【目 次】
- 遠隔監視システム 挿入超音波流量計ULSONA
- PDFカタログ
- 既設インフラを活用した「不断水工法」。断水リスクと付帯コストを最小化
- クラウド遠隔監視システム 機能・仕様要目
- ULSONA UTY 残塩計付流量計
次世代へ繋ぐ、持続可能な水インフラの構築。「計測」と「クラウド」の融合
水道は、日々の暮らしと生命を支える最も重要なライフラインです。しかし、人口減少や熟練技術者の不足により、その維持管理は転換期を迎えています。
私たちは「計る、守る、くらしの明日」という理念のもと、現場の堅牢なセンシング技術と、最新の「ULSONAクラウド」を融合させました。
地下のインフラ情報をデジタルデータとして可視化し、時間や場所の制約を超えて未来へ繋ぐ。限られたリソースで最大限の保全効果を生み出し、人々が暮らす明日の街へ、安全な水を安定供給し続ける体制づくりに貢献します。
| ビジョン(目指す未来) | 実現手段(ULSONAクラウド) |
| 「計る」 | 高精度センシング 過酷な現場環境でも、正確な流量データを絶えず取得します。 |
| 「守る」 | クラウド遠隔監視 どこにいても異常を即座に検知。迅速な対応でライフラインを守ります。 |
| 「繋ぐ」 | 持続可能なインフラ データを蓄積・継承し、次世代へ安全な水インフラを繋ぎます。 |

住民サービスを維持したまま導入可能。不断水設置で実現する、低コストな遠隔監視体制
現場巡視の削減と人手不足対策に貢献するULSONA流量計。その最大の特長は、断水による住民への広報や、大規模なバイパス工事が一切不要な「不断水(ホット・タップ)での後付け設置」です。
既設の配管設備をそのまま活用できるため、導入コスト(CAPEX)を大幅に抑制。限られた予算内でクラウド監視システムを構築し、毎日の計測業務を確実かつスマートに効率化します。

遠隔監視システム 挿入超音波流量計ULSONA
過酷な地下ピットから広がる強靭な監視網。完全防水モデルが支える漏水対策
管路網の有収率向上には、環境の厳しい地下施設を含めた網羅的な監視網の構築が急務です。オールステンレス製でIP68の防水性能を持つ「ULSONA LT」は、水没リスクのあるマンホール内や既存の補修弁・サドル付分水栓へ安全に設置できます。
地下の悪環境下でも高精度データを「ULSONA CLOUD」へ確実かつリアルタイムに送信。大規模な改修工事を不要とし、費用対効果の高い漏水監視体制の早期確立に貢献します。
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5つの重要指標をリアルタイム監視。初期投資を抑えた高機能IoTシステム
| 項目 | 仕様・特長 |
| 計測項目 | 瞬時流量、瞬時流速、正積算流量、負積算流量、水温(標準) の5項目を同時計測(※オプション水圧、残留塩素濃度)。 |
| サンプリング間隔 | 最短1分間隔から設定可能。急激な流量変動も逃さず記録します。 |
| データ保存 | クラウドサーバー + 本体内蔵microSD の二重保存(冗長化)でデータ消失を防止。 |
| データ出力 | 計測データは汎用的な CSV形式 でダウンロード可能。帳票作成を効率化します。 |
| 監視・通知機能 | リアルタイムグラフ表示、マップ表示(GPS)、警報メール通知機能 を標準搭載。 |
| 通信方式 | LTE-M(携帯回線) または LPWA(LoRa無線) から選択可能。 |
| 電源供給 | 内蔵リチウム電池、外部電源 |
瞬時流量・瞬時流速に加え、正・負それぞれの積算流量、そして水温。維持管理に必要なこれら5つのデータを、リアルタイムで遠隔監視できるIoTソリューションです。
「機能は妥協せず、初期投資(イニシャルコスト)は可能な限り抑えたい」という自治体様・事業者様の切実なご要望に応えるべく開発された、費用対効果に優れた確信のシステムです。
不断水高精度計測とリアルタイム遠隔監視の統合|ULSONAシステム
有収率向上(漏水対策)には、広範な管路網の常時監視が不可欠です。本システムは、挿入式超音波流量計「ULSONA-DT」と「クラウド遠隔監視」を統合し、既存インフラを活用した効率的な管理体制を構築します。
既設の「ボール式消火栓」や「サドル付分水栓」等に不断水でセンサーを設置し、取得した高精度データ(流量・水温等)をクラウドへ直送。専用回線やサーバー構築を必要とせず、お手持ちのデバイスで即座に一元管理を開始できます。

| 構成要素 | 特長・役割 |
| 計測部 (ULSONA-DT) | 不断水・高精度計測 既設配管(サドル、消火栓、補修弁)に後付け設置。瞬時・積算流量、流速、水温を±0.5%の高精度で計測します。 |
| 監視部 (ULSONA CLOUD) | リアルタイム遠隔監視 携帯キャリア回線を使用し、PC・スマホでデータ閲覧が可能。GPSによる位置情報管理や、CSVデータ出力にも対応します。 |
| 導入効果 | 有収率向上期待・コスト削減 既存設備へのアドオン設置により、工事費と工期を圧縮。広域監視による早期漏水発見を強力にサポートします。 |
マルチデバイス対応・一元管理型クラウドプラットフォームの機能要目
専用の受信設備や監視モニターは不要です。インターネット環境とブラウザがあれば、庁舎のパソコンや現場のタブレットなど、あらゆる端末からセキュアにアクセス可能です。
システムには、実務に直結する機能を標準搭載しています。トレンド分析や報告書作成を支援する「CSVデータ出力」、管路資産の正確な位置を把握する「GPSマッピング」、そしてインフラに依存しない「広域携帯キャリア通信」。これらにより、場所と時間を選ばない効率的な維持管理体制を構築します。
| 機能項目 | 仕様・特長 |
| マルチデバイス対応 | スマートフォン、タブレット、PCなど、インターネット接続環境があれば端末を問わず閲覧可能。 |
| 通信方式 | 携帯キャリア回線を使用。LTE-M(携帯回線) または LPWA(LoRa無線) から選択可能。 |
| リアルタイム監視 | 収集したデータをデバイス画面上で即座に確認。異常を遅延なく把握できます。 |
| クラウド保存 | データはクラウドへ自動保存。カレンダーで期間を指定し、過去データ(1年以内)を呼び出せます。 |
| CSVデータ出力 | 収集データを汎用的なCSV形式でダウンロード。帳票作成や詳細解析に活用できます。 |
| GPS位置情報 | GPSモジュールを搭載。地図(GIS)上で正確な設置位置を確認・管理できます。 |
効率的な維持管理を実現する、多機能クラウドプラットフォーム
ULSONAクラウドシステムは、インフラ管理の実務に即した多彩な機能を標準搭載しています。
専用の受信機やサーバー構築は不要。セキュアな携帯キャリア回線を通じ、庁舎のパソコンや現場のタブレットからリアルタイムに状況を把握できます。
蓄積されたデータは「CSV形式」での出力や、カレンダー機能による履歴参照が可能。さらに、GPSによる位置情報管理機能や、夜間最小流量(0.003m/sec~)の監視による漏水対策支援など、持続可能な水道事業運営に必要な機能を網羅しています。
| 項目 | 仕様・導入効果 |
| マルチデバイス対応 | インターネット環境があれば、PC・スマートフォン・タブレット等、端末を問わず閲覧可能です。 |
| 通信環境(携帯回線) | 携帯キャリア回線を使用。LTE-M(携帯回線) または LPWA(LoRa無線) から選択可能。 |
| リアルタイム監視 | 収集データをデバイス画面上で即座に確認。流量・水温・流速等の異常を遅延なく把握できます。 |
| CSVデータ活用 | 収集データを汎用的なCSV形式でダウンロード。帳票作成や詳細なトレンド解析に活用できます。 |
| GPS位置管理 | GPSモジュールを標準搭載。地図(GIS)上で管路施設の正確な設置位置を確認・管理できます。 |
| 初期投資の抑制 | 既設配管への後付け設置とサーバーレス運用により、インフラ整備コストと工期を最小限に抑えます。 |
| 漏水対策(微少流量) | 0.003m/secからの広範囲計測により、夜間最小流量(微少な漏水)の継続監視に最適です。 |
| メンテナンス性 | センサー部は取り外し・移設が容易。スクリーニング調査等、柔軟な運用が可能です。 |
次世代へ、安全な水を繋ぐ。確実な監視体制で守る「当たり前の日常」
蛇口をひねれば、いつでもきれいで美味しい水が出る。この当たり前の日常を守り抜くことが、私たちの使命です。
人口減少や施設の老朽化が進む中、ULSONAクラウドシステムは、24時間365日の常時監視により、安定給水の維持を強力にサポートします。
現場の負担を軽減し、熟練の技術をデジタルで補完することで、今ある豊かな水環境を次の世代へ確実に継承する。それが、地域社会に対する私たちの約束です。

PDFカタログ
ULSONAクラウド
ULSONA DT
ULSONA LT
不断水設置
漏水調査
ULSONA流量計のご紹介
残留塩素濃度計付ULSONA流量計
流量計の更新
限られたスペースを有効活用。既設インフラに適合する柔軟な設置設計
水道管網の重要監視拠点となるマンホールや埋設ボックス内は、配管や補器類が密集し、設置スペースが極めて限定的なケースが大半です。
ULSONA流量計は、センサーの小型化と自在な取付設計により、これらの物理的制約をクリアします。大規模な改良工事を行うことなく、既設の空間と設備を最大限に活かした「スマートな設置」を実現し、インフラ監視網の構築をサポートします。

| 特長・メリット | 詳細・仕様 |
| 1. 省スペース設計 | 丸型(内径Φ600)や角型(350×450mm)等の狭小弁筐内に収まるコンパクト設計を実現。大規模な土木工事を回避し、既存ストックを有効活用できます。 |
| 2. インフラ機能の維持 | 既設の消火栓や空気弁の位置に設置する場合でも、専用の「機能付加短管」を併用することで機能を維持。地域の防災・安全性を損なうことなく導入可能です。 |
| 3. トータルコスト抑制 | 補修弁機能を内蔵した「MN型」を選択することで、バルブ等の部材点数を削減。現場環境に応じたカスタマイズにより、導入コスト(CAPEX)と施工手間を最小化します。 |
既設インフラ機能を損なわない、柔軟な設置設計とコスト縮減策
設置スペースの制約や既設インフラとの兼ね合いなど、現場特有の課題をエンジニアリングで解決します。

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既設インフラを活用した「不断水工法」。断水リスクと付帯コストを最小化
インフラ管理における最大の課題である「断水調整」を不要にします。ULSONAは、供用中の水道管を止めることなく設置可能な「不断水」に対応。
また、サドル付分水栓や消火栓など、既設の3つの接続インターフェースに適合するため、バイパス管敷設や配管切断といった高額な付帯工事を削減。住民サービスを維持したまま、低コストかつ迅速な導入を実現します。
| 導入メリット | 詳細・効果 |
| 断水工事が不要 | 「不断水」で設置可能。地域住民への断水周知ビラ配布や、濁り水等のクレーム対応業務が一切発生しません。 |
| 付帯コストの大幅削減 | サドル(50A)、フランジ(Φ75)、消火栓(65A) の3種の既設設備にそのまま取付可能。大規模な切断・バイパス工事費をカットします。 |
| 工期の短縮 | 既設口を利用するため、掘削等の土木作業を最小限に抑制。現場作業員の負担軽減と、スピーディーな施工完了を実現します。 |

水道法改正に対応する合理的更新策。既設資産を流用し、更新コストを大幅圧縮
有収率向上や漏水対策に向けた継続的な流量監視が求められる中、全ての流量計を高額な取引証明用(検定品)で更新することは財政的な負担となります。
ULSONA流量計は、内部管理用(制御・監視用)として十分な精度を持ちながら、既設の信号線(DC4-20mA等)や電源設備をそのまま流用可能です。配管や電気設備の大規模な改修を伴わない「不断水・既設流用」のリプレースにより、工期短縮と予算の適正化を両立します。
| 項目 | 従来工法(全交換) | ULSONA(既設流用) |
| 断水の必要性 | 必要(バイパス管ない場合等) | 不要(不断水施工) |
| 配管工事 | 配管切断・フランジ溶接が必要 | 不要(既設サドル等を使用) |
| 電気工事 | 電源盤改修が必要な場合あり | 不要(既設線をそのまま接続) |
| コスト・工期 | 高額・長期間 | 大幅に圧縮可能 |

水道事業DXの第一歩。既設インフラを活用した「即効性のあるクラウド監視」
| 導入の障壁 | ULSONAによる解決策(DX効果) |
| 工事の規模 | 最小限の付帯工事 既設のサドル分水栓等を利用し、大規模な配管更新を回避。 |
| 運用への影響 | 不断水・即時運用 断水調整の手間をゼロにし、設置後すぐにデータ収集を開始。 |
| 既存資産 | レガシー資産の有効活用 既設の電源線や信号配線をそのまま流用し、ネットワーク環境を構築。 |
漏水調査の効率化やスマート水道の実現には、リアルタイムデータの取得(クラウド監視)への移行が急務です。しかし、大規模な通信網整備や配管更新は大きな障壁となります。
ULSONA流量計は、サドル付分水栓などの既設資産に「不断水」で後付け設置が可能。さらに、既設の電源・信号線を流用することで、付帯工事を最小限に抑制します。複雑な現場事情を抱える施設においても、低コストかつ迅速に高度な計測環境を構築し、現場のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を強力にサポートします。

既設インフラを最大限に活用。合理的かつ経済的な流量監視システムの構築
水道法改正に伴う計測義務化に対し、ULSONA流量計は「計量法非承認品(挿入式)」ならではの柔軟性と経済性で応えます。
導入は、現場環境に合わせた機器選定から設置まで、わずか3ステップで完了。特に、既設のアナログ信号線(DC4-20mA等)や電源設備を改修なしで流用できる高い互換性は、更新予算を大幅に圧縮する現実的な選択肢です。信頼性の高いハードウェア構成で、持続可能なインフラ管理を支援します。
| 導入ステップ・要素 | 特長・メリット(既設活用) |
| 1. 信号出力の互換性 | アナログ(DC4-20mA / DC1-5V) & パルス出力 既設の計装盤やテレメータ装置の配線をそのまま流用可能。盤の改修コストを抑制します。 |
| 2. 多様な電源対応 | AC/DCマルチ電源(AC100V~240V / DC24V / DC100V) 常設タイプは現場の電源電圧に合わせて対応。電源がない場所向けに「専用バッテリー駆動」も選択可能です。 |
| 3. 不断水アタッチメント | サドル付分水栓 / 消火栓 / 補修弁 豊富な取付金具により、断水することなく主要管路へのセンサー設置が可能です。 |

大手キャリア回線を活用した、高信頼性・低コストな広域監視網の構築

広域なクラウド監視システムを構築する際、通信インフラの新規整備はコストと工期の大きな課題となります。
ULSONAシステムは、データ伝送に実績ある「ソフトバンク・KDDIの携帯キャリア通信網」を標準採用。独自のアンテナ設置や専用回線敷設といった土木工事が一切不要なため、導入にかかる初期費用(CAPEX)と構築期間を大幅に縮減します。
日本の広範なエリアをカバーする強靭な商用インフラを活用し、最短1分間隔の高頻度データをクラウドへダイレクト送信。途切れることのない安定した監視体制と、次世代型の漏水調査インフラを提供します。
| 項目 | 特長・導入メリット |
| 通信キャリア | ソフトバンク・KDDI回線を標準利用。日本全国の広範なエリアで安定した通信が可能です。 |
| 工事不要 | 独自のアンテナ設置や専用回線の引き込み工事は不要。機器設置のみで即座に運用開始できます。 |
| データ送信頻度 | 最短1分間隔での高頻度送信に対応。管路の急激な変化もリアルタイムに捉えます。 |
| 広域監視能力 | GPS位置情報と連動し、点在する管路施設をクラウド上で一元管理。漏水調査の効率を飛躍的に高めます。 |
大手キャリア回線による安定通信と、実務を支える5つの管理機能
地下インフラの適正管理には、安定した通信環境と高度なデータ処理能力が不可欠です。ULSONAシステムは、実績ある携帯キャリア回線(ソフトバンク・KDDI)を標準採用し、データを確実かつ安全にクラウドへ伝送します。
一元管理されたデータは、異常を即座に検知する「リアルタイム監視」や、中長期的な傾向分析に役立つ「長期間保存」など、実務に直結する5つの主要機能により活用されます。また、日報や報告書作成を効率化する「CSV出力」を備え、インフラ維持管理業務のDX化を強力に推進します。
| 機能・特長 | 仕様・導入メリット |
| 1. 通信インフラ | ソフトバンク・KDDI回線を利用。広域エリアで途切れない安定した通信環境を提供します。 |
| 2. リアルタイム監視 | 現場のデータを即座に可視化。異常発生時の迅速な初動対応を可能にします。 |
| 3. 高頻度データ収集 | 最短1分間隔での計測に対応。細かな流量変動を捉え、高解像度な状況把握を実現します。 |
| 4. データ保存・出力 | 長期間のクラウド保存に加え、CSVファイルでのダウンロードが可能。報告書作成を効率化します。 |
| 5. GPS位置管理 | 地図(GIS)上で正確な設置位置を表示。点在する管路施設の特定と管理を容易にします。 |

24時間365日、場所を選ばない監視体制の構築。マルチデバイス対応による迅速な危機管理
管路の異常に対し迅速な初動対応(First Action)をとるためには、監視データへのアクセシビリティ確保が重要です。「ULSONAクラウド」はマルチデバイスに完全対応。庁舎内のパソコンはもちろん、現場に出向いている担当者のスマートフォンやタブレットからも、リアルタイムで同一の監視画面を確認できます。
これにより、「現場にいながら過去データを参照する」「アラーム受信時に外出先から即座に状況を把握する」といった機動的な運用が可能となり、特定の場所や端末に縛られない柔軟な監視体制が、業務効率の向上と確実なインフラ管理を支援します。
| 利用シーン・端末 | 活用メリット・運用効果 |
| 庁舎・管理室 (PC) | 詳細分析・全体把握 画面で管網全体の状況を俯瞰。CSVデータをダウンロードし、詳細な傾向分析や報告書作成を行います。 |
| 現場・外出先 (スマホ/タブレット) | 機動的運用・初動対応 アラーム通知を受け、即座に状況を確認。現場にいながら過去データの推移を参照し、的確な判断を下せます。 |
| 情報共有 (同期) | リアルタイム同期 事務所と現場で「同じ画面」を共有できるため、電話等での指示出しや状況報告がスムーズに行えます。 |

確実なデータ連携を実現するシステム構成|取得から監視までのフロー
強靭なインフラ管理には、現場の計測機器から管理者の端末に至るまで、遅滞のない確実なデータ連携が求められます。本図は、ULSONAシステムの全体的な構成フローを示しています。
水源(管路)に設置された「ULSONAセンサー」が取得した高精度なデータは、まず「ULSONAクラウド」へと安全に集約・蓄積されます。その後、安定した「携帯回線」および「インターネット接続」を経由し、遠隔地にいる管理者様の「デバイス(PC、スマートフォン、タブレット)」へとリアルタイムに配信。この一貫したシステム構成により、情報伝達のタイムラグを防ぎ、迅速な初動対応を可能にします。
| フロー段階 | 役割・処理内容 |
| 1. 計測(現場) | ULSONAセンサー 管路に設置されたセンサーが、流量・流速・水温等を高精度に計測します。 |
| 2. 伝送(通信) | 携帯キャリア回線 取得データを暗号化し、安定したキャリア網を通じてクラウドへ送信します。 |
| 3. 集約(クラウド) | ULSONAクラウド データを安全に蓄積・データベース化。異常判定や履歴管理を行います。 |
| 4. 監視(管理者) | マルチデバイス インターネット経由でPC・スマホ等に配信。リアルタイムで状況を表示します。 |

ランニングコストゼロを実現。地域密着型の自営無線ネットワーク「LPWA」
特定の管轄エリアや施設周辺のスマート化に特化した、次世代IoT通信技術「LPWA(LoRa)」を採用しています。
最大の特徴は、携帯キャリア回線を使用しない「自営網」である点です。これにより、月額通信費を「ゼロ」に抑制し、長期的なランニングコストを大幅に削減します。
また、極めて少ない電力でのデータ送信が可能なため、外部電源の確保が難しい地下環境でも長期間の稼働を実現。見通しの良い直線距離で約10kmをカバーする広範な通信エリアを持ち、管轄地域内に効率的なローカルIoTインフラを構築します。
| 特長・メリット | 詳細・導入効果 |
| 通信コスト | 月額費用ゼロ(無料) 自前の基地局(ゲートウェイ)を設置するため、毎月のキャリア通信料が発生しません。 |
| 通信エリア | 一定距離伝送(約10km) 見通しの良い環境下で半径約10kmをカバー。広大な処理場や管轄エリアを一括管理できます。 |
| 省電力性 | 超低消費電力 電池駆動での長期稼働が可能。電源工事が困難なマンホール内や山間部に最適です。 |
| ネットワーク | 自律型(キャリアフリー) 災害時などキャリア回線が混雑・途絶した場合でも、独自の通信網を維持できます。 |

通信費ゼロの自営網構築。特定小電力無線「LoRa」による効率的監視
浄水場やポンプ場周辺など、特定の管轄エリア(見通し約10km圏内)の集中監視において、最も費用対効果を発揮するのが「LoRa(ローラ)」通信規格です。
最大の特徴は、特定小電力無線帯域を利用するため無線局免許が不要であり、かつ携帯キャリア回線のような「月額通信費」が一切発生しない点です。
自前のネットワークを構築することでランニングコストを最小化しつつ、省電力設計により電源工事なしでの長期バッテリー運用が可能。限られた予算内で、最短1分間隔の高密度なデータ収集を実現する、持続可能な監視インフラを構築します。
| 項目 | 特長・導入メリット |
| 通信コスト | 月額費用ゼロ(無料) 自前の設備で通信するため、毎月のキャリア通信料は不要です。 |
| 免許・申請 | 無線局免許不要 「特定小電力無線帯域」を利用するため、面倒な免許申請や資格は一切不要です。 |
| 設置・運用 | 電源工事不要・省電力 バッテリーでの長期駆動が可能。電源確保が難しい場所でも設置できます。 |
| データ収集 | 高頻度(最短1分) 通信費を気にせず、詳細なデータを高頻度で収集・監視できます。 |

インフラ未整備エリアをカバーする自営無線網。LoRa通信によるデータ収集フロー
スマートインフラの構築は、通信環境の整った都市部だけに留まりません。本図が示すように、豊かな自然環境や広大な敷地においても、LoRa無線を活用することで自立したローカルIoTネットワークを構築可能です。
末端の水源に設置された「ULSONAセンサー」から、「LoRa無線」を介して管理棟の「データ受信・監視システム」まで、商用キャリア網を介さないシームレスなデータ伝送を実現。電源や通信インフラが制約となるオフグリッド環境下での高度なDX化を推進し、日本全国あらゆる場所のインフラデータを可視化します。
| 用語・機能 | 解説・メリット |
| LoRa (ローラ) とは | LPWA (Low Power Wide Area) 技術の一つ。IoT機器向けに特化した「省電力・長距離通信」を実現する無線規格です。 |
| システム構成 | センサー → LoRa無線 → 受信機 商用回線を介さず、直接データを飛ばすシンプルな構成です。 |
| 免許不要 | 特定小電力無線帯域を利用するため、無線局の免許申請や資格は一切不要。誰でもすぐに独自のネットワークを構築できます。 |
| 導入メリット | オフグリッド対応 特定地域などで、インフラに依存せず自立した監視網を作れます。 |

健全な事業運営と強靭なインフラ構築へ。ULSONA導入がもたらす6つの波及効果
管路の老朽化対策と財政の健全化は、現代のインフラ管理における最重要課題です。ULSONAシステムの導入は、単なる漏水検知にとどまらず、事業運営全体に対し多角的な波及効果をもたらします。
確実な異常検知を起点として、コスト縮減や業務効率化といった経済的メリットを創出。さらに、蓄積データの利活用による予防保全への転換や、資源保全を通じたSDGsへの貢献など、次世代を見据えた持続可能な水道事業運営を強力に支援します。
| 効果の柱(導入メリット) | 具体的な成果・貢献内容 |
| 1. 早期・確実な特定 | 微小流速検知により、潜在的な漏水を拡大前に発見。被害を最小限に抑えます。 |
| 2. 経済的メリット | 通信費・作業コストの削減により、管理予算を最適化。財政健全化に寄与します。 |
| 3. 維持管理の効率化 | 遠隔一元管理で、現場巡回の負担と人的ミスを軽減。少人数での効率的な運営を実現します。 |
| 4. データ活用 | 蓄積データに基づいた、精緻な維持管理計画(アセットマネジメント)の策定が可能になります。 |
| 5. 安心感の向上 | 24時間監視体制による迅速対応が、地域住民への信頼性向上に繋がります。 |
| 6. 資源保全・環境貢献 | 水資源の浪費防止を通じ、SDGs(目標6・11)達成および環境保全へ貢献します。 |

クラウド遠隔監視システム 機能・仕様要目
ULSONA流量計と連携し、効率的なデータ管理を実現するクラウドシステムの仕様です。携帯キャリア回線を利用するため、専用サーバーや通信工事は不要。初期投資を抑えつつ、高度な遠隔監視体制を構築できます。


| 項目 | 仕様・特長 |
| 通信方式 | 携帯キャリア回線を使用。場所や配線の制約がなく、どこでも接続可能です。 |
| データ収集周期 | 最短1分間隔で設定可能。急激な流量変動も逃さず記録します。 |
| 監視項目 | 瞬時流量、瞬時流速、正・負積算流量、水温 ※オプション:圧力、残留塩素濃度(東亜DKK製センサー対応) |
| 警報通知 | 異常検知機能(アラーム)。設定値を超えた際、担当者へ即座にメールで通知します。 |
| データ管理 | クラウド自動保存。期間指定による閲覧および、CSVファイルでのダウンロードが可能。 |
| 対応デバイス | スマートフォン、タブレット、パソコン(マルチデバイス対応)。 |
| 位置情報 | 発信機にGPSを内蔵。地図(GIS)上で正確な設置位置を確認・管理できます。 |
| 設置推奨環境 | アンテナ感度表示(3段階)において、アンテナ2本以上が表示される場所を推奨。 |
| 導入・運用メリット | 既設配管への後付け設置が可能。夜間最小流量の監視による漏水対策に貢献します。 |
挿入式超音波流量計 センサー主要諸元
トランジットタイム方式を採用し、±0.5%RDの高精度計測を実現。接液部には高耐食性SUS316を使用し、過酷な環境下での長期耐久性を確保しました。水道法改正に伴う厳格な流量管理に対応する、信頼性の高いセンサー仕様です。

| 項目 | 仕様・内容 |
| 測定原理 | トランジットタイム方式(伝搬時間差測定法) |
| 対象口径 | 80A ~ 2000A (幅広い配管径に対応) |
| 測定流体 | 清水、純水、工業用水 |
| 計測範囲(流速) | 0 ~ ±20.000 m/sec (逆流計測対応) |
| 流速分解能 | 0.003 m/sec |
| 測定精度 | ±0.5% RD (流速0.5m/sec以上において) |
| 主要材質 | オールステンレス製 ・接液部:SUS316 ・その他:SUS304 |
| 防水性能 | IP68 (完全防水) |
| 温度計測機能 | 水温計測機能内蔵(精度 ±1℃) |
| 設置方法 | Φ50サドル付分水栓、フランジ(Φ75, Φ100)、口金65A(町野式・消火栓等) |
| 挿入ロッド長 | 300mm ~ 4000mm の範囲で指定可能 |
| ケーブル | 専用ケーブル 10m(標準) 付属・防水コネクタ仕様 |
| 動作温度範囲 | 0 ~ 55℃ |
| 重量 | 約 10kg (ロッド長により変動) |
| オプション | 空気弁(Φ25 ~ Φ75) |
挿入式超音波流量計 ULSONA LT 主要諸元
費用対効果と耐久性を追求した「LT」モデル。トランジットタイム方式による確実な計測精度(±0.8%RD)と、IP68の完全防水性能を両立しました。中口径(80A~350A)の配管網における面的な監視体制構築に最適な仕様です。

| 項目 | 仕様・内容 |
| 測定原理 | トランジットタイム方式(伝搬時間差測定法) |
| 対象口径 | 80A ~ 350A (中口径配管に特化) |
| 測定流体 | 清水、純水、工業用水 |
| 計測範囲(流速) | 0.003 ~ ±20.000 m/sec (微少流量から計測可能) |
| 測定精度 | ±0.8% RD (読み値に対して) |
| 主要材質 | オールステンレス製 ・筐体および主要部:SUS304 |
| 防水性能 | IP68 (完全防水) |
| 温度計測機能 | 水温計測機能内蔵(精度 ±1℃) |
| 設置方法 | Φ50サドル付分水栓、フランジ(Φ75, Φ100)、口金65A(町野式・消火栓等) |
| 挿入ロッド長 | 300mm ~ 4000mm の範囲で指定可能 |
| ケーブル | 専用ケーブル 10m(標準) 付属・防水コネクタ仕様 |
| 動作温度範囲 | 0 ~ 55℃ |
| 重量 | 約 10kg (ロッド長により変動) |
| オプション | 空気弁(Φ25 ~ Φ75) |

「最適」な水管理を、ULSONAクラウドで実現。低コスト・多項目一元管理システム
専用線や光ケーブル敷設などの高額なインフラ投資は不要です。ULSONAクラウド流量計は、安価な携帯電話回線(LTE-M)を活用し、既存設備への後付け設置のみで高度な遠隔監視体制を構築します。
流量・流速に加え、水温・水圧・残留塩素濃度などの多項目をリアルタイムで同時計測。24時間365日、パソコンやスマートフォンから現場の状況を即座に把握し、異常検知時の迅速な初動対応を可能にします。ライフサイクルコストの低減と、スマートウォーターグリッドの最適化に貢献する次世代の水管理プラットフォームです。

| 機能項目 | 仕様・特長 |
| マルチデバイス対応 | スマートフォン、タブレット、パソコンなど、ブラウザ搭載の汎用デバイスで閲覧可能。 |
| 広域通信(携帯回線 KDDI ソフトバンク) | LTE-Mの携帯キャリア回線を使用。Wi-Fi環境がない場所でも安定して繋がります。 |
| リアルタイム監視 | 収集した流量・水圧データを、デバイス画面上で遅延なく確認できます。 |
| データ履歴・検索 | クラウドへの自動保存に加え、コントローラ内蔵のmicroSDカードにも常時バックアップを行う「ダブル保存体制」を採用。万が一の通信障害時でも計測データの欠損(ロスト)を確実に防ぎ、カレンダー指定による過去データの呼び出しやトレンド分析の信頼性を担保します。 |
| CSVダウンロード | 収集データを汎用的な「CSV形式」で出力。日報作成や詳細解析に活用できます。 |
| GPS位置情報 | GPSモジュールを標準搭載。地図上で正確な設置位置(緯度経度)を特定・管理できます。 |
多機能・高信頼性を実現する、ULSONAクラウドシステムの主要諸元
現場のニーズに応える多彩な計測機能と、安定した運用を支える通信・電源オプションを完備しています。

PDFカタログ
既設流量計の更新課題を解決。バイパス操作不要の「不断水・増設工法」
長期供用された短管型電磁流量計の更新には、大きなリスクが伴います。「バイパス管がないため断水ができない」、あるいは「バイパス弁が老朽化しており、操作すると赤水(錆)が発生する」といったケースです。
ULSONA-DTは、既設流量計を撤去せず、近傍の配管に「サドル付分水栓(7.5K対応)」を用いて不断水で新たに設置する工法を提案します。これにより、既設バルブの操作による濁水発生リスクを完全に回避。
また、既設の「空気弁」や「消火栓」を補修弁に置き換えて設置する方法にも対応しており、現場状況に応じた柔軟な更新が可能です。さらにオプションのクラウドシステムを導入することで、流量に加え「管内圧力」の監視も実現します。
| 更新時の課題 | ULSONAによる解決策 |
| バイパス管がない | 「不断水設置」 断水することなく、サドル分水栓や補修弁を用いて設置可能です。 |
| 赤水リスク(老朽弁) | 「既設放置・新設」 古いバルブを操作せず、新しい位置にセンサーを設置するため、錆や濁水の流出を防ぎます。 |
| 設置規格・制約 | 「管径Φ75~Φ2000まで対応」 Φ50サドル付分水栓、フランジ(Φ75, Φ100)、口金65A(町野式・消火栓等) |
| 遠隔監視機能 | 「流量 + 水圧監視+残留塩素濃度」 クラウド連携により、瞬時・積算流量、流速、水温に加え、管内圧力、残塩もリアルタイムで監視可能です。 |
水道DXを加速させるマルチセンシング・ソリューションです。
残留塩素・水圧・流量の同時監視「ULSONA-DT UTY」
従来の流量計測に加え、安全な水の供給に不可欠な「残留塩素濃度」の計測機能を搭載した新モデル「ULSONA-DT UTY」をラインナップに加えました。
本モデルにオプションの「クラウド遠隔監視システム」を導入することで、残留塩素濃度、管内圧力、水温、そして瞬時・積算流量といった重要パラメーターをリアルタイムに一元管理可能。
パソコンやスマートフォンから、管末の塩素濃度低下や水圧変動を即座に把握できるため、水質事故の未然防止と、より高度な維持管理体制の構築を実現します。
| 監視項目 | 管理上のメリット |
| 1. 残留塩素濃度 | 【水質管理】 管末等の塩素濃度を常時監視し、安全な水質基準を維持します。 |
| 2. 管内圧力 | 【安定供給】 水圧低下や異常昇圧を検知し、給水不良や漏水事故を防ぎます。 |
| 3. 流量・流速 | 【水量管理】 瞬時・積算流量の計測により、配水コントロールや漏水分析を行います。 |
| 4. 水温 | 【環境把握】 水温変化による塩素濃度の減少傾向などを分析可能です。 |
ULSONA流量計 既設電磁流量計のスマート更新


既設インフラの機能を維持したまま、流量・水質監視を導入。「MN弁」のご提案
- 既設の空気弁や消火栓の位置に流量計を設置する場合、従来はそれらの機能を撤去・停止する必要がありました。 弊社開発の**「MN弁」は、この課題を解決します。既設の「空気弁」や「消火栓」の機能を維持した状態で、挿入式超音波流量計ULSONAの設置が可能。地域の防災・排気機能を損なうことなく、監視地点を増設できます。 さらに、新ラインナップの「ULSONA UTY(残塩計付)」**を組み合わせることで、流量・水圧に加え「残留塩素濃度」の同時計測を実現。インフラの多機能化と管理の効率化を両立します。

| 製品・技術 | 特長・導入メリット |
| MN弁(機能維持バルブ) | 空気弁・消火栓機能の維持 既設設備を撤去することなく、ULSONAセンサーを「共存」させる特殊バルブです。 |
| ULSONA UTY(残塩計付) | 5項目同時計測 1.流量 2.流速 3.水温 4.管内圧力 5.残留塩素濃度 これらを1台で計測可能です。 |
| お問い合わせ | 「ULSONA DT、UTY」窓口 TEL: 06-6358-3541 ※ULSONA UTYは2023年4月以降の出荷となります。詳細はお問い合わせください。 |

管網の安定稼働と計測精度の確保。ガイドラインに基づく「空気弁設置推奨箇所」
管内におけるエアー(気泡)の滞留は、通水能力の低下やウォーターハンマー現象を招くだけでなく、超音波流量計の計測エラー(ノイズ)を引き起こす最大の要因です。
そのため、配管構造上、空気が自然に滞留しやすい箇所への空気弁設置は、施設の長寿命化と正確な流量監視の両面において極めて重要です。
各自治体や協会のガイドラインに基づき、以下の主要な5つのポイントへの設置を推奨します。これらの箇所に「空気弁付ULSONA流量計(MN弁併用)」を配置することで、効率的な排気と安定した計測を1つのアクセスポイントで同時に実現し、合理的なインフラ構築が可能となります。
| 設置推奨箇所 | 選定理由・ガイドライン参照 |
| 1. 水管橋の最高点 | 構造上、最も空気が滞留しやすい箇所です。長野県ガイドライン等でも設置が指定されています。 |
| 2. 河川横断部(伏越し) | 逆サイフォン構造となる横断部の下流側など、空気が蓄積しやすいため排気が必要です。 |
| 3. 配管の末端 | 閉塞された末端部(管末)は空気が逃げ場を失うため、神奈川県等では排水口付き空気弁の検討が推奨されています。 |
| 4. 長距離配管 | 顕著な高低差がない場合でも、500〜1000m間隔(日本ダクタイル鉄管協会等)での設置が推奨されます。 ※国交省資料では1〜3km間隔の仕切弁間への設置に言及。 |
| 5. 局所的な高所 | 縦断図上の凸部(高点)や起伏の頂点など、エアーポケットが形成されやすい箇所です。 |

水量・水圧・水質をクラウドで一元化。拡張ユニット「UTY」による統合監視体制
ULSONA UTY 残塩計付流量計
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水道インフラの維持管理において、管路の保全(流量・水圧)と並び、安全な水を供給するための水質管理(水温・残留塩素濃度)は最重要課題です。
ULSONAクラウドシステムは、専用の拡張ユーティリティー「ULSONA UTY」を接続することで、基本となる「流量・水圧」に加え、「水温・残留塩素濃度」を含めた4項目のリアルタイム統合監視を実現します。
特筆すべきは、既設の消火栓などを活用して設置できるため、大規模な工事が不要である点です。導入コストを抑えつつ、クラウド上で全項目を遠隔監視することで、毎日の巡回検査を省力化し、より高度で安全な水管理体制を構築します。

| 監視項目(クラウド表示) | 管理上のメリット |
| 1. 流量・流速 | 【水量監視】 漏水の早期発見や、配水量の適正化を行います。 |
| 2. 管内圧力 | 【水圧監視】 給水不良や、過度な水圧による管路事故を防ぎます。 |
| 3. 残留塩素濃度 | 【水質監視】 管末の塩素濃度低下をアラートで通知。安全な水を担保します。 |
| 4. 水温 | 【環境監視】 季節ごとの水温変化と塩素濃度の相関関係を分析します。 |
水質管理の自動化を実現。残留塩素濃度連動型・自動排水システム
管末などの滞留しやすい箇所において、安全な残留塩素濃度を維持することは維持管理上の大きな課題です。
本システムは、「残留塩素濃度計付ULSONA流量計」に「連動型自動排水電磁弁」を組み合わせた統合ソリューションです。
常時監視により残留塩素濃度が設定値を下回った場合、電磁弁を自動開放して滞留水を排出(捨て水)し、新鮮な水を導入することで水質を回復させます。
従来、人手による定期的な排水作業や緊急対応に依存していた業務を自動化し、確実な水質維持と維持管理コストの大幅な削減を同時に実現します。
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| 構成機器・機能 | 特長・導入効果 |
| 1. 残留塩素濃度計 | 【常時監視】 ポーラログラフ法により、管末の塩素濃度を高精度に連続測定します。 |
| 2. 自動排水電磁弁 | 【自動水質改善】 計測値と連動し、濃度低下時に自動で排水。人手を介さず水質を適正化します。 |
| 3. ULSONA流量計 | 【排水量管理】 排水した水量を正確に計測・記録。無駄な捨て水を防ぎ、トレーサビリティを確保します。 |
| 4. クラウド遠隔監視 | 【一元管理】 排水の作動状況や現在の水質・水圧を、庁舎にいながらリアルタイムで確認できます。 |
経年管における塩素消費特性と、多項目測定による劣化診断への活用
「ULSONA UTY」等を用いて残留塩素濃度を測定する際、設置環境の管種・管齢が測定値に物理的な影響を与える場合があります。
特に、布設から40年以上経過した「経年鋳鉄管」においては、管内に発生した錆(サビこぶ)との酸化還元反応により、水中の残留塩素が多量に消費される現象が発生します。そのため、浄水場からの送水濃度が適正であっても、現場計測値が低く検出される傾向にあります。
しかし、「ULSONA」はこの現象を逆手に取ります。残留塩素濃度の低下に加え、流量・水圧・水温を同時に監視することで、「塩素消費が激しい=管内劣化が進行している」区画を特定。漏水リスクの高いエリアを効果的に絞り込み、効率的な管路更新や漏水対策に貢献します。
| 管の状態・種類 | 残留塩素への影響 | 対策・活用法 |
| 新しい鋳鉄管 | 変化小(緩やか) 内面が健全なため、反応による塩素消費は少なく、予測通りの濃度で推移します。 | 【通常監視】 設定通りの閾値で、給水栓水の安全性を監視します。 |
| 経年管(40年以上) | 変化大(著しい低下) 錆こぶや剥離箇所での酸化反応により、塩素が急激に消費されます。 | 【劣化診断・漏水対策】 濃度低下エリアを「劣化進行箇所」として特定。水圧・流量データと合わせ、漏水調査の優先順位付けに活用します。 |

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