【目 次】

  1. 遠隔監視システム 挿入超音波流量計ULSONA
  2. PDFカタログダウンロード
  3. 既設インフラを活用した「不断水工法」。断水リスクと付帯コストを最小化
  4. クラウド遠隔監視システム 機能・仕様要目
  5. ULSONA UTY 残塩計付流量計

 

次世代へ繋ぐ、持続可能な水インフラの構築。「計測」と「クラウド」の融合

水道は、日々の暮らしと生命を支える最も重要なライフラインです。しかし、人口減少や熟練技術者の不足により、その維持管理は転換期を迎えています。
私たちは「計る、守る、くらしの明日」という理念のもと、現場の堅牢なセンシング技術と、最新の「ULSONAクラウド」を融合させました。
地下のインフラ情報をデジタルデータとして可視化し、時間や場所の制約を超えて未来へ繋ぐ。限られたリソースで最大限の保全効果を生み出し、人々が暮らす明日の街へ、安全な水を安定供給し続ける体制づくりに貢献します。

夕暮れの街並みを背景に、ノートパソコンを開いた女性技術者が微笑んでいるイラスト。配管設備から伸びた光のデータストリームが、上空のクラウドアイコンを経由してパソコンへと繋がり、アナログとデジタルの融合を表現している。キャッチコピーは「繋がる、明日へ。」。
ビジョン(目指す未来)実現手段(ULSONAクラウド)
「計る」高精度センシング
過酷な現場環境でも、正確な流量データを絶えず取得します。
「守る」クラウド遠隔監視
どこにいても異常を即座に検知。迅速な対応でライフラインを守ります。
「繋ぐ」持続可能なインフラ
データを蓄積・継承し、次世代へ安全な水インフラを繋ぎます。

住民サービスを維持したまま導入可能。不断水設置で実現する、低コストな遠隔監視体制

現場巡視の削減と人手不足対策に貢献するULSONA流量計。その最大の特長は、断水による住民への広報や、大規模なバイパス工事が一切不要な「不断水(ホット・タップ)での後付け設置」です。
既設の配管設備をそのまま活用できるため、導入コスト(CAPEX)を大幅に抑制。限られた予算内でクラウド監視システムを構築し、毎日の計測業務を確実かつスマートに効率化します。

稼働中の水道管に、水を止めることなく専用機材でULSONAセンサーを取り付けている工事風景。「住民生活への影響ゼロ」と「低コスト導入」を両立する不断水工法の施工イメージ。

遠隔監視システム 挿入超音波流量計ULSONA

過酷な地下ピットから広がる強靭な監視網。完全防水モデルが支える漏水対策

管路網の有収率向上には、環境の厳しい地下施設を含めた網羅的な監視網の構築が急務です。オールステンレス製でIP68の防水性能を持つ「ULSONA LT」は、水没リスクのあるマンホール内や既存の補修弁・サドル付分水栓へ安全に設置できます。
地下の悪環境下でも高精度データを「ULSONA CLOUD」へ確実かつリアルタイムに送信。大規模な改修工事を不要とし、費用対効果の高い漏水監視体制の早期確立に貢献します。

水が溜まったマンホール内部でも稼働し続ける、オールステンレス製のULSONA LT流量計。IP68の完全防水性能を示した設置イメージ。

5つの重要指標をリアルタイム監視。初期投資を抑えた高機能IoTシステム

項目仕様・特長
計測項目瞬時流量、瞬時流速、正積算流量、負積算流量、水温(標準) の5項目を同時計測(※オプション水圧、残留塩素濃度)。
サンプリング間隔最短1分間隔から設定可能。急激な流量変動も逃さず記録します。
データ保存クラウドサーバー + 本体内蔵microSD の二重保存(冗長化)でデータ消失を防止。
データ出力計測データは汎用的な CSV形式 でダウンロード可能。帳票作成を効率化します。
監視・通知機能リアルタイムグラフ表示、マップ表示(GPS)、警報メール通知機能 を標準搭載。
通信方式LTE-M(携帯回線) または LPWA(LoRa無線) から選択可能。
電源供給内蔵リチウム電池、外部電源

瞬時流量・瞬時流速に加え、正・負それぞれの積算流量、そして水温。維持管理に必要なこれら5つのデータを、リアルタイムで遠隔監視できるIoTソリューションです。
「機能は妥協せず、初期投資(イニシャルコスト)は可能な限り抑えたい」という自治体様・事業者様の切実なご要望に応えるべく開発された、費用対効果に優れた確信のシステムです。

不断水高精度計測とリアルタイム遠隔監視の統合|ULSONAシステム

有収率向上(漏水対策)には、広範な管路網の常時監視が不可欠です。本システムは、挿入式超音波流量計「ULSONA-DT」と「クラウド遠隔監視」を統合し、既存インフラを活用した効率的な管理体制を構築します。
既設の「ボール式消火栓」や「サドル付分水栓」等に不断水でセンサーを設置し、取得した高精度データ(流量・水温等)をクラウドへ直送。専用回線やサーバー構築を必要とせず、お手持ちのデバイスで即座に一元管理を開始できます。

不断水で始めるDX推進 リアルタイム遠隔監視の統合|ULSONAシステム構成図
構成要素特長・役割
計測部 (ULSONA-DT)不断水・高精度計測
既設配管(サドル、消火栓、補修弁)に後付け設置。瞬時・積算流量、流速、水温を±0.5%の高精度で計測します。
監視部 (ULSONA CLOUD)リアルタイム遠隔監視
携帯キャリア回線を使用し、PC・スマホでデータ閲覧が可能。GPSによる位置情報管理や、CSVデータ出力にも対応します。
導入効果有収率向上期待・コスト削減
既存設備へのアドオン設置により、工事費と工期を圧縮。広域監視による早期漏水発見を強力にサポートします。

マルチデバイス対応・一元管理型クラウドプラットフォームの機能要目

専用の受信設備や監視モニターは不要です。インターネット環境とブラウザがあれば、庁舎のパソコンや現場のタブレットなど、あらゆる端末からセキュアにアクセス可能です。
システムには、実務に直結する機能を標準搭載しています。トレンド分析や報告書作成を支援する「CSVデータ出力」、管路資産の正確な位置を把握する「GPSマッピング」、そしてインフラに依存しない「広域携帯キャリア通信」。これらにより、場所と時間を選ばない効率的な維持管理体制を構築します。

機能項目仕様・特長
マルチデバイス対応スマートフォン、タブレット、PCなど、インターネット接続環境があれば端末を問わず閲覧可能。
通信方式携帯キャリア回線を使用。LTE-M(携帯回線) または LPWA(LoRa無線) から選択可能。
リアルタイム監視収集したデータをデバイス画面上で即座に確認。異常を遅延なく把握できます。
クラウド保存データはクラウドへ自動保存。カレンダーで期間を指定し、過去データ(1年以内)を呼び出せます。
CSVデータ出力収集データを汎用的なCSV形式でダウンロード。帳票作成や詳細解析に活用できます。
GPS位置情報GPSモジュールを搭載。地図(GIS)上で正確な設置位置を確認・管理できます。

効率的な維持管理を実現する、多機能クラウドプラットフォーム

ULSONAクラウドシステムは、インフラ管理の実務に即した多彩な機能を標準搭載しています。
専用の受信機やサーバー構築は不要。セキュアな携帯キャリア回線を通じ、庁舎のパソコンや現場のタブレットからリアルタイムに状況を把握できます。
蓄積されたデータは「CSV形式」での出力や、カレンダー機能による履歴参照が可能。さらに、GPSによる位置情報管理機能や、夜間最小流量(0.003m/sec~)の監視による漏水対策支援など、持続可能な水道事業運営に必要な機能を網羅しています。

項目仕様・導入効果
マルチデバイス対応インターネット環境があれば、PC・スマートフォン・タブレット等、端末を問わず閲覧可能です。
通信環境(携帯回線)携帯キャリア回線を使用。LTE-M(携帯回線) または LPWA(LoRa無線) から選択可能。
リアルタイム監視収集データをデバイス画面上で即座に確認。流量・水温・流速等の異常を遅延なく把握できます。
CSVデータ活用収集データを汎用的なCSV形式でダウンロード。帳票作成や詳細なトレンド解析に活用できます。
GPS位置管理GPSモジュールを標準搭載。地図(GIS)上で管路施設の正確な設置位置を確認・管理できます。
初期投資の抑制既設配管への後付け設置とサーバーレス運用により、インフラ整備コストと工期を最小限に抑えます。
漏水対策(微少流量)0.003m/secからの広範囲計測により、夜間最小流量(微少な漏水)の継続監視に最適です。
メンテナンス性センサー部は取り外し・移設が容易。スクリーニング調査等、柔軟な運用が可能です。

次世代へ、安全な水を繋ぐ。確実な監視体制で守る「当たり前の日常」

蛇口をひねれば、いつでもきれいで美味しい水が出る。この当たり前の日常を守り抜くことが、私たちの使命です。
人口減少や施設の老朽化が進む中、ULSONAクラウドシステムは、24時間365日の常時監視により、安定給水の維持を強力にサポートします。
現場の負担を軽減し、熟練の技術をデジタルで補完することで、今ある豊かな水環境を次の世代へ確実に継承する。それが、地域社会に対する私たちの約束です。

グラスに入った透明な水を手にして笑顔を見せる女性と女の子の画像。緻密な水質管理が市民の安全で豊かな暮らしを支えていることを表現している。

PDFカタログダウンロード

ULSONAクラウド

ULSONA DT

ULSONA LT

不断水設置

漏水調査

ULSONA流量計のご紹介

残留塩素濃度計付ULSONA流量計

ULSONA UTY残留塩素濃度計付流量計の両面カタログの表面です。
ULSONA UTY残留塩素濃度計の両面カタログの表面です。

流量計の更新

限られたスペースを有効活用。既設インフラに適合する柔軟な設置設計

水道管網の重要監視拠点となるマンホールや埋設ボックス内は、配管や補器類が密集し、設置スペースが極めて限定的なケースが大半です。
ULSONA流量計は、センサーの小型化と自在な取付設計により、これらの物理的制約をクリアします。大規模な改良工事を行うことなく、既設の空間と設備を最大限に活かした「スマートな設置」を実現し、インフラ監視網の構築をサポートします。

狭いマンホール内部で、既存の配管やバルブの隙間を縫うように設置されたULSONA流量計。限られた空間を無駄なく活用している設置完了写真。

既存の埋設ボックス(内径Φ600)に適合|浅埋設現場での確実な設置寸法

水道管網への流量計設置において、大規模な掘削や新たな弁室の築造は大きなコストと工期の増大を招きます。
サドル付分水栓タイプの「ULSONA流量計」は、管天(管の上端)からの突出高さをわずか約380mmに抑えた極めてコンパクトな設計です。これにより、浅層埋設管や既存の狭小な空間・筐体にもそのまま設置が可能となり、導入にかかるトータルコストと工期を大幅に縮減。予算を抑えつつ、効率的な管網監視網の構築を支援します

サドル付分水栓タイプのULSONA流量計。管天から約380mmに収まる省スペース設計で土木工事費の削減に貢献。
水道DX化・クラウド監視網の迅速な構築を可能にする、Φ50サドル付分水栓へのULSONA流量計設置(不断水施工)プロセス。

設置方法:Φ50サドル付き分水栓

1.サドル付分水栓の上部キャップを外す
   キャップを反時計回りに回して外します。
2.ULSONA流量計のアタッチメントを取り付ける
   アタッチメントをキャップの代わりに時計回りに回して取り付けます。
3.サドル分水栓のボール弁をゆるやかに開く
   水がアタッチメント内にゆっくりと流れるように開きます。
4.アタッチメント内の水を確認
   アタッチメント内に水が十分に入っていることを確認します。
5.ボール弁を閉めて空気を抜く
   水漏れがないことを確認してから、ボール弁を閉めてアタッチメント内
   の空気を抜きます。
6.15分~30分待つ
   センサーと水温が調整されるまで待ちます(エイジング)。
7.ボール弁を全開にしてセンサーを取り付ける
   ボール弁を全開にして、センサーをアタッチメントにしっかりと
   取り付けます。
注意事項
   ・水漏れがないことを確認しながら作業を進めてください。
   ・エイジング中は、流量計を動かしたり、振動を与えたりしないで
    ください。

既存の補修弁を有効活用|フランジ接合による確実な不断水施工プロセス

既設の空気弁などを撤去し、下部に残る既存の補修弁(Φ75またはΦ100)をそのまま流量計の設置基盤として活用するプロセスです。
JISフランジ規格(7.5K又は10K)に適合した専用アタッチメントをボルトで強固に固定するため、水圧に対する極めて高い安全性と止水性を確保します。補修弁の操作のみで設置が完了するため、大がかりなバイパス工事や本管の断水調整は一切不要。周辺住民への給水に影響を与えることなく、法令で求められる日々の安定したデータ管理体制を迅速に構築します。

既存の補修弁から上へ約260mmに収まる「ULSONA流量計 フランジタイプ」。省スペースで土木工事費削減に貢献する図解。
水道DX化・クラウド監視網の拡張を可能にする、補修弁(フランジ式)へのULSONA流量計設置プロセスと専用アタッチメント。

設置方法:フランジ(Φ75・Φ100)

1.ウルソナ流量計のアタッチメントに専用特殊フランジを取り付ける
   専用特殊フランジをアタッチメント下部にねじ込み、しっかりと
   固定します。
2.補修弁フランジにアタッチメントを固定する
   アタッチメントと補修弁フランジをボルトナット(M16m又はM20)で固定します。
3.補修弁のボール弁をゆっくり開く
   水がアタッチメント内にゆっくりと流れるように開きます。
4.アタッチメント内の水を確認
   アタッチメント内に水が十分に入っていることを確認します。
5.アタッチメント内の空気を抜く
   補修弁のボール弁を少し開いた状態で、アタッチメント上部の
   グランドボルト(4本)を緩めて空気を抜きます。
6.15分~30分待つ
   センサーと水温が調整されるまで待ちます(エイジング)。
7.センサーを挿入
   補修弁のボール弁を全開にし、計測位置までセンサーを挿入。センサー挿入後
   アタッチメント封水グランドボルト(4本)をしっかり締めます。
注意事項
   ・水漏れがないことを確認しながら作業を進めてください。
   ・エイジング中は、流量計を動かしたり、振動を与えたりしないで
    ください。

既存のボール式消火栓を有効活用|65A町野口金へのワンタッチ不断水施工

広域な水道網のDX化(クラウド遠隔監視)を迅速に進めるため、ULSONAは驚くほどシンプルな設置プロセスを実現しました。
既存のΦ75ボール式消火栓(65A町野口金)に対し、センサーを上から「カチッ」と差し込むだけ。文字通り「ワンタッチ」で、現場の消火栓が最新のクラウド監視ポイントへと変貌します。特殊工具も事前の配管加工も不要なため、漏水調査や有収率管理のデジタルネットワークを圧倒的なスピードで拡張できます。

既存の口金接続部から約300mmに収まる「ULSONA流量計 口金町野タイプ」。ワンタッチ接続と省スペース設計を図解。
水道DX化・クラウド監視網の拡張を可能にする、ボール式消火栓(65A町野口金)へのULSONA流量計設置プロセス。ワンタッチで完了する施工手順。
特長・メリット詳細・仕様
1. 省スペース設計丸型(内径Φ600)角型(350×450mm)等の狭小弁筐内に収まるコンパクト設計を実現。大規模な土木工事を回避し、既存ストックを有効活用できます。
2. インフラ機能の維持既設の消火栓や空気弁の位置に設置する場合でも、専用の「機能付加短管」を併用することで機能を維持。地域の防災・安全性を損なうことなく導入可能です。
3. トータルコスト抑制補修弁機能を内蔵した「MN型」を選択することで、バルブ等の部材点数を削減。現場環境に応じたカスタマイズにより、導入コスト(CAPEX)と施工手間を最小化します。

既設インフラ機能を損なわない、柔軟な設置設計とコスト縮減策

設置スペースの制約や既設インフラとの兼ね合いなど、現場特有の課題をエンジニアリングで解決します。

狭い角型ボックス(350×450mm)内にきれいに収まったULSONA流量計と、消火栓機能を維持したまま設置された配管の断面図。省スペース性と機能維持を説明した技術資料。

ご相談・御見積依頼窓口(午前中のご依頼は当日スピード回答)

千代田工業株式会社 大阪営業所のお問い合わせ先(電話・メール)

お問い合わせについて
価格等のお問い合わせを含め、当サイト内のすべての御問合せは、上記の電話番号またはメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。
電話でのお問い合わせ: 平日 月曜AM9時~金曜17時まで
メールでのお問い合わせ: 365日いつでも受付
皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。

既設インフラを活用した「不断水工法」。断水リスクと付帯コストを最小化

インフラ管理における最大の課題である「断水調整」を不要にします。ULSONAは、供用中の水道管を止めることなく設置可能な「不断水」に対応。
また、サドル付分水栓や消火栓など、既設の3つの接続インターフェースに適合するため、バイパス管敷設や配管切断といった高額な付帯工事を削減。住民サービスを維持したまま、低コストかつ迅速な導入を実現します。

導入メリット詳細・効果
断水工事が不要「不断水」で設置可能。地域住民への断水周知ビラ配布や、濁り水等のクレーム対応業務が一切発生しません。
付帯コストの大幅削減サドル(50A)、フランジ(Φ75)、消火栓(65A) の3種の既設設備にそのまま取付可能。大規模な切断・バイパス工事費をカットします。
工期の短縮既設口を利用するため、掘削等の土木作業を最小限に抑制。現場作業員の負担軽減と、スピーディーな施工完了を実現します。
既設の分水栓や消火栓を活用し、不断水で設置可能なULSONA流量計

水道法改正に対応する合理的更新策。既設資産を流用し、更新コストを大幅圧縮

有収率向上や漏水対策に向けた継続的な流量監視が求められる中、全ての流量計を高額な取引証明用(検定品)で更新することは財政的な負担となります。
ULSONA流量計は、内部管理用(制御・監視用)として十分な精度を持ちながら、既設の信号線(DC4-20mA等)や電源設備をそのまま流用可能です。配管や電気設備の大規模な改修を伴わない「不断水・既設流用」のリプレースにより、工期短縮と予算の適正化を両立します。

項目従来工法(全交換)ULSONA(既設流用)
断水の必要性必要(バイパス管ない場合等)不要(不断水施工)
配管工事配管切断・フランジ溶接が必要不要(既設サドル等を使用)
電気工事電源盤改修が必要な場合あり不要(既設線をそのまま接続)
コスト・工期高額・長期間大幅に圧縮可能
不断水設置と既設配線の流用によるULSONA流量計の更新メリットを説明する漫画

水道事業DXの第一歩。既設インフラを活用した「即効性のあるクラウド監視」

導入の障壁ULSONAによる解決策(DX効果)
工事の規模最小限の付帯工事
既設のサドル分水栓等を利用し、大規模な配管更新を回避。
運用への影響不断水・即時運用
断水調整の手間をゼロにし、設置後すぐにデータ収集を開始。
既存資産レガシー資産の有効活用
既設の電源線や信号配線をそのまま流用し、ネットワーク環境を構築。

漏水調査の効率化やスマート水道の実現には、リアルタイムデータの取得(クラウド監視)への移行が急務です。しかし、大規模な通信網整備や配管更新は大きな障壁となります。
ULSONA流量計は、サドル付分水栓などの既設資産に「不断水」で後付け設置が可能。さらに、既設の電源・信号線を流用することで、付帯工事を最小限に抑制します。複雑な現場事情を抱える施設においても、低コストかつ迅速に高度な計測環境を構築し、現場のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を強力にサポートします。

従来の流量計更新における課題。断水による給水停止、コストと工期の増加、利用者への影響を図解。
ULSONA流量計による更新課題の解決策。サドル付分水栓などを活用した不断水作業と、継続給水による導入メリットを図解。

既設インフラを最大限に活用。合理的かつ経済的な流量監視システムの構築

水道法改正に伴う計測義務化に対し、ULSONA流量計は「計量法非承認品(挿入式)」ならではの柔軟性と経済性で応えます。
導入は、現場環境に合わせた機器選定から設置まで、わずか3ステップで完了。特に、既設のアナログ信号線(DC4-20mA等)や電源設備を改修なしで流用できる高い互換性は、更新予算を大幅に圧縮する現実的な選択肢です。信頼性の高いハードウェア構成で、持続可能なインフラ管理を支援します。

導入ステップ・要素特長・メリット(既設活用)
1. 信号出力の互換性アナログ(DC4-20mA / DC1-5V) & パルス出力
既設の計装盤やテレメータ装置の配線をそのまま流用可能。盤の改修コストを抑制します。
2. 多様な電源対応AC/DCマルチ電源(AC100V~240V / DC24V / DC100V)
常設タイプは現場の電源電圧に合わせて対応。電源がない場所向けに「専用バッテリー駆動」も選択可能です。
3. 不断水アタッチメントサドル付分水栓 / 消火栓 / 補修弁
豊富な取付金具により、断水することなく主要管路へのセンサー設置が可能です。
DX化を支援するULSONA流量計の信号・電源互換性と、不断水設置による設置完了イメージ

大手キャリア回線を活用した、高信頼性・低コストな広域監視網の構築

日本地図の上に、ソフトバンクとKDDIの電波塔アイコンが立ち並び、日本全土をカバーしているイメージ図。「工事不要」「即時つながる」というメリットを強調したインフォグラフィック。

広域なクラウド監視システムを構築する際、通信インフラの新規整備はコストと工期の大きな課題となります。
ULSONAシステムは、データ伝送に実績ある「ソフトバンク・KDDIの携帯キャリア通信網」を標準採用。独自のアンテナ設置や専用回線敷設といった土木工事が一切不要なため、導入にかかる初期費用(CAPEX)と構築期間を大幅に縮減します。
日本の広範なエリアをカバーする強靭な商用インフラを活用し、最短1分間隔の高頻度データをクラウドへダイレクト送信。途切れることのない安定した監視体制と、次世代型の漏水調査インフラを提供します。

項目特長・導入メリット
通信キャリアソフトバンク・KDDI回線を標準利用。日本全国の広範なエリアで安定した通信が可能です。
工事不要独自のアンテナ設置や専用回線の引き込み工事は不要。機器設置のみで即座に運用開始できます。
データ送信頻度最短1分間隔での高頻度送信に対応。管路の急激な変化もリアルタイムに捉えます。
広域監視能力GPS位置情報と連動し、点在する管路施設をクラウド上で一元管理。漏水調査の効率を飛躍的に高めます。

大手キャリア回線による安定通信と、実務を支える5つの管理機能

地下インフラの適正管理には、安定した通信環境と高度なデータ処理能力が不可欠です。ULSONAシステムは、実績ある携帯キャリア回線(ソフトバンク・KDDI)を標準採用し、データを確実かつ安全にクラウドへ伝送します。
一元管理されたデータは、異常を即座に検知する「リアルタイム監視」や、中長期的な傾向分析に役立つ「長期間保存」など、実務に直結する5つの主要機能により活用されます。また、日報や報告書作成を効率化する「CSV出力」を備え、インフラ維持管理業務のDX化を強力に推進します。

機能・特長仕様・導入メリット
1. 通信インフラソフトバンク・KDDI回線を利用。広域エリアで途切れない安定した通信環境を提供します。
2. リアルタイム監視現場のデータを即座に可視化。異常発生時の迅速な初動対応を可能にします。
3. 高頻度データ収集最短1分間隔での計測に対応。細かな流量変動を捉え、高解像度な状況把握を実現します。
4. データ保存・出力長期間のクラウド保存に加え、CSVファイルでのダウンロードが可能。報告書作成を効率化します。
5. GPS位置管理地図(GIS)上で正確な設置位置を表示。点在する管路施設の特定と管理を容易にします。
日本地図上のソフトバンク・KDDI通信網イメージと、クラウド管理画面(グラフ・地図・CSVアイコン)が連携しているシステム構成図。

24時間365日、場所を選ばない監視体制の構築。マルチデバイス対応による迅速な危機管理

管路の異常に対し迅速な初動対応(First Action)をとるためには、監視データへのアクセシビリティ確保が重要です。「ULSONAクラウド」はマルチデバイスに完全対応。庁舎内のパソコンはもちろん、現場に出向いている担当者のスマートフォンやタブレットからも、リアルタイムで同一の監視画面を確認できます。
これにより、「現場にいながら過去データを参照する」「アラーム受信時に外出先から即座に状況を把握する」といった機動的な運用が可能となり、特定の場所や端末に縛られない柔軟な監視体制が、業務効率の向上と確実なインフラ管理を支援します。

利用シーン・端末活用メリット・運用効果
庁舎・管理室 (PC)詳細分析・全体把握
画面で管網全体の状況を俯瞰。CSVデータをダウンロードし、詳細な傾向分析や報告書作成を行います。
現場・外出先 (スマホ/タブレット)機動的運用・初動対応
アラーム通知を受け、即座に状況を確認。現場にいながら過去データの推移を参照し、的確な判断を下せます。
情報共有 (同期)リアルタイム同期
事務所と現場で「同じ画面」を共有できるため、電話等での指示出しや状況報告がスムーズに行えます。
クラウドサーバーを中心に、PC、スマホ、タブレットが放射状に繋がり、データが同期されているネットワーク図。

確実なデータ連携を実現するシステム構成|取得から監視までのフロー

強靭なインフラ管理には、現場の計測機器から管理者の端末に至るまで、遅滞のない確実なデータ連携が求められます。本図は、ULSONAシステムの全体的な構成フローを示しています。
水源(管路)に設置された「ULSONAセンサー」が取得した高精度なデータは、まず「ULSONAクラウド」へと安全に集約・蓄積されます。その後、安定した「携帯回線」および「インターネット接続」を経由し、遠隔地にいる管理者様の「デバイス(PC、スマートフォン、タブレット)」へとリアルタイムに配信。この一貫したシステム構成により、情報伝達のタイムラグを防ぎ、迅速な初動対応を可能にします。

フロー段階役割・処理内容
1. 計測(現場)ULSONAセンサー
管路に設置されたセンサーが、流量・流速・水温等を高精度に計測します。
2. 伝送(通信)携帯キャリア回線
取得データを暗号化し、安定したキャリア網を通じてクラウドへ送信します。
3. 集約(クラウド)ULSONAクラウド
データを安全に蓄積・データベース化。異常判定や履歴管理を行います。
4. 監視(管理者)マルチデバイス
インターネット経由でPC・スマホ等に配信。リアルタイムで状況を表示します。
センサー、通信塔、クラウドアイコン、デバイスが一本の線で繋がれたテクニカルなフローチャート図。データの流れ(パイプライン)を可視化したもの。

ランニングコストゼロを実現。地域密着型の自営無線ネットワーク「LPWA」

特定の管轄エリアや施設周辺のスマート化に特化した、次世代IoT通信技術「LPWA(LoRa)」を採用しています。
最大の特徴は、携帯キャリア回線を使用しない「自営網」である点です。これにより、月額通信費を「ゼロ」に抑制し、長期的なランニングコストを大幅に削減します。
また、極めて少ない電力でのデータ送信が可能なため、外部電源の確保が難しい地下環境でも長期間の稼働を実現。見通しの良い直線距離で約10kmをカバーする広範な通信エリアを持ち、管轄地域内に効率的なローカルIoTインフラを構築します。

特長・メリット詳細・導入効果
通信コスト月額費用ゼロ(無料)
自前の基地局(ゲートウェイ)を設置するため、毎月のキャリア通信料が発生しません。
通信エリア一定距離伝送(約10km)
見通しの良い環境下で半径約10kmをカバー。広大な処理場や管轄エリアを一括管理できます。
省電力性超低消費電力
電池駆動での長期稼働が可能。電源工事が困難なマンホール内や山間部に最適です。
ネットワーク自律型(キャリアフリー)
災害時などキャリア回線が混雑・途絶した場合でも、独自の通信網を維持できます。
施設の中央に親機(ゲートウェイ)を設置し、周囲10kmにある複数のマンホール(子機)からデータが集まってくるイメージ図。「通信費0円」「半径10km」のアイコン。

通信費ゼロの自営網構築。特定小電力無線「LoRa」による効率的監視

浄水場やポンプ場周辺など、特定の管轄エリア(見通し約10km圏内)の集中監視において、最も費用対効果を発揮するのが「LoRa(ローラ)」通信規格です。
最大の特徴は、特定小電力無線帯域を利用するため無線局免許が不要であり、かつ携帯キャリア回線のような「月額通信費」が一切発生しない点です。
自前のネットワークを構築することでランニングコストを最小化しつつ、省電力設計により電源工事なしでの長期バッテリー運用が可能。限られた予算内で、最短1分間隔の高密度なデータ収集を実現する、持続可能な監視インフラを構築します。

項目特長・導入メリット
通信コスト月額費用ゼロ(無料)
自前の設備で通信するため、毎月のキャリア通信料は不要です。
免許・申請無線局免許不要
「特定小電力無線帯域」を利用するため、面倒な免許申請や資格は一切不要です。
設置・運用電源工事不要・省電力
バッテリーでの長期駆動が可能。電源確保が難しい場所でも設置できます。
データ収集高頻度(最短1分)
通信費を気にせず、詳細なデータを高頻度で収集・監視できます。
浄水場に設置した親機(ゲートウェイ)に対し、周囲数キロメートルのマンホールからデータが集まるイメージ図。「通信費0円」「免許不要」のアイコン。

インフラ未整備エリアをカバーする自営無線網。LoRa通信によるデータ収集フロー

スマートインフラの構築は、通信環境の整った都市部だけに留まりません。本図が示すように、豊かな自然環境や広大な敷地においても、LoRa無線を活用することで自立したローカルIoTネットワークを構築可能です。
末端の水源に設置された「ULSONAセンサー」から、「LoRa無線」を介して管理棟の「データ受信・監視システム」まで、商用キャリア網を介さないシームレスなデータ伝送を実現。電源や通信インフラが制約となるオフグリッド環境下での高度なDX化を推進し、日本全国あらゆる場所のインフラデータを可視化します。

用語・機能解説・メリット
LoRa (ローラ) とはLPWA (Low Power Wide Area) 技術の一つ。IoT機器向けに特化した「省電力・長距離通信」を実現する無線規格です。
システム構成センサー → LoRa無線 → 受信機
商用回線を介さず、直接データを飛ばすシンプルな構成です。
免許不要特定小電力無線帯域を利用するため、無線局の免許申請や資格は一切不要。誰でもすぐに独自のネットワークを構築できます。
導入メリットオフグリッド対応
特定地域などで、インフラに依存せず自立した監視網を作れます。
山間部の水源(センサー)から、麓の管理棟(受信機)へ向けて、LoRaの電波が山を越えて飛んでいるイメージ図。「キャリア網不要」「直接通信」の流れを示したシステム構成図。

健全な事業運営と強靭なインフラ構築へ。ULSONA導入がもたらす6つの波及効果

管路の老朽化対策と財政の健全化は、現代のインフラ管理における最重要課題です。ULSONAシステムの導入は、単なる漏水検知にとどまらず、事業運営全体に対し多角的な波及効果をもたらします。
確実な異常検知を起点として、コスト縮減や業務効率化といった経済的メリットを創出。さらに、蓄積データの利活用による予防保全への転換や、資源保全を通じたSDGsへの貢献など、次世代を見据えた持続可能な水道事業運営を強力に支援します。

効果の柱(導入メリット)具体的な成果・貢献内容
1. 早期・確実な特定微小流速検知により、潜在的な漏水を拡大前に発見。被害を最小限に抑えます。
2. 経済的メリット通信費・作業コストの削減により、管理予算を最適化。財政健全化に寄与します。
3. 維持管理の効率化遠隔一元管理で、現場巡回の負担と人的ミスを軽減。少人数での効率的な運営を実現します。
4. データ活用蓄積データに基づいた、精緻な維持管理計画(アセットマネジメント)の策定が可能になります。
5. 安心感の向上24時間監視体制による迅速対応が、地域住民への信頼性向上に繋がります。
6. 資源保全・環境貢献水資源の浪費防止を通じ、SDGs(目標6・11)達成および環境保全へ貢献します。
ULSONA流量計の漏水検知で期待される6つの効果。「漏水箇所の早期・確実な特定」「経済的メリット」「維持管理の効率化」「データ活用」「安心感の向上」「資源保全と環境貢献」の各項目を解説した図。

クラウド遠隔監視システム 機能・仕様要目

ULSONA流量計と連携し、効率的なデータ管理を実現するクラウドシステムの仕様です。携帯キャリア回線を利用するため、専用サーバーや通信工事は不要。初期投資を抑えつつ、高度な遠隔監視体制を構築できます。

クラウド遠隔監視に対応したULSONA流量計のシステム構成図。受発信器や計装盤の配置イメージ。
ULSONAクラウド遠隔監視システムの機能一覧表。監視項目(流量・水温・塩素等)、データ送信頻度(最短1分)、アラームメール、GPS機能などの仕様が記載されたスペックシート。
項目仕様・特長
通信方式携帯キャリア回線を使用。場所や配線の制約がなく、どこでも接続可能です。
データ収集周期最短1分間隔で設定可能。急激な流量変動も逃さず記録します。
監視項目瞬時流量、瞬時流速、正・負積算流量、水温
※オプション:圧力、残留塩素濃度(東亜DKK製センサー対応)
警報通知異常検知機能(アラーム)。設定値を超えた際、担当者へ即座にメールで通知します。
データ管理クラウド自動保存。期間指定による閲覧および、CSVファイルでのダウンロードが可能。
対応デバイススマートフォン、タブレット、パソコン(マルチデバイス対応)。
位置情報発信機にGPSを内蔵。地図(GIS)上で正確な設置位置を確認・管理できます。
設置推奨環境アンテナ感度表示(3段階)において、アンテナ2本以上が表示される場所を推奨。
導入・運用メリット既設配管への後付け設置が可能。夜間最小流量の監視による漏水対策に貢献します。


挿入式超音波流量計 センサー主要諸元

トランジットタイム方式を採用し、±0.5%RDの高精度計測を実現。接液部には高耐食性SUS316を使用し、過酷な環境下での長期耐久性を確保しました。水道法改正に伴う厳格な流量管理に対応する、信頼性の高いセンサー仕様です。

水没リスクのある環境でもIP68とSUS304で高精度計測(±0.5% RD)を維持するULSONA 流量計のセンサー仕様
項目仕様・内容
測定原理トランジットタイム方式(伝搬時間差測定法)
対象口径80A ~ 2000A (幅広い配管径に対応)
測定流体清水、純水、工業用水
計測範囲(流速)0 ~ ±20.000 m/sec (逆流計測対応)
流速分解能0.003 m/sec
測定精度±0.5% RD (流速0.5m/sec以上において)
主要材質オールステンレス製
・接液部:SUS316
・その他:SUS304
防水性能IP68 (完全防水)
温度計測機能水温計測機能内蔵(精度 ±1℃)
設置方法Φ50サドル付分水栓、フランジ(Φ75, Φ100)、口金65A(町野式・消火栓等)
挿入ロッド長300mm ~ 4000mm の範囲で指定可能
ケーブル専用ケーブル 10m(標準) 付属・防水コネクタ仕様
動作温度範囲0 ~ 55℃
重量約 10kg (ロッド長により変動)
オプション空気弁(Φ25 ~ Φ75)

挿入式超音波流量計 ULSONA LT 主要諸元

費用対効果と耐久性を追求した「LT」モデル。トランジットタイム方式による確実な計測精度(±0.8%RD)と、IP68の完全防水性能を両立しました。中口径(80A~350A)の配管網における面的な監視体制構築に最適な仕様です。

水没リスクのある環境でもIP68とSUS304で高精度計測(±0.5% RD)を維持するULSONA LTのセンサー仕様
項目仕様・内容
測定原理トランジットタイム方式(伝搬時間差測定法)
対象口径80A ~ 350A (中口径配管に特化)
測定流体清水、純水、工業用水
計測範囲(流速)0.003 ~ ±20.000 m/sec (微少流量から計測可能)
測定精度±0.8% RD (読み値に対して)
主要材質オールステンレス製
・筐体および主要部:SUS304
防水性能IP68 (完全防水)
温度計測機能水温計測機能内蔵(精度 ±1℃)
設置方法Φ50サドル付分水栓、フランジ(Φ75, Φ100)、口金65A(町野式・消火栓等)
挿入ロッド長300mm ~ 4000mm の範囲で指定可能
ケーブル専用ケーブル 10m(標準) 付属・防水コネクタ仕様
動作温度範囲0 ~ 55℃
重量約 10kg (ロッド長により変動)
オプション空気弁(Φ25 ~ Φ75)
不断水で設置可能な挿入式超音波流量計ULSONAのクラウド接続可能なイメージPR画像です。

「最適」な水管理を、ULSONAクラウドで実現。低コスト・多項目一元管理システム

専用線や光ケーブル敷設などの高額なインフラ投資は不要です。ULSONAクラウド流量計は、安価な携帯電話回線(LTE-M)を活用し、既存設備への後付け設置のみで高度な遠隔監視体制を構築します。
流量・流速に加え、水温・水圧・残留塩素濃度などの多項目をリアルタイムで同時計測。24時間365日、パソコンやスマートフォンから現場の状況を即座に把握し、異常検知時の迅速な初動対応を可能にします。ライフサイクルコストの低減と、スマートウォーターグリッドの最適化に貢献する次世代の水管理プラットフォームです。

ULSONA流量計とクラウドシステムが携帯回線で繋がり、PCやスマホで一元管理される全体構成図。「低コスト導入」「他項目同時計測」などのメリットと共に、オフィスや現場で活用するスタッフの姿を描いたシステム概要ビジュアル。
機能項目仕様・特長
マルチデバイス対応スマートフォン、タブレット、パソコンなど、ブラウザ搭載の汎用デバイスで閲覧可能。
広域通信(携帯回線 KDDI ソフトバンク)LTE-Mの携帯キャリア回線を使用。Wi-Fi環境がない場所でも安定して繋がります。
リアルタイム監視収集した流量・水圧データを、デバイス画面上で遅延なく確認できます。
データ履歴・検索クラウドへの自動保存に加え、コントローラ内蔵のmicroSDカードにも常時バックアップを行う「ダブル保存体制」を採用。万が一の通信障害時でも計測データの欠損(ロスト)を確実に防ぎ、カレンダー指定による過去データの呼び出しやトレンド分析の信頼性を担保します。
CSVダウンロード収集データを汎用的な「CSV形式」で出力。日報作成や詳細解析に活用できます。
GPS位置情報GPSモジュールを標準搭載。地図上で正確な設置位置(緯度経度)を特定・管理できます。

多機能・高信頼性を実現する、ULSONAクラウドシステムの主要諸元

現場のニーズに応える多彩な計測機能と、安定した運用を支える通信・電源オプションを完備しています。

不断水で設置可能な挿入式超音波流量計ULSONA-DT遠隔監視システムの紹介画像の裏面です。
流量、流速、正積算流量、負積算流量、水温を遠隔監視でIoT。
リアルタイムにパソコン、スマ—トフォン、タブレットなどからいつでも、どこでも遠隔監視可能が可能です。
PDFカタログ

既設流量計の更新課題を解決。バイパス操作不要の「不断水・増設工法」

長期供用された短管型電磁流量計の更新には、大きなリスクが伴います。「バイパス管がないため断水ができない」、あるいは「バイパス弁が老朽化しており、操作すると赤水(錆)が発生する」といったケースです。
ULSONA-DTは、既設流量計を撤去せず、近傍の配管に「サドル付分水栓(7.5K対応)」を用いて不断水で新たに設置する工法を提案します。これにより、既設バルブの操作による濁水発生リスクを完全に回避。
また、既設の「空気弁」や「消火栓」を補修弁に置き換えて設置する方法にも対応しており、現場状況に応じた柔軟な更新が可能です。さらにオプションのクラウドシステムを導入することで、流量に加え「管内圧力」の監視も実現します。

更新時の課題ULSONAによる解決策
バイパス管がない「不断水設置」
断水することなく、サドル分水栓や補修弁を用いて設置可能です。
赤水リスク(老朽弁)「既設放置・新設」
古いバルブを操作せず、新しい位置にセンサーを設置するため、錆や濁水の流出を防ぎます。
設置規格・制約「管径Φ75~Φ2000まで対応」
Φ50サドル付分水栓、フランジ(Φ75, Φ100)、口金65A(町野式・消火栓等)
遠隔監視機能「流量 + 水圧監視+残留塩素濃度」
クラウド連携により、瞬時・積算流量、流速、水温に加え、管内圧力残塩もリアルタイムで監視可能です。

水道DXを加速させるマルチセンシング・ソリューションです。
残留塩素・水圧・流量の同時監視「ULSONA-DT UTY」

従来の流量計測に加え、安全な水の供給に不可欠な「残留塩素濃度」の計測機能を搭載した新モデル「ULSONA-DT UTY」をラインナップに加えました。
本モデルにオプションの「クラウド遠隔監視システム」を導入することで、残留塩素濃度、管内圧力、水温、そして瞬時・積算流量といった重要パラメーターをリアルタイムに一元管理可能。
パソコンやスマートフォンから、管末の塩素濃度低下や水圧変動を即座に把握できるため、水質事故の未然防止と、より高度な維持管理体制の構築を実現します。

ULSONA本体に、新たな残留塩素センサーが接続されている製品図。タブレット画面には「流量」「水圧」「残留塩素」の3つのグラフが並んで表示されている。
監視項目管理上のメリット
1. 残留塩素濃度【水質管理】
管末等の塩素濃度を常時監視し、安全な水質基準を維持します。
2. 管内圧力【安定供給】
水圧低下や異常昇圧を検知し、給水不良や漏水事故を防ぎます。
3. 流量・流速【水量管理】
瞬時・積算流量の計測により、配水コントロールや漏水分析を行います。
4. 水温【環境把握】
水温変化による塩素濃度の減少傾向などを分析可能です。

ULSONA流量計 既設電磁流量計のスマート更新

バイパス管がある場合の一般的な流量計のメンテナンス時をイメージした画像です。

既設インフラの機能を維持したまま、流量・水質監視を導入。「MN弁」のご提案

  • 既設の空気弁や消火栓の位置に流量計を設置する場合、従来はそれらの機能を撤去・停止する必要がありました。 弊社開発の**「MN弁」は、この課題を解決します。既設の「空気弁」や「消火栓」の機能を維持した状態で、挿入式超音波流量計ULSONAの設置が可能。地域の防災・排気機能を損なうことなく、監視地点を増設できます。 さらに、新ラインナップの「ULSONA UTY(残塩計付)」**を組み合わせることで、流量・水圧に加え「残留塩素濃度」の同時計測を実現。インフラの多機能化と管理の効率化を両立します。
MN弁を中心としたシステム構成図。上部に空気弁、側部にULSONA UTYが接続され、クラウドへ5つのデータ(流量、塩素等)が送信されているテクニカルイラスト。
製品・技術特長・導入メリット
MN弁(機能維持バルブ)空気弁・消火栓機能の維持
既設設備を撤去することなく、ULSONAセンサーを「共存」させる特殊バルブです。
ULSONA UTY(残塩計付)5項目同時計測
1.流量 2.流速 3.水温 4.管内圧力 5.残留塩素濃度
これらを1台で計測可能です。
お問い合わせ「ULSONA DT、UTY」窓口
TEL: 06-6358-3541
※ULSONA UTYは2023年4月以降の出荷となります。詳細はお問い合わせください。
困った顔で空気弁を見ている作業員が、MN弁を取り付けて「どっちも使える!」と喜んでいるイラスト。スマホ画面には「流量OK」「塩素OK」の表示。

管網の安定稼働と計測精度の確保。ガイドラインに基づく「空気弁設置推奨箇所」

管内におけるエアー(気泡)の滞留は、通水能力の低下やウォーターハンマー現象を招くだけでなく、超音波流量計の計測エラー(ノイズ)を引き起こす最大の要因です。
そのため、配管構造上、空気が自然に滞留しやすい箇所への空気弁設置は、施設の長寿命化と正確な流量監視の両面において極めて重要です。
各自治体や協会のガイドラインに基づき、以下の主要な5つのポイントへの設置を推奨します。これらの箇所に「空気弁付ULSONA流量計(MN弁併用)」を配置することで、効率的な排気と安定した計測を1つのアクセスポイントで同時に実現し、合理的なインフラ構築が可能となります。

設置推奨箇所選定理由・ガイドライン参照
1. 水管橋の最高点構造上、最も空気が滞留しやすい箇所です。長野県ガイドライン等でも設置が指定されています。
2. 河川横断部(伏越し)逆サイフォン構造となる横断部の下流側など、空気が蓄積しやすいため排気が必要です。
3. 配管の末端閉塞された末端部(管末)は空気が逃げ場を失うため、神奈川県等では排水口付き空気弁の検討が推奨されています。
4. 長距離配管顕著な高低差がない場合でも、500〜1000m間隔(日本ダクタイル鉄管協会等)での設置が推奨されます。
※国交省資料では1〜3km間隔の仕切弁間への設置に言及。
5. 局所的な高所縦断図上の凸部(高点)や起伏の頂点など、エアーポケットが形成されやすい箇所です。
水道管の縦断図(断面図)イラスト。山なりの頂点(水管橋)や、谷底から上がった場所(伏越し)、配管の最後(管末)に「空気弁推奨マーク」がついている図。

コンパクト残塩計とクラウド連携による、リアルタイム水質監視システム

ULSONAクラウドの3つの強み(通信コスト削減、安全・信頼性、多項目監視)とULSONA UTYの基本スペックを解説した図解。

ULSONA UTY 残塩計付流量計

現場作業員がタブレットを見ながら「塩素もOK!」と指差し確認しているイラスト。画面からは4つの吹き出し(流量、水圧、水温、塩素)が出ている。

既存管網で水道DXを実現。オールインワン監視システム「ULSONA UTY」

ULSONA UTYのシステム構成図。配水管に設置した機器で残留塩素、流量など5項目を同時計測し、LTE-M回線でクラウド一元管理する仕組み。
構成ユニット維持管理における役割
1.コンパクト残塩計省スペースで設置でき、精度の高い残留塩素計測を連続して行います。
2.コントローラ現場でのリアルタイムな数値確認と、過去のデータ推移の把握を可能にします。
3.クラウド発信器安全な通信網を用いてデータを送信し、遠隔地からの常時監視を実現します。

コンパクト残塩計とクラウド連携による、リアルタイム水質監視システム

水道施設の維持管理において、水質の安全性確保と管理コストの削減は重要な課題です。

本システムは、省スペースな「コンパクト残塩計」を用いて、管路からの取水から排水までの水質を正確に連続計測します。取得したデータはコントローラで処理され、専用の発信器を通じてクラウドへリアルタイムに送信されます。遠隔地からでも24時間体制で水質変動を監視できるため、現場巡回の負担を大幅に軽減し、安定した法定基準の遵守を強力にサポートします。

コンパクト残塩計とクラウド連携によるリアルタイム遠隔監視システムの構成図。取水・排水、計測、データ送信の流れを図解。

水道施設の維持管理において、水質の安全性確保と管理コストの削減は重要な課題です。

本システムは、省スペースな「コンパクト残塩計」を用いて、管路からの取水から排水までの水質を正確に連続計測します。取得したデータはコントローラで処理され、専用の発信器を通じてクラウドへリアルタイムに送信されます。遠隔地からでも24時間体制で水質変動を監視できるため、現場巡回の負担を大幅に軽減し、安定した法定基準の遵守を強力にサポートします。

安全と効率を両立する水質・水量統合監視|残留塩素濃度計付モデル

適切なインフラ管理において、管路網の保全(水量・水圧)と並び、安全な給水を担保する水質管理(残留塩素・水温)は不可欠な業務です。本製品は、これら4項目のリアルタイム統合監視を実現する「残留塩素濃度計付 ULSONA流量計」です。
H400×W200×D162というコンパクトな筐体でありながら、実績と信頼性の高い「ポーラログラフ法」を採用し、現場環境を選ばず安定した高精度測定を可能にします。取得したデータはGPS位置情報とともにクラウドへ自動送信されるため、定期的な現場巡回・採水業務の省力化と、包括的な維持管理コストの削減に大きく貢献します。

ポーラログラフ法×クラウド連携。エッジセンシングを極めたコンパクトモデル

スマートウォーターグリッドのエッジノードとして、H400×W200×D162の極小筐体に高度なセンシング技術を凝縮しました。測定方式には、ノイズに強く安定したデータ取得が可能な「ポーラログラフ法」を採用し、フィールド環境下でもラボクラスの高精度測定を実現します。
測定データはGPSロケーション情報とともにクラウドへダイレクトに自動送信。完全な遠隔監視プラットフォームを構築することで、管網全体の水質データをリアルタイムに可視化し、データドリブンな効率的運用を可能にします。

クラウド遠隔監視とGPS連携に対応したULSONA UTY残留塩素濃度計。ポーラログラフ法による高精度なエッジセンシング。

水道インフラの維持管理において、管路の保全(流量・水圧)と並び、安全な水を供給するための水質管理(水温・残留塩素濃度)は最重要課題です。
ULSONAクラウドシステムは、専用の拡張ユーティリティー「ULSONA UTY」を接続することで、基本となる「流量・水圧」に加え、「水温・残留塩素濃度」を含めた4項目のリアルタイム統合監視を実現します。
特筆すべきは、既設の消火栓などを活用して設置できるため、大規模な工事が不要である点です。導入コストを抑えつつ、クラウド上で全項目を遠隔監視することで、毎日の巡回検査を省力化し、より高度で安全な水管理体制を構築します。

特長・機能仕様・詳細導入メリット(現場での課題解決)
コンパクト&高精度測定本体サイズ:H400×W200×D162設置場所の制約を受けにくく、限られたスペースの現場でも正確な計測・導入が可能。
信頼性の高い測定方式ポーラログラフ法を採用浄水場等で実績のある安定した方式により、過酷な環境下でも長期間にわたり高精度な測定を実現。
クラウド遠隔監視&効率運用自動データ送信GPS連携現場への巡回業務(タイパ)を劇的に削減。位置情報を含めた一元管理で維持管理コストの最適化に貢献。

水源から管末まで|管路ネットワークの統合監視システム

水道事業における有収率の劇的な向上と安全な給水体制の維持には、「点」ではなく「面」での管路監視が求められます。本図は、ULSONAシステムによる広域監視ネットワークの構築イメージです。
上流の主要送水管における大口径計測から、中流域の配水拠点、さらには市街地のビルや住宅街へ至る複雑な管末ネットワークまで、あらゆるポイントにULSONAのセンシング・ノードを配置可能です。地下のサドル付分水栓等から地上の制御盤(クラウド発信器・残留塩素計)へとデータを連携させ、街全体の水量・水圧・水質を単一のクラウドシステムで一元管理。持続可能で強靭な水道インフラの運用を強力にサポートします。

水道インフラ全体をカバーするULSONAシステムの配置イメージ図。水源や配水池から市街地の管末に至るまで、多様な環境に流量計や残留塩素計を設置し、広域監視ネットワークを構築する様子。

【仕様・寸法】据え置き型と同等精度を極小筐体に凝縮

既存インフラへの計器の追加設置において、スペースの確保は常に大きな課題となります。「ULSONAクラウド残塩計」は、高さ400mm・横200mm・奥行162mmという極めてコンパクトな筐体サイズを実現しました。
この省スペース設計でありながら、浄水場等の主要施設で採用されている据え置き型測定器と同等の高精度な水質測定技術を内部に凝縮しています。設置場所の物理的な制約を大幅に緩和し、管網内のあらゆる重要拠点において、信頼性の高いリアルタイム水質監視網の構築を可能にします。

ULSONAクラウド残塩計の製品写真。H400×W200×D162mmの寸法線が入り、コンパクトながら浄水場と同等の高精度測定が可能なことを示す図解

経年管における塩素消費特性と、多項目測定による劣化診断への活用

「ULSONA UTY」等を用いて残留塩素濃度を測定する際、設置環境の管種・管齢が測定値に物理的な影響を与える場合があります。
特に、布設から40年以上経過した「経年鋳鉄管」においては、管内に発生した錆(サビこぶ)との酸化還元反応により、水中の残留塩素が多量に消費される現象が発生します。そのため、浄水場からの送水濃度が適正であっても、現場計測値が低く検出される傾向にあります。
しかし、「ULSONA」はこの現象を逆手に取ります。残留塩素濃度の低下に加え、流量・水圧・水温を同時に監視することで、「塩素消費が激しい=管内劣化が進行している」区画を特定。漏水リスクの高いエリアを効果的に絞り込み、効率的な管路更新や漏水対策に貢献します。

管の状態・種類残留塩素への影響対策・活用法
新しい鋳鉄管変化小(緩やか)
内面が健全なため、反応による塩素消費は少なく、予測通りの濃度で推移します。
【通常監視】
設定通りの閾値で、給水栓水の安全性を監視します。
経年管(40年以上)変化大(著しい低下)
錆こぶや剥離箇所での酸化反応により、塩素が急激に消費されます。
【劣化診断・漏水対策】
濃度低下エリアを「劣化進行箇所」として特定。水圧・流量データと合わせ、漏水調査の優先順位付けに活用します。
新品のきれいな配管断面と、内部に錆こぶ(tubercles)がびっしり付着した40年経過後の配管断面の比較図。古い配管では塩素(Cl)が錆に吸収されて消えていく化学反応のイラスト。

水質管理の自動化を実現。残留塩素濃度連動型・自動排水システム

管末制御とクラウド連携で残留塩素を自動最適化するULSONA UTYのシステム構成図。

管末などの滞留しやすい箇所において、安全な残留塩素濃度を維持することは維持管理上の大きな課題です。
本システムは、「残留塩素濃度計付ULSONA流量計」に「連動型自動排水電磁弁」を組み合わせた統合ソリューションです。
常時監視により残留塩素濃度が設定値を下回った場合、電磁弁を自動開放して滞留水を排出(捨て水)し、新鮮な水を導入することで水質を回復させます。
従来、人手による定期的な排水作業や緊急対応に依存していた業務を自動化し、確実な水質維持と維持管理コストの大幅な削減を同時に実現します。

導入メリット解決できる現場の課題・ソリューション内容
【完全自動】現場巡回の劇的改善手動での管末排水作業や日々の塩素確認が不要になり、人手不足を解消
【法令順守】安全な水質の担保リアルタイム監視と自動排水の連動により、残留塩素の基準値逸脱を確実に防ぐ
【コスト削減】薬剤使用量の最適化管末での確実な水質維持により、浄水場などでの過剰な塩素剤投入コストを削減
システム構成・設置の容易さサドル付分水栓と排水ユニット(電磁弁Φ20~)を用い、側溝等へ安全に排水

ULSONA UTY残留塩素濃度計連動型
自動排水装置

千代田工業の残留塩素濃度計連動型自動排水装置「ULSONA」。配水管末端の自動排水による水道DXとコスト削減を図解。

全国の水道事業体が直面している維持管理の問題

【課題】管末の「滞留水」による維持管理の負担。人手不足の水道事業が抱える現状

過疎化が進む地域の配水管網において、管末(配水管の末端)における水質維持は極めて深刻な課題となっています。水の流れが長期間滞ることで、遊離残留塩素濃度が基準である0.1mg/Lを下回る「滞留水」が発生するリスクが高まるためです。
現状では、安全な水質を保つために水道職員の皆様が定期的に現地へ赴き、手作業でドレン弁を開閉して水を抜くという、多大な労力を要する維持管理が行われています。わたしたちは、この属人的で負担の大きい現場の課題に直面し、持続可能なインフラ管理を実現するための根本的な解決策の必要性を強く認識しました。

過疎化地域の配水管網における管末の滞留水問題。残留塩素低下を防ぐ職員の手作業による多大な維持管理の負担を図解。
現状の課題現場で起きている具体的な問題・リスク
管末の滞留水・水質低下リスク水の流れが滞ることで、遊離残留塩素が0.1mg/Lを下回る恐れがある
維持管理の負担・人手不足職員が定期的に現場へ赴き、手作業でドレン弁を開閉する多大な労力を要する環境
過疎化地域の配水管網人口減少に伴い水の利用が減り、さらに水が滞留しやすい状況が加速している

【解決】ULSONAによる「自動監視×自動排水」。無駄なロス水を抑え、確実な水質管理を実現

残留塩素・水温・水圧を自動監視し、異常低下時のみ自動排水を実行して無駄なロス水を防ぐULSONA UTY。

管末の滞留水問題による過酷な維持管理に対し、「ULSONA UTY残留塩素濃度計」による根本的な解決策をご提案します。
本機は「残留塩素・水温・水圧」の3項目を24時間体制で同時計測。水質の異常低下を検知した際にのみ電磁弁を連動させ、必要最小限の自動排水を実行します。これにより、職員の皆様が手作業で行っていたドレン弁開閉業務を大幅に削減。同時に、排水のしすぎによる「無駄なロス水」を最小限に抑止します。現場の負担軽減と水道事業の有収率向上を同時に達成する、実用性の高い水道DXソリューションです。

管末制御とクラウド連携で水道DXを実現するULSONA UTYの構成図。残留塩素の自動排水とデータ一元管理を図解。
搭載機能・アプローチ内容(センシング・制御)現場にもたらすメリット(課題解決)
自動監視(3項目同時計測)残留塩素・水温・水圧の3パラメータを24時間連続で高精度に計測します。職員による現場での定期的な水質確認・巡回業務を削減します。
自動排水(電磁弁連動)計測値の異常低下を検知した時のみ、連動する電磁弁を開き排水を実行します。手作業でのドレン弁開閉の負担をゼロにし、業務効率を改善します。
必要最小限の排水制御基準値まで回復した時点で排水を自動停止するループ制御です。無駄なロス水を最小限に抑え、水道事業の有収率向上に寄与します。

管末の水質を自動最適化。水道DXを推進する「残留塩素濃度計連動型自動排水装置」

老朽管の水質リスクを解決するULSONA UTY自動排水装置。クラウド監視や導入実績を図解。

配水池から遠く離れた管網末端(エッジ)における水質維持は、水道事業の維持管理コストを圧迫する大きな課題です。千代田工業の「ULSONA UTY」は、この課題を水道DXによって根本から解決する次世代型スマートデバイスです。
既存配管を活かせる「不断水設置」でスムーズに導入でき、エッジ側で残留塩素を高精度に測定。設定値に基づく自律的な自動排水(電磁弁制御)により、管末の水質を動的に最適化します。さらに取得したデータはLTE-M回線でクラウドへ同期され、リアルタイムな遠隔監視や異常時のアラート通知を実現。限られた予算と人員で、確実な水質担保と次世代の管網運用を低コストでサポートします。

システムのコア機能詳細・実現する水道DXソリューション
管末エッジ制御(自動排水)設定閾値(例: 0.20mg/L以下)で電磁弁が自律稼働し、水質を自動最適化
【クラウド連携】遠隔監視LTE-M回線を活用し、PC・スマホから24時間リアルタイムで状況把握
【クラウド連携】データ分析蓄積されたデータを活用したトレンド分析により、水質異常や漏水の予兆検知を支援
【クラウド連携】アラート通知基準値逸脱などの異常検知時に、担当者へ即時通知し迅速な初動対応をサポート
不断水設置による低コスト化既存インフラの稼働を止めず、大がかりな配線工事不要でスムーズに導入可能

管末の水質低下を自動検知・最適化。水道DXを推進する次世代型スマートウォーターグリッド

千代田工業の残留塩素濃度計連動型自動排水装置ULSONA UTYの仕組み。管末の自動排水とクラウド監視を図解。

配水管網における管末の残留塩素維持は、水道事業の安全性とコストを左右する重要課題です。千代田工業が提供する「ULSONA UTY」は、管末制御とクラウド連携を融合させた次世代型スマートウォーターグリッドを構築し、この課題を根本から解決します。
0〜2.0mg/Lの広範囲を高精度に計測し、危険値(例:0.19mg/L以下)を検知すると自律的な電磁弁制御で自動排水を実行。水質を動的に最適化することで、現場巡回のコストを劇的に削減します。取得したデータはLTE-M回線でクラウドへリアルタイム同期されるとともに、本体SDカードへも二重保全。大がかりな配線工事不要で設置でき、水質異常や漏水の予兆検知といったデータドリブンな管網運用を低コストで実現します。

ULSONA UTYの自動排水フロー図。残留塩素濃度をリアルタイム監視し、0.2ppm以下で自動排水を開始、0.5ppm以上で停止後、再び監視に戻る一連の自律制御プロセス。

水質管理業務における最大の課題である「現場への駆けつけ」と「手動での排水作業」を、ULSONA UTYが完全に自動化します。
本システムは、配水管内の残留塩素濃度を24時間体制でリアルタイム監視します。濃度が任意の設定値(例:0.2mg/L)以下に低下したことを検知すると、即座に電磁弁を開放して自動排水を開始します。その後、水質が安全な基準値(例:0.5mg/L)まで回復したことを確認した上で自動的に排水を停止し、速やかに通常のリアルタイム監視状態へと復帰します。
この一連の自律的な制御ループにより、設定値に達するまで「回復待ち」を維持するため確実な水質改善が行える一方、基準値到達後は即座に止水するため無駄な排水を最小限に抑えます。限られた人員での持続可能な水道管網管理を強力にサポートする、極めて実用性の高いシステムです。

制御ステップ動作条件・閾値(※任意設定可能)システムの動作・効果
監視状態常時(24時間365日)高精度センサーによる残留塩素濃度のリアルタイム監視とクラウド同期
自動排水開始残留塩素濃度 ≦ 0.2mg/L(例)電磁弁を「開」にし、排水を開始。水質低下を自動で検知して即座に対応
回復待ち0.2mg/L ~ 0.49mg/L の間排水状態を維持したまま監視を継続。中途半端な状態での止水を防止
自動排水停止残留塩素濃度 ≧ 0.5mg/L(例)電磁弁を「閉」にし、排水を停止。無駄な排水(ロス水)を最小限に抑制
監視復帰排水停止後直ちにリアルタイム監視状態へ戻る。継続的かつクローズドな自動制御を実現

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