面の凹凸(粗度)増加により水との接触面積が拡大し、反応が促進。 |
| ② スケール(水垢)の蓄積 | カルシウムや有機物が固着し、それに含まれるアンモニア性窒素等が塩素と反応・消費する。 |
| ③ バイオフィルム(微生物) | 微生物の殺菌、および有機物の塊である膜そのものとの反応により、内部まで多量の塩素が奪われる。 |
残留塩素濃度計の基礎と実務 〜安全な水供給を支える計測技術〜
はじめに: 水道水質基準において厳格に定められている残留塩素濃度。その正確な測定と継続的な監視は、公衆衛生を担保する上で極めて重要な業務です。本稿では、上水道施設から各需要家の給水栓に至るまで、水質管理の最前線で稼働する「残留塩素濃度計」の測定原理、歴史的背景、そして最新の機器選定基準までを体系的に解説します。

残留塩素濃度計 総合解説辞典
第1章:残留塩素濃度計とは
残留塩素濃度計は、水中に含まれる殺菌用の塩素(遊離残留塩素・結合残留塩素)の濃度を正確に測定・監視する装置です。安全な水環境を維持するための「見張り役」として機能します。
| 分野 | 具体的な用途・役割 | 設置・使用場所の例 |
| 上水道 | 浄水処理工程における塩素注入制御、管末の給水栓での基準値確認 | 浄水場、配水池、ポンプ場、学校などの公共施設 |
| 下水道 | 放流水の環境負荷低減、適切な消毒完了の確認 | 下水処理施設、水再生センター |
| 産業・衛生 | 食品の洗浄水管理、製造ラインの衛生維持(HACCP対応) | 飲料工場、食品加工工場、製薬工場 |
| レジャー | 遊泳者の感染症予防、水質基準の維持 | 市民プール、スポーツクラブ、温浴施設 |
1.2 法的根拠と基準値(日本国内)
日本の各種法令において、残留塩素濃度の維持が厳格に定められています。
| 法令・基準 | 対象 | 基準値・規定 | 備考 |
| 水道法 | 給水栓(蛇口)の水 | 0.1mg/L以上(遊離残留塩素) | 上限はないが、味や臭いの観点から目標値として1.0mg/L以下が推奨される |
| 建築物衛生法 | 特定建築物の飲料水 | 0.1mg/L以上(遊離残留塩素) | 7日以内ごとに1回、定期的な測定と記録の保存が義務付けられている |
| 遊泳用プールの衛生基準 | プールの水 | 0.4mg/L以上 〜 1.0mg/L以下 | 毎時1回以上の測定が望ましいとされる |
第2章:歴史的変遷
手作業による目視確認から、IoTを活用した完全自動監視システムへと、約100年をかけて劇的な進化を遂げています。
| 時代 | 時期 | 代表的な技術・トピック | 測定の課題・特徴 |
| 黎明期 | 1900年代〜 | OT(オルトトリジン)法の開発 | 手動で試薬を滴下し、目視で色を判定。属人的で時間がかかり、発がん性の懸念もあった。 |
| 発展期 | 1950年代〜 | DPD法の開発、比色計の導入 | 安全な試薬へと移行。機器を使った半自動化が進み、再現性が大幅に向上し標準化される。 |
| 現代 | 1980年代〜 | デジタル化、連続監視システムの登場 | マイクロプロセッサ搭載。24時間自動で測定し、浄水場の薬注システムと連動開始。 |
| 最新期 | 2010年代〜 | IoT/クラウド連携、AIデータ分析 | スマホで遠隔監視可能に。異常の即時通知や、AIによる水質変動の予測・最適化制御が実現。 |
第3章:測定原理詳説
用途や要求される精度に応じて、様々な測定原理が存在します。
3.1 主要な測定方式の比較スペック表
| 測定原理 | DPD比色法(現在の主流) | アンペロメトリック法(電極法) | ポーラログラフィー法 |
| 測定の仕組み | 塩素とDPD試薬が反応して生じる「赤紫色」の濃さを光学的に読み取る。 | 塩素の酸化還元反応で生じる微弱な「電流変化」を電極で捉える。 | 特定の電位をかけ、流れる酸化還元電流から濃度を高精度に割り出す。 |
| 主な用途 | 現場での定点測定、日常点検 | 浄水場などでの24時間連続監視 | 研究室、超高精度の要求現場 |
| 精度目安 | ±0.02 〜 0.05 mg/L | ±0.05 mg/L | ppb(10億分の1)レベル |
| 応答時間 | 数十秒(反応を待つ時間) | 数秒〜数十秒(即時性高) | 測定条件に依存 |
| メリット | 試薬を使うため確実。色の変化で直感的に分かりやすい。 | 連続測定に最適。自動制御システムに組み込みやすい。 | 他の不純物の影響を受けにくく、極めて高精度。 |
| デメリット | 試薬の補充・ランニングコストがかかる。濁りや着色の影響を受ける。 | 定期的な電極の洗浄や交換、校正が必須。 | 装置が大型化・高額化しやすい。操作に専門知識が必要。 |
第4章:機器分類と特徴
現場のニーズに合わせて、大きく分けて携帯型と据置型の2種類が運用されています。
4.1 機器タイプ別・詳細スペック表
| 機器タイプ | デジタルポケット測定器(携帯型) | 試薬キット型(携帯簡易型) | 工業用連続監視装置(据置型) | IoTスマート測定器(最新型) |
| 外観・重量 | スマホサイズ、100~300g | アタッシュケース等に収納 | パネル・壁掛け型、大型 | コンパクトなセンサーユニット |
| 価格帯目安 | 3万 〜 10万円 | 5,000 〜 2万円 | 100万 〜 500万円 | サブスクリプション等も普及 |
| 電源 | 乾電池・充電池 | 不要(目視) | AC電源(100V/200V) | バッテリー・ソーラー・給電 |
| 主な利用者 | 施設管理者、プール監視員 | 緊急時の作業員、一般確認 | 浄水場の運転管理者 | 広域インフラ管理者 |
| 機能・特徴 | ボタン一つでデジタル数値表示。メモリー機能付きが多い。 | 試薬を入れて色見本と比べるアナログ方式。電源不要で確実。 | 24時間稼働。外部出力(4-20mAなど)でポンプを自動制御。 | クラウドにデータを直接送信。異常値が出れば即座にアラートを飛ばす。 |
第5章:技術的課題と最新技術による解決策
かつての測定器が抱えていた弱点は、最新のセンサー技術とソフトウェアによって次々と克服されています。
| 現場の課題(従来) | 原因・背景 | 最新技術による解決策(現在〜未来) |
| 測定値のブレ | 水温やpHの変化、水中の不純物(鉄・マンガン等)による干渉。 | 自動補正機能:温度センサーやpHセンサーを内蔵し、数値をリアルタイムで自動補正。 |
| メンテナンスの手間 | 電極の汚れ、試薬の定期的な補充、手作業での校正作業。 | セルフクリーニング機能:ワイパーや超音波による電極の自動洗浄。自動校正機能の搭載。 |
| データの記録漏れ | 手書きの記録表への転記ミス、測定忘れ。 | IoT化・自動保存:測定と同時にクラウドへデータを送信・蓄積。改ざん防止とペーパーレス化。 |
| 後手対応の発生 | 塩素濃度が低下してからアラートが鳴るため、対応が遅れる。 | AI予測制御:過去のデータや天候から水質変化を予測し、濃度が落ちる前に先回りして薬注を調整。 |
第6章:製品選定ガイド
機器を導入・更新する際は、以下の基準表を参考に最適なモデルを選定します。
6.1 用途・頻度別 おすすめ選定チャート
| 測定頻度 | 想定される現場 | 推奨する機器タイプ | 選定時に重視すべきスペック | 予算感 |
| 月数回〜週1回 | 小規模な貯水槽管理、簡易的な衛生確認 | 試薬キット型 または 簡易デジタル型 | 操作の簡単さ、初期導入コストの低さ、保管のしやすさ | 1万 〜 5万円 |
| 毎日〜1日数回 | プール、温浴施設、食品工場の日常点検 | 携帯型デジタル測定器 | 測定精度の安定性、防水・防塵性能、データメモリ機能 | 5万 〜 15万円 |
| 24時間(常時) | 浄水場、配水場、大規模製造ライン | 据置型・連続監視装置 | 機器の耐久性、通信規格への対応、メンテナンス周期の長さ | 100万 〜 300万円 |
第7章:保守・メンテナンススケジュール
測定器の精度を維持するためには、適切なメンテナンスが不可欠です。
| 頻度 | 主な作業内容 | 目的・チェックポイント |
| 日常(都度) | 測定セルの洗浄、機器外観の確認、データの保存 | 汚れによる測定誤差の防止、バッテリーや試薬残量の確認。 |
| 週次・月次 | ゼロ点調整、スパン校正(標準液使用)、消耗品補充 | センサーのズレを補正し、規定の精度が出ているかを担保する。 |
| 年次 | 専門業者によるオーバーホール、重要部品の予防交換 | トラブルの未然防止。Oリングや電極などの劣化部品の定期交換。 |
第8章:関連法規・国際規格
残留塩素の測定は、国内外の厳格なルールに基づいて運用されています。
| 区分 | 規格・法律名 | 概要・対象 |
| 国内法規 | 水道法 | 水質基準を規定(0.1mg/L以上)。検査方法や管理責任者を明確化。 |
| 国内法規 | 建築物衛生法 | ビルなどの貯水槽の管理基準。定期的な検査と記録の保存(通常5年間)を義務付け。 |
| 国際規格 | ISO 7393 | 水質-遊離残留塩素及び全残留塩素の定量方法を定めた国際標準。 |
| 国際規格 | ISO/IEC 17025 | 試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項。分析の信頼性を担保する。 |
各国の水道水における残留塩素濃度の基準値と、実際の運用値
水質に対する基準や運用は、各国の衛生観念や配水網の規模により大きく異なります。以下の表は、先進国4カ国およびWHO(世界保健機関)のガイドラインと、日本の基準値を比較したものです。日本では水道法により厳格な下限値(0.1mg/L以上)が定められており、安全な水供給には配水末端での確実な濃度管理が不可欠です。残留塩素濃度計「ULSONA」は、高精度な連続測定により、この厳密な水質管理体制を強力にサポートします。

おわりに
残留塩素濃度計は、私たちの日常生活にとって欠かせない「安全な水」を守る重要な役割を担っています。手作業による滴定からAIによる自動予測まで、技術の進歩によってより正確で使いやすい機器が開発され続けていますが、その根底にある「水の安全を守る」という使命は変わりません。
本辞典が、水道関係者の皆様の実務運用から、一般の方々の水インフラへの理解まで、幅広く役立つ情報源となれば幸いです。
【参考文献】
国際標準化機構 (ISO) 関連規格
日本水道協会「水道施設設計指針」
厚生労働省「水質検査方法」
各計測器メーカー技術仕様書

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